訪問看護師になるためには!?訪問看護師の理想と現実!

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#2539 2024/04/22UP
訪問看護師になるためには!?訪問看護師の理想と現実!
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訪問看護師として約半年働いた私が、経験を通して感じた理想と現実について赤裸々にお伝えしていきます!訪問看護師に興味がある方、訪問看護師になりたいと考えている方はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです♪

「訪問看護はどうゆうイメージ??」

皆さんがイメージする訪問看護師はどのようなイメージでしょうか?利用者さん・ご家族に寄り添えたり、ゆっくりお話しができて信頼関係を構築できるという印象も持っている方も多いのではないでしょうか。病院とは異なり、私たち訪問看護師が利用者さんの自宅に出向いて看護を提供するので、長期的な関係となり信頼関係も生まれていきます。そんな中で、私が訪問看護師として働いた経験をもとに、メリット・デメリットをまとめてみました♪訪問看護師に興味がある、これから働いてみたいと検討されている方は、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

「訪問看護は利用者さん・ご家族に寄り添える!?」

急性期病棟で働いていた私は、次から次へとくる患者さん、入れ替わりの激しい病棟勤務に疲労困憊の状態でした。プラス、忙しいあまりに患者さんに寄り添えない事に常にモヤモヤを感じており、「これでいいのかな?」と常に自問自答を繰り返していました。そんな中、転職しようと決意し、挑戦しようと思ったのが「訪問看護」でした。看護学生の実習の時に、利用者さんに寄り添った看護を提供できるように一生懸命に取り組んだことが自分の中でもとても印象でした。そこから転職活動を始め、念願の訪問看護師になった私でしたが、待っていたのはドタバタな毎日!私が理想としていた、「寄り添う看護」とは到底かけ離れていました。訪問看護のイメージは、ゆっくり時間をかけて利用者さんやご家族に寄り添うというイメージのまま、転職をしてしまいました。私が勤めていた事業所が24時間体制という、いつでも何かあった時には電話をかけてOK!という所だったので、日々のスケジュールの中で、緊急で呼ばれた際には利用者さんの自宅に訪問したりと、忙しない日々でした。そのため、まとまった休憩もあまり取れず、車での移動中にご飯を食べたりしていることが多かったです。そんな中、私自身の経験の浅さも相まって、寄り添える看護を提供したいと思っていた私にとっては、業務をこなす事にいっぱいになってしまいました。訪問看護師が寄り添えない!ということではなく、事業所ごとに体制が異なるので、『何に特化』しているのかをしっかり見極める必要があると思いました。次に注意した方がいいことを説明していきます!

「訪問看護師になる前に注意した方がいいこと」

訪問看護師になる前に注意した方がいいことは、事業所が何に特化しているのかを見極めること!これを見極めるのは難しいかもしれませんが、例えば24時間体制があるか、オンコールがあるか、リハビリに特化しているのかなど、事業所によって様々だからです。私は24時間体制のオンコールが週1である勤務体制の所でしたが、オンコールがなるのは当たり前、鳴ったら出動!のようなことがとても多かったです。オンコールは1日で4件呼ばれたことも…。次の日も仕事だったため、その時は流石にクタクタでした。私は病棟勤務の頃から夜勤がとても苦手だったので、オンコールで電話が鳴った時は怯えていたので、なぜオンコールがある事業所で働いたのか?と自問自答してしまいました。だからこそ、自分が働く上で何をしたくないのか、ここを考えてみるのは1つの方法かなと思います。

