看護師の清拭のアセスメント!アセスメントしながら実施しよう

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#2584 2024/06/06UP
看護師の清拭のアセスメント!アセスメントしながら実施しよう
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看護師が行うケアとして、欠かすことができないのはなんといっても清拭です。その清拭の時は、患者さんを観察する上においてとてもいい機会であり、アセスメントを十分に行う必要があります。ここでは、看護師が行う清拭についてお話します。

・清拭の準備のアセスメント

清拭の時に気をつける内容として、清拭の準備があります。清拭をする時には、そのことに必要な物品を準備しますね。最近では、清拭用のタオルとして温められたものがあるので、それを使うことが多いです。しかしそのようなタオルがない場合は、お湯などを準備して行います。
お湯の温度や、タオルの濡れ具合などをアセスメントして清拭を行うようにします。タオルが熱いとやけどをしてしまうこともあるし、寒いと風邪をひいてしまうこともあります。また、看護師がいいと思っても患者さんが寒い、熱いと思うこともあるので患者さんに確認をすることをお勧めします。

・患者さんへの説明

清拭の時に気をつける内容として、患者さんへの説明があります。まず患者さんが思うことは、入浴をしたいということです。よほどのことがない限りは、入浴してゆっくりつかりたいという気持ちを持っています。その気持ちを理解しながら、清拭の必要性について説明を行います。
清拭を行う際は、全身を見られてしまうという恥ずかしさもあることから清拭を拒否することもあります。患者さんが清拭を嫌がるのは、なんといっても恥ずかしいと思う気持ちがあるからです。そこで恥ずかしくないようにできるだけ素早く行うようにします。

・バイタルサインは?

清拭の時に気をつける内容として、バイタルサインに注目することがあります。バイタルサインというのは、いろいろなケアをするときに必ず確認をします。確認をすることにより、そのケアを行ってもいいのかアセスメントすることができます。
バイタルサインを確認して、清拭をしてもいいと判断してから実施するようにします。バイタルサインに変化がある場合は、全身清拭を行うことをアセスメントして部分清拭を行うように変えるようにします。

・ベッドの注意点

清拭の時に気をつける内容として、ベッド周りに注意することがあります。それはなんといっても、安全に行うことができるように確認することなのです。
清拭をする時には、お湯を準備することもあるのでその安全性を確認してから実施することが大切なのです。安全にお湯を使うことができるように、ベッド周囲に不要なものがないか確認をします。
患者さんは寝ている状態であり、その時にベッドに自分が使うものをたくさん置いていることがあります。その置いているものについては、ある程度片付けて安全に実施するようにします。
またベッドの高さについても、注意をします。ベッドの高さは、ケアをしやすいように調節をしますね。そしてその後、元の位置に戻すことも忘れないようにしておきましょう。

・一人で行うのか

清拭の時に気をつける内容として、一人で実施するのか二人で行うのかアセスメントをします。一人で実施できる場合は、ドレーンなどが挿入されていない患者さんです。そのような患者さん以外で、ドレーンが挿入されている、状態が安定しない患者さんの場合は二人で清拭を行うことがあります。
二人で行うのは、安全に実施することを目的としています。安全に実施するのは、ドレーンなどを抜去することを予防するためです。二人で行うことにより、それだけ抜去しないように注意を払うことができます。
また一人で体位変換を行うことができない患者さんについても、二人で実施するようにします。

・ドレーンの有無について

清拭の時に気をつける内容として、ドレーンを挿入しているか確認することが大切です。患者さんの状態を把握しているつもりでも、日々変化していることがあります。じょうほう 不足により、ドレーンが挿入されていることを知らずに行うことにより、ドレーン抜去をしてしまう危険性があります。そのことについて、十分に把握したうえで清拭を行うことが大切です。

・皮膚のアセスメント

清拭の時に気をつける内容として、その時に十分に皮膚の状態を確認できることを重視します。普段の観察では、全身の皮膚について確認することができません。そのことから、清拭を行う時に観察できるというメリットを理解しておきます。
皮膚の観察としては、ドレーン周囲の皮膚のただれやそのほかの部位について変化がないか観察を行います。皮膚のただれのほかには皮膚職にも注目します。皮膚が黄色いなどは、横断などが心配されます。その場合は、眼球の色や検査データをアセスメントして総合判断を行います。

・タオルの温度

清拭の時に気をつける内容として、タオルの温度があります。タオルの温度というのは、適温であることが大切です。タオルを手首に当てて、適温であるのか確認します。
患者さんによっては、意識のない人もいることから看護師がすべて確認するようにします。

・清拭の時の声掛けは?

清拭の時に気をつける内容として、患者さんへの声掛けがあります。そのことは、患者さんに清拭を安心して受けてもらうことができるためには、とても大切なことです。いきなり清拭を始めることは、患者さんを驚かせてしまうことになり絶対にしてはいけないことです。意識のない患者さんに対しても、清拭を行うことについて事前に伝えるようにします。
声掛けとしては、清拭を始める前にしっかりと行います。

・後始末をしっかり行う

清拭の時に気をつける内容として、清拭後の後始末をしっかり行うことがあります。清拭を行うと、終わったときに看護師もホッとするのです。その時、気のゆるみから後始末について、しっかり行っていないこともあります。
清拭で使用したタオルについて、そのまま置いてしまうと冷たくなり患者さんが風邪をひいてしまうかもしれません。看護師は、清拭で使用したタオルについて置き忘れることがないように気をつけます。またお湯を準備している場合は、そのお湯が下に落ちていないか確認を行います。落ちていないか確認をして、落ちている場合は少量であってもしっかりふき取るようにしましょう。水が落ちていることにより、その場所で患者さんが滑り転倒してしまうこともあるからです。水は見つけたら、すぐにふき取ることが原則です。

・患者さんの感想を聞く

清拭の時に気をつける内容として、患者さんにその後の気持ちについて感想を聞くようにします。気持ちよかったと思ってもらえると、一番いいですね。しかし恥ずかしい、痛かったなどの気持ちもゼロではありません。清拭をしているときに話しかけることもありますが、終了したときに話しやすいこともあるので気持ちについて確認します。それにより、次回からはどのようにしたらいいのかと見直しとすることができます。

・清拭は患者さんにとってプラスになる

清拭をすることにより、患者さんが寒かったと思う場合はマイナスになっていることになります。寒いと思っている場合は、清拭をしないで様子を見るようにしましょう。かゆみがある場合は、清拭をすることによりそのかゆみを軽減させることができるのでとてもよい手段となります。

まとめ

いかがでしたか?清拭の時に気をつける内容としては、たくさんありそのどれも患者さんのためになり外すことができません。毎日行うケアとして、患者さんがメリットを感じる清拭を行うことができるように看護師がサポートしたいですね。ケアについては、患者さんがメリットを感じられると、看護師もケアをしやすくなります。

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