就職、転職にて目に留まりやすい簡単な自己PRの書き方

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#2600 2024/06/22UP
就職、転職にて目に留まりやすい簡単な自己PRの書き方
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これから看護師として就職する方、はたまた転職する方、様々な状況の方がいらっしゃるかと思います。
そこで必要となってくるのが履歴書。経歴を書くまでは問題ありませんが、自己prで頭を悩ます方が少なくありません。意外と採用担当者は自己prを重視していますし、書き方次第では相手の目を止めて、自身の転職活動を有利に持っていくこともできます。
今回は目に留まりやすい、簡単な自己PRの書き方についてお伝えしますね。

さて、ここでまず自己PRと志望動機の違いについておさらいしようと思います。
書いているうちに「あれ?どちらも同じ内容になってしまった」と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

まず志望動機とは、その病院に勤めることで将来どんな事がしたいのか、どんな姿になりたいのかを中心に書くものです。一方自己prは、自身を採用する上で病院が得られるメリットを説明するために、自分の長所や過去の経歴を書く欄になります。
自己prとは、言い換えれば「自分はこう言う人です、こういった事が得意です」と説明する場なので、人それぞれ異なります。つまり、この欄の書き方次第で相手の興味をグッと惹きつける事ができるわけです。自己prを書く上で抑えて欲しいポイントはたったの3つ。早速確認してみましょう。

【自己PRポイント3つ】

1、自分の長所

短所はたくさん浮かぶのに長所は全然思いつかない...と、自身の長所を把握している人は少ないかもしれません。一人で整理するのが難しければ、家族や友人に確認してみるのもいいですね。また、今はネットで検索すれば短所から長所への言い換えもたくさん出てきます。案外自分では短所と感じていたものが、見方によっては長所になり得るものです。
例)短所→長所
・優柔不断→思慮深い
・心配性→慎重
・神経質→几帳面

2、これまで頑張った経験(実績があればなお良し)

学生時代、以前の勤め先での経験、またはプライベートでの経験や実績があれば、それもアピールになります。もちろん、賞を受賞したなど大きな経歴でなくても大丈夫です。こんな事でいいのかな?と疑問に思うかもしれませんが、箇条書きでいいので自身の経験を整理してみるといいですね。それらの経験から就職先で活かせそうなものをピックアップして、この経験から自分が得たものは何か、この病院で活かせるものは何かを合わせて書きましょう。違う業種からの転職の場合も、前職での経験をこちらでアピールすると興味ひきやすくなります。
例)・学生時代サークルのリーダーをしていた
・プリセプターとして後輩に指導した
・趣味で週に1回ボランティア活動をしている
・前職は美容師で7年勤めたが子供の入院を機に転職を希望した

3、以上をふまえたまとめ

1、2を踏まえて、今回の就職先で自分がどのように働いていくかを書いて締めます。まとめは若干志望動機と被るかもしれませんが、長所や経験を踏まえてより詳しく自己アピールをした上でのまとめなので、より強く「ここに就職したい!」と言う意思を伝える事ができます。基本的に「?の経験を活かしながら、○○していきたいです」と言うふうにまとめると簡単です。
例)・1の経験を活かしながら更なる看護知識、技術の習得に励みたいです。
・2の経験を活かしながら貴院で新しい知識、見解を得て、看護師としてさらに成熟した人間を目指したいです。
・2の経験を活かしながら患者様個人に寄り添った看護を展開していきたいです。

!point
:就職先、転職先にホームページがあれば確認しておきましょう。理事長の紹介や病院の理念などが書いてあるはずですから、それに触れてPRするのも好感触です。またホームページ、求人票などにラダー制度や教育体制に触れる記載があれば、そこに触れてみるのも良いですね。
例)・ホームページにあった貴院の理念に大変共感し、ぜひここで経験を積みたいと感じました。
・ホームページを拝見したところ十分な教育体制が整っていると感じ、未経験の自分でも安心して業務に従事できそうだと感じました。