「新卒で訪問看護師は行える!?」

ここ最近の訪問看護師の求人では、新卒の方も可能!と記載されている所も見かけます。私が実際に働いて感じたのは、1人で訪問するとなると新卒では難しいかなと思ったのが印象です。私の事業所では、新卒の方は募集していませんでしたが、自宅で点滴もするし、膀胱留置カテーテルの交換、そして輸血もしちゃうので、自宅だからといって出来ないことはないんだと私自身もとても驚いたのを覚えています!私が働いていた時、多いと2人午前中に点滴を開始して午後に点滴を止めに行ったりしている時もありました。最初で訪問した時にしか点滴を調整できないので、午後の訪問の時に終わっていないこともありました。ですが、訪問看護は自宅に出向くだけでなく、施設内の訪問看護師もあります!施設内の訪問看護師であれば、常に先輩看護師がいたりすると思うので、これも正直、事業所次第なのかなと思います。新卒の方となると、技術面やアセスメント能力の力を養うためにも、常に見守ってくれる方がいることが心強いのかなとは思います!きっと新卒の方も募集しているのであれば、サポート体制は整っているのかなと思いますが、働く前に自分の目で見て確認するのがギャップを生まないための方法なのかなと思います!

「病院を経験してからの訪問看護師は??」

逆に私のように病院を経験してからの訪問看護師だと、色々なギャップに驚くこともあると思います。吸引チューブも病院では1回に1本交換していたのが、コストの面もあり1週間に1回の交換であったりと、その家独自の方法もあります。私たちは看護を提供していますが、利用者さん・ご家族はお客様でもあるので、その方達のやり方に合わせるのも大切なことです。私は4年半病棟で勤務をし、訪問看護師になりましたが、常に先輩看護師に連絡が取れる状況下ではありますが、1人での訪問は常に不安でした。時間もない中で緊急なことが起こり対応する中で、でも次の利用者さんの所にも向わないといけない。次から次へと課題が出てくる中で、常に先のことを考えて行動していました。利用者さんは、看護を必要とする方達がほとんどなので、もちろんアセスメントする力も必要となります。限られた時間の中で、何が考えられるかを考えて、先輩看護師に相談して主治医に相談したりと、本当よくやってたなと自分でも思います。そこにやりがいを感じたり、利用者さんの助けになれた時はとても嬉しかったです。また、介護保険や医療保険の体制も変化する中で、どのようなサポートがいいのかを主治医・ケアマネージャー・訪問ヘルパーといった、多くの人たちが協力して成り立っています。目まぐるしく変わる中で、その時その時で報告・連絡・相談ができる人が向いているようにも思えます。病院を経験してからの訪問看護師は色々なギャップもあると思いますが、そこも楽しく乗り越えられていけるようなタフさも必要なのかなと今になって実感しています。

「訪問看護師を経験してよかったこと」

訪問看護師に転職後、私は忙しさのあまり体調を崩してしまい、半年で退職してしまいましたが、1度経験できてよかったと思っています。病院で4年半勤務して、改めて看護や介護が必要な方でも多方面のサポートを得ながら、地域で過ごすことができるんだと目で見て実感することができました。そして何より私が訪問することを必要とし、楽しみに待っている方がいらっしゃることがとても嬉しかったです。私が訪問すると嬉しそうに「待ってたよ?、あなたが来るのが楽しみなんだから」と利用者さんが笑顔で仰ってくれたことは今でもとてもいい思い出です!訪問看護師だけでなく、看護師として働く中で色々な壁にぶつかる事があると思います。ですが、あなたがやってみたい!と思う心を大切に、たくさんの事にチャレンジして欲しいと思います。訪問看護に興味があるなら、まずは情報収集から始めて、何度でも挑戦してあなたがやりたい事を見つけていきましょう!訪問看護師はこれから、今後ますます需要が出てくると思います。訪問看護師としても、働き方はたくんさんあると思うので、あなたのやりたい事・やりたくない事、ココもしっかり分析してみてくださいね♪

まとめ

いかがでしたか??これから先、在宅で看護や介護をする方が益々増えてくると思います。だからこそ、訪問看護師の存在はとても必要です。自分のやりたい看護はどのようなものか?そしてどのように働きたいのか?を自分自身に問いかけて、看護師としての道を歩んでいきましょう。あなたが素敵な訪問看護師になれますように♪

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