看護師の初就職で押さえておきたい履歴書のコツ

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#2544 2024/04/27UP
看護師の初就職で押さえておきたい履歴書のコツ
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看護師がこれから初就職をしたいと思って求人を探しているときには、履歴書を書かなければなりません。書こうとしてみると意外に難しくて悩んでしまう人もいるでしょう。ここでは初就職を目指す看護師のために、履歴書の書き方のコツをケース別に紹介します。

#看護師が初就職する3つのケース

看護師が初就職をするケースには3つあります。それぞれについてどのようなケースなのかを簡単に確認しておきましょう。

・新卒で看護師として就職する

看護師の初就職として最も多いのは新卒の就職活動です。看護の専門学校や短大・大学の看護学科の最終学年になって卒業見込みになったら、卒業と同時に就職できるように就職活動を進めていきます。学校が就職支援をしてくれることもありますが、支援体制はそれぞれ違うので全部自分だけでやらなければならない場合もあります。病院・クリニックなどの医療施設でも、有料老人ホーム・介護老人保健施設などの介護施設でも、看護師の新卒採用の募集をしていることが多いのが現状です。新卒採用の時期に求人を探して応募するのが、新卒で看護師として就職する人の基本的なやり方です。

・既卒として就職をする

看護師免許を取得した時点で就職せずに既卒だった人が、看護師として働きたいと思って就職活動をするケースもあります。事情は人によって違いますが、就職活動で失敗して内定を手に入れられなかった、正職員として働くのが不安になって内定辞退をした、結婚などのプライベートの事情で新卒ですぐに就職できなかったというケースがよくあります。既卒の場合には新卒採用枠では就職活動ができない場合がほとんどです。基本的にはキャリア採用と同じ採用枠に応募する必要があります。学校を卒業した後の空白期間についても考えて対策を立てなければならないので、新卒とは履歴書の書き方のコツも異なります。

・看護師以外の仕事をしていた人が就職する

看護師免許を取った時点で新卒として看護師にならず、他の仕事をしていた人が看護師になりたいと思うケースもあります。就職の時点では治験コーディネーターや臨床開発モニターなどの医療に関連する看護以外の職種や、マーケティングや営業のようにまったく異なる職種に興味を持って仕事を選ぶ人もいます。しかし、後になって看護師になりたいという気持ちが生まれてきて、看護師として初就職をしている人もたくさんいます。看護師以外の仕事をしていた人はキャリア採用枠に応募するしかありません。異なる職種であっても仕事をしてきたキャリアはあるので、新卒とも既卒とも違う履歴書の書き方が必要になります。

#【共通】看護師の就職活動の履歴書で必要なポイント

看護師が初就職するケースは3つありますが、どの場合でも履歴書を書くときに共通して必要なポイントがあります。看護師が就職活動をするときには必ず意識しなければならない共通の注意点をまずは確認しておきましょう。

・内容の正確性

履歴書に求められているのはまず内容の正確性です。履歴書には氏名や住所、電話番号などの個人情報・連絡先、学歴や職歴や取得した資格などを書きます。揺るぎない情報が全体の半分以上を占めているので、まずは正確に書きましょう。電話番号が間違っていて採用担当者と連絡が取れなかったのが原因で、採用を見送られてしまう可能性もあります。学歴や職歴、資格について誤りがあるとわかったら、信用できない応募者と見なされて書類選考の時点で落とされてしまいます。学歴や職歴などの詐称は入職後に事実が発覚した場合でも問題になり、懲戒免職処分を受けることもあります。履歴書に限ったことではありませんが、応募先に提出する書類は正確に書くのが大切です。うっかりミスしただけで虚偽の情報を書いていたと判断されたら大きな問題になります。内容の正確性は履歴書で欠かせないポイントです。

