看護師は価値観を大切にして就職しよう!バリュープライオリティ分析を紹介!

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#2586 2024/06/08UP
看護師は価値観を大切にして就職しよう!バリュープライオリティ分析を紹介!
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就職する上では価値観を大切にしたいと思っていませんか。看護師にとって価値観の意識を持つことはモチベーションにつながるので重要です。この記事では価値観を大切にして自己分析をする方法として汎用性が高いバリュープライオリティ分析を紹介します。

#バリュープライオリティ分析とは

バリュープライオリティ分析とは価値観を自己分析するときに広く使われている手法です。就職活動で自分の持っている価値観を具体的に認識して、価値観が合う就職先を探し出すのに役に立ちます。バリュープライオリティ分析の特徴は以下の通りです。

・価値観の優先順位を付ける分析フレームワーク

バリュープライオリティ分析は自分にとって何に価値があるのかをはっきりさせるのに有効な自己分析フレームワークです。やり方は後述しますが、シンプルで誰にでもできます。自分にとって価値があるものは何なのかを具体的に考え、優先順位を付けるというのがバリュープライオリティ分析の基本です。何を大切にして生きていきたいのかを明確にできるので、就職する前に一度はバリュープライオリティ分析をやってみた方が良いでしょう。

・就職では仕事や職場の選び方につながる自己分析

バリュープライオリティ分析をすると看護師の就職では仕事や職場の選び方を考えやすくなります。自己分析を通して、仕事で何を実現していくと嬉しいか、プライベートとのバランスがどうなっていたら生きがいがあるかということが明確になるからです。看護師は仕事や職場の選び方によって働き方に大きな違いが生まれます。どんな働き方が自分の価値観を最大化できるかを見出せる基礎になるのがバリュープライオリティ分析による自己分析です。

・自分自身を見つめ直す方法としても有効

自分は何をしていたら幸せなのかがわからない人もいるでしょう。バリュープライオリティ分析は価値観を明確にして、自分自身を見つめ直すのにも有効な方法です。看護師が就職するときに職場選びで悩んでしまうのは、自分で自分の価値観がわかっていないのが原因のことがよくあります。がむしゃらに資格を取ろうと努力してきた人は、自分を見失ってしまっているかもしれません。バリュープライオリティ分析をすることで、これからやりたいことを優先していく方向性を見出すことができます。

#バリュープライオリティ分析のやり方

バリュープライオリティ分析は簡単にできます。実際にやってみると悩んでしまうことはありますが、やり方自体はとてもシンプルなので試してみましょう。

・価値観を抽象的な言葉で20個リストアップする

まずは自分の価値観を20個リストアップしましょう。価値観とは自分にとって価値のあることです。例えば、以下のような価値観が候補になります。

・お金を稼ぎたい
・相手に喜んでもらいたい
・感謝してもらえることをしたい
・おしゃべりをしながら仕事をしたい
・プライベートの時間は自由になりたい
・成長している自分を実感したい
・社会貢献をしたい
・チャレンジ精神を大切にしたい

バリュープライオリティ分析で挙げる価値観は抽象的なものです。具体的にせずに、できるだけ広い範囲をカバーできる価値観を挙げましょう。「35歳までには認定看護師になる」といった具体的な目標はバリュープライオリティ分析では考えません。「認定看護師になりたい」、「キャリアアップしたい」、「スキルアップしたい」といった価値観に落とし込みます。

・20個の価値観から5つに絞り込む

20個の価値観をリストアップしたら、その中でも大切なものを5つに絞り込みましょう。20個をひねり出すのに苦労した人には簡単かもしれませんが、あっという間に20個になった人にとってはかなり大変な作業です。「キャリアアップしたい」、「出世したい」、「評価されたい」といった類似している価値観をまとめていくと絞り込みやすくなります。20個から少しずつ減らしていって5つまで減らしましょう。

・5つの価値観に順位付けをする

5つに絞り込んだら順位付けをします。5つに絞り込むのに苦労した人にとっては過酷なことですが、1位・2位・3位・4位・5位のランキングにしましょう。2つの価値観を比較したときに「どちらを選ぶか」という視点で見ていくと優劣を決められます。適当に2つをピックアップして、「どちらか一方しか手に入らないとしたらどっちを取るか」という視点で比較しましょう。比較を繰り返していくうちに順位が決まります。甲乙つけがたいときには一時保留して、他の比較をしてからあらためて比較してみると順位を付けられるようになります。

#看護師の就職でバリュープライオリティ分析を生かすポイント

バリュープライオリティ分析をした結果は就職でどのように生かしたらよいのでしょうか。自己分析結果の有効な活用方法を簡単に紹介します。

・【前提】優先順位の高い価値観を満たすように就職先を選ぶ

バリュープライオリティ分析でトップ5に入った価値観はすべて満たせる就職先を選びましょう。少なくともトップになった価値観が満たされていなかったら、就職しても不満が募って辞めたくなってしまいます。
例えば、「夜はゆっくり眠りたい」という価値観がトップなら、夜勤なしの職場に就職するのが必要条件です。ベッドのないクリニックやデイケアセンター、健診センターなどが候補ですが、病院でも最近では日勤のみで採用してくれるところもあります。

・価値観を生かせる職業を厳選する

価値観を生かせるように職業を考えるのは重要です。看護師として病院や介護施設などで働くのが必ずしもベストだとは限りません。重要度の高い価値観を優先したときにどんな職種が適しているのかを考えてみましょう。
例えば、「医療関係者とコミュニケーションを取るのが好き」、「新しい治療ができるようになるのがやりがいになる」という人は治験コーディネーターになると価値観にマッチするでしょう。臨床開発モニターにも適性がある可能性があります。

・価値観を共有できる職場を探す

価値観に共感してくれる人たちに囲まれていると仕事のやりがいが大きくなります。お互いに高め合い、信頼し合える間柄になれるからです。看護観が一致している職場を選ぶのが看護師として働く上ではベストでしょう。「患者の喜びを大切にしたい」といった価値観があるなら、患者を第一に考えるコンセプトで運営している職場を探すのが大切です。5つの価値観をすべて兼ね備えているならきっと波長が合います。

・履歴書や面接の回答に価値観を反映させる

バリュープライオリティ分析で見出した価値観は就職活動で活用できます。「あなたの価値観を教えてください」といったストレートな質問もしばしばありますが、「看護師として何を大切にして働いていきたいですか」という質問も典型的です。ここで自分の価値観を反映させて説明することで、自分の持っている価値観を尊重してくれる職場で働けるようになります。履歴書の志望動機を書くときにも使えるので、バリュープライオリティ分析を通して得られた結果を一貫して活用しましょう。

・細分化したバリュープライオリティ分析をする

バリュープライオリティ分析は細分化してさらに自己分析を深めることができます。5つの価値観をもう少しだけ具体的にして20個に分割してみましょう。そして、またその中から5つを選んで順位付けをします。このようなプロセスによって、自分の価値観をより具体的に理解できます。履歴書や面接の対策ではこれを繰り返すことで話の具体性が高まり、アピール力のある対応ができるようになります。特に面接での対応力を上げるのに効果的な方法なので、面接前に実践しておきましょう。

まとめ

バリュープライオリティ分析は自分の価値観の順位付けをして、特に大切にしたいと思っていることをはっきりさせることができる自己分析です。看護師として働く上での価値観を明確にすると職場も仕事も選べるようになります。履歴書や面接の対策にも応用できるので、就職のときにはバリュープライオリティ分析を試してみてください。

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