【以下参考例】

・看護師経験なしからの就職の場合

私の長所はコミュニケーション力です。前職は美容師をしており、お客様のお悩みや相談に乗ることが多くありました。お客様のお話を伺う中で、本当はこう考えているんじゃないかな?こう悩んでいるんじゃないかな?と感じる事が多く、それがお客様の本心を知る、と言う事でした。お客様に寄り添いお話を聞く、そして最後は前向きに笑顔になってもらえる提案をする。これらを意識してコミュニケーションをとっていると、自分を指名して来店してくださる方が増えていきました。「あなたに話してよかった」「心が楽になった」と言ってもらえる時はすごく嬉しかったです。
そんな中で看護の道に進みたいと思ったのは、プライベートで子供が入院し、近くで看護師さんたちに触れる機会があったことがきっかけでした。これまでほぼ関わりのない業界でしたが、泣くことしかできない子供達に寄り添い、細やかな観察をしてケアする姿はコミュニケーションのプロだと本当に胸を打たれるものがありました。私もこの業界で学びたい、看護のプロとして活躍していきたいと言う思いが強くなり、看護の道に舵を切った次第です。
貴院では教育体制も整っており、未経験の自分でも安心して業務に取り組めるのではないかと感じ、ここで看護師としての1歩を踏み出したいと思いました。これまでの経験を活かしながら、社会人として更なる成長に励みたいです。

・未経験科への転職の場合

私の長所は計画性です。以前は急性期病棟で勤務しており、限られた時間の中で優先順位を立てて看護を展開し、評価してまいりましたので、スピードと正確性には自信があります。
プリセプター業務も経験させていただき、後輩を指導する難しさと、成長していくことへの喜びを感じる事ができました。自分の知識が不明確なままでは十分な指導ができないため、さらに知識の習得や技術の見直しに励む事ができ、自身の成長に繋がった貴重な経験であったと感じます。
急性期病棟で働くことにはやりがいを感じていましたが、どうしても患者様と深く関わる時間を持つことが難しく、同時にもどかしさも感じていました。もっと患者様に寄り添った看護を展開してみたいと思うようになり、貴院のホームページを拝見させていただいたところ、病院の理念に大変共感致しました。
貴院は慢性期の患者様が多くいらっしゃるとのことで、これらの経験を活かしながら、患者様個々に寄り添った看護を提供したいと思います。
貴院で新しい知識見解を得て、看護師としてさらに成熟した人間を目指したいです。

・育休後の転職の場合

私の長所は観察力、アセスメント力です。以前は慢性期の病棟に勤めており、高齢の患者様、寝たきりの患者様が多く、ご自身の状況や感情を説明する事が難しい状況の方と多く接してまいりました。日々のバイタルサインの観察はもちろんですが、細かな表情の変化や仕草、発言、皮膚の状態から排泄状況など全身を細かく観察し、改善に向けて問題点を探し看護計画を立案してまいりました。「なぜ今このような状態なのだろう?」「改善するために1番取り組みやすいことはなんだろう?」と常に疑問を持って患者様と接することで、細やかな観察眼とアセスメント力がついたのだと感じています。日頃からこれらを意識して看護計画を改善し、在宅復帰は難しいと言われていた患者様を、自宅退院までサポートできたとても嬉しい経験がありました。
また、幼い子供を育てていると言うこともあり、言葉を話せない幼児と接することは常に意識して観察、アセスメントを行うということだなと感じています。
これまでの経験を活かしながら、貴院でも患者様に寄り添った看護を展開し、患者様から安心、信頼していただける看護師を目指していきたいです。

まとめ

いかがでしたか?自己PRは自分の魅力を最大限に伝えることのできる場です。
短所は長所と言うように、どんなことでも長所になり得ますし、ご自身の経験は他とは被らない何よりの財産なので、しっかりアピールしていきましょう。
ぜひ3つの項目を確認しながら、ご自身の言葉で自己PRを書いてみてくださいね。

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