化粧品業界から美容クリニックの看護師になる方法

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#2562 2024/05/15UP
化粧品業界から美容クリニックの看護師になる方法
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化粧品業界に就職した人は美容に関心を持っていて看護師になりたいと思っていませんか。美容クリニックの看護師になるにはどうしたら良いのかを知りたいと考えている人もいるでしょう。この記事では今まで化粧品業界で働いていた人が、美容業界の看護師になる方法を紹介します。

#化粧品業界から美容クリニックの看護師になるために必要なこと

化粧品業界に就職した人が、美容皮膚科や美容外科のクリニックで看護師になるには必要なことが2つあります。まずは最低限必要なことが何かを理解した上で、看護師を目指すかどうかを考えましょう。

・看護師免許の取得

美容クリニックかどうかにかかわらず、日本では看護師になるためには免許が必要です。看護師として働くには国家試験を受けて合格し、看護師として登録しなければなりません。看護師国家試験はTOEICや英検などの語学試験、ITパスポートなどのIT系の資格試験とは異なり、誰でも受験できるわけではありません。受験資格を満たさなければ看護師国家試験を受けて免許を取得することはできない仕組みになっています。化粧品業界で働いていた経験があっても看護師国家試験を受験できるようにはなりません。看護専門学校や大学・短大の看護学科に通って卒業することが求められます。

・転職活動

看護師免許を取得できても転職できなければ美容クリニックの看護師にはなれません。化粧品業界で活躍している人が、看護師免許を取って美容クリニックの看護師を目指すときには中途採用枠に応募して転職活動をすることになります。看護専門学校や大学・短大に通って免許を取ったときには新卒として認めてもらえる場合もあります。それでも他の新卒の人に比べると年齢的に高いでしょう。クリニックとしては新卒採用では若い人を求める傾向があるので、免許を取ってから転職活動をすることになる可能性が高いでしょう。

#化粧品業界から美容クリニックの看護師を目指すメリット

化粧品業界で働いていた人が美容クリニックの看護師を目指すと有利になる面があります。他の業界で働いていた場合に比べてどのようなメリットがあるかを見ていきましょう。

・セルフケアのサポートで活躍できる

化粧品業界で働いていた人は化粧品について詳しい知識を持っているでしょう。美容クリニックの看護師になると、化粧品によるセルフケアのサポートで活躍できるチャンスがあります。どのような症状の人にどの化粧品でスキンケアをすると良いのかがわかるくらいの知識があると、患者の悩みや症状に合わせて化粧品を提案できます。美容クリニックでは自分に合う肌のケアアイテムを求めている患者が多いので、化粧品業界で知識を付けていればセルフケアのサポートで力を発揮できるでしょう。

・看護と関連する知識を生かせる

美容クリニックでの看護と化粧品によるケアには重なっている部分があります。化粧品業界で医学的あるいは科学的な知識を付けてきた人は、看護師になるとスキルとして生かせるのがメリットです。患者の肌のトラブルに対して適切な化粧品を提案したり、化粧品によるケアの仕方を教えたりすることができます。化粧品業界で研究をしてきた人なら、患者が使用している化粧品の成分を見て適切なアドバイスができるでしょう。化粧品の使い方や成分の知識は看護に直結するので美容クリニックで働く上で強みになります。

・化粧品成分に詳しい患者に対応できる

美容クリニックの患者には勉強熱心で化粧品成分に詳しい人もいます。看護師は気になっている症状に対して、この成分が良いと思っているけれど、効果的な方法ですかという質問をされることもあります。化粧品業界で営業や研究職として働いてきた人なら、理由を添えて患者の質問に答えられるでしょう。すぐにわからなかったとしても、成分について調べて次に来院したときに応えることもできます。化粧品成分は多様化しているので、どれが良いかわからないという患者は大勢います。成分に詳しい患者と話をして納得してもらえる関係になれるのは、化粧品業界で働いた経験を生かせるポイントです。

・化粧品業界で働いていたキャリアをアピールできる

美容クリニックの看護師になるための求職活動では、化粧品業界で働いていたキャリアを生かす方法があるのがメリットです。美容ケアに欠かせない化粧品について詳しい人だと認めてもらえるからです。化粧品業界で働いた後、看護師免許を取って転職活動をするときには強みがないとなかなか採用してもらえません。美容に関係性の深い化粧品業界での経験はアピールポイントになります。

#化粧品業界から美容クリニックの看護師を目指すときの注意点

化粧品業界で働いていた人が美容クリニックの看護師を目指すときには免許を取得しなければならない影響で苦労する面があります。美容クリニックの看護師になる上で押さえておきたい注意点を紹介します。

・看護師免許の取得に時間と費用がかかる

看護師免許がない人は取得に時間と費用がかかるので注意しましょう。学校に学費を払って3年~4年間の就学をしなければ免許を取れません。看護専門学校や大学・短大の看護学科を卒業して化粧品業界に就職した人は、これから国家試験を受けて免許を取ることが可能です。すでに看護師免許を取っているけれど、看護師にはならなかったという人も問題ありません。しかし、免許がない人は学費を工面して、長い就学期間を過ごさなければならないので注意しましょう。

・職種によっては転職で有利にならない

化粧品業界で働いていた経験があると美容クリニックの看護師になるときに有利になれる可能性があるのは確かです。しかし、化粧品業界での職種によって優遇されるかどうかは異なります。美容クリニックの看護師として働く際にプラスになる要素が大きいかどうかが重要なポイントです。研究職で化粧品成分や臨床結果について詳しいと有利になります。営業職で化粧品の特徴や魅力を理解して伝えらえるスキルを磨いてきた人も転職で有利でしょう。しかし、経理や人事などのバックオフィスで働いていた人のように化粧品の成分や効果についてあまり知識がないと有利にならないでしょう。化粧品に興味があるという点しかアピールポイントにならないので注意が必要です。

・勤務年数によっては不利になる

化粧品業界で働いていた年数が短い場合には転職する際に不利になるリスクがあります。例えば、大学を卒業して化粧品メーカーで1年間働き、退職して看護専門学校に3年間通って看護師免許を取ったとしましょう。この時点で求職活動をしたときに、美容クリニックにとっては特別に魅力があるキャリアの看護師とは言えません。化粧品業界で働いていた経験が短くて、戦力になる知識を持っていると認めてもらえないからです。勤務年数が3年くらいあると専門的な知識を付けたと考えてもらえるのが一般的です。捉え方は人によって違うので一概には言えませんが、勤務年数が短いと優遇される要素にはならないので気を付けましょう。あまりにも短い期間で退職していると、働く意欲がないのではないかと疑われることもあります。

・キャリアのブランクができる

化粧品業界で働いていた人が美容クリニックの看護師を目指すとキャリアのブランクができます。看護専門学校などに通うだけで最低でも3年間が必要です。在学中に就職先の美容クリニックを見つけられたとしても3年のブランクになります。ただ、美容クリニックは人気があって競争が激しいので、卒業と同時に職を得るのは難しい場合もあります。卒業後も転職活動を続けなければならない状況になるとブランクがさらに大きくなります。ブランクが長いとさらに不利になる悪循環が起こるので注意が必要です。

まとめ

化粧品業界で働いていた人が美容クリニックの看護師になる方法について詳しく紹介してきました。意外に難しいと思った人も多いのではないでしょうか。ただ、化粧品業界から美容クリニックに転職して看護師になっている人ももちろんいます。転職エージェントにサポートしてもらいながら目指すのがおすすめの方法なので検討してみてください。

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