・希望条件の記述

履歴書の最後には処遇についての希望条件を書く欄があります。希望の処遇については履歴書に明確に記載することが必要です。「処遇については貴社の規定に従います。」という定型句がありますが、実際には希望したい条件がある場合もあるでしょう。働き始めたい日にちや、勤務条件についての希望などは履歴書に記載しておくのが適切です。最終面接を受けて条件交渉をする段階になった後で切り出すと、その条件では採用できないとすぐに判断されてしまう場合もあります。また、希望条件を挙げておくと書類選考の時点で「採用したらどのように働いてもらいたいか」をイメージしてくれます。入職後のミスマッチが起こりにくくなるので、外せない希望条件は履歴書に書いておきましょう。

・志望理由や自己PRのアピール力

履歴書は選考の重要書類で、書類選考では熟読されます。学歴や職歴なども重要な意味を持ちますが、志望理由や自己PRを読んで印象が良いと「面接をしてみよう」と思ってくれる可能性が高くなります。多くの施設では同僚が看護師の採用に関われるようになっていて、履歴書の内容から一緒に働きたいかどうかをイメージしています。そのため、志望理由や自己PRで自分の性格や能力をアピールし、同僚が一緒に働きたいと思ってくれるようにすると面接までは進めるでしょう。面接でも上司や同僚が担当することが多いため、あらためて波長が合う様子を見せれば内定を獲得できる可能性が高まります。履歴書の記入欄は狭いので、書き込める内容は限られています。ポイントを絞ってアピールし、面接に呼んでもらえるようにしましょう。

#【ケース別】看護師の初就職や転職で履歴書を書くコツ

看護師の初就職や転職では状況によって履歴書を書くコツが違います。上述の3つのポイントを押さえた上で、ケース別にどんな書き方が良いかを見ていきましょう。

・新卒看護師の場合

新卒看護師が就職の履歴書を書くときには印象と競争力が重要です。新卒で就職活動をする看護師はたくさんいるので、採用担当者はたくさんの応募者の中から候補にできそうな人を速やかに選び出そうとします。ざっと履歴書とエントリーシートを見て、印象が良かった人を候補にするのが一般的です。その上で候補者がまだ多い場合には、差が付く部分として資格の取得状況や志望動機、自己PRを見ていきます。新卒看護師の場合には履歴書全体を読みやすく仕上げ、志望動機と自己PRで魅力をはっきりと伝えるのがおすすめです。

・既卒看護師の場合

既卒看護師の履歴書では既卒だった理由がわかるように書くのがコツです。既卒だった理由は人によって違いますが、採用側の視点では新卒で就職すれば良かったのに今になって就職しようとしているのがなぜなのかが気になります。納得の理由が履歴書の志望動機や自己PRなどに書かれていれば疑念がなくなります。やむを得ない事情の場合にはそのまま書けば問題ありません。自己都合の場合にはポジティブに捉えてもらえるように工夫をしましょう。既卒だった理由がネガティブな場合にはあえて言及せずに、就職して実現したいことをわかりやすく書いてアピールするのも効果的な方法です。

・他の仕事をしていた場合

他の仕事をしていた人の場合には職歴を正しく書き、可能な限り過去の仕事と看護師の仕事の関連性を志望理由や転職理由として示すのがコツです。採用担当者は医療や介護などの仕事以外はあまり知らないことがほとんどです。前職での仕事を通してやはり看護師として働きたくなったというストーリーを作ると、志望理由や転職理由は説明しやすくなります。その際に前職の仕事を少し詳しく説明して、なぜ看護師になろうとしたのかをわかりやすくすると、もっと詳しく話を聞いてみたいと思ってもらえるでしょう。

まとめ

看護師が初就職をするときには履歴書を書けずに苦労してしまうかもしれません。ここでは初就職をする3つのケースに分けて履歴書の書き方を紹介しました。共通して必要なポイントを押さえた上で、状況に合わせた書き方をすればきっと書類選考を通過できるので、前向きな気持ちで正確でわかりやすい履歴書を完成させましょう。

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