看護師が転職する企業の選び方のコツを種類から解説

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#2538 2024/04/21UP
看護師が転職する企業の選び方のコツを種類から解説
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看護師になって企業に転職したいと思ったものの、どこに転職するのが良いか悩んでしまった人もいるでしょう。病院やクリニックと比べても企業の数は圧倒的に多いので、どこにするか決められないのはもっともなことです。この記事では企業に転職したいと思った看護師のために、企業の選び方のコツを企業の種類から詳しく紹介します。

#企業に転職する方法は働き方が大きく変わる

看護師は企業に転職すると働き方が大きく変わります。働く時間についてももちろんですが、転職先によって従事する業務もまったく変わるので、希望する働き方ができるように企業を選ぶのが重要です。

#企業の事業の種類による違い・選び方のポイント

企業の事業の種類が違うと、看護師の活躍の道も異なります。ここでは看護師を募集している企業について、事業の種類から分類をしてそれぞれの特徴を解説します。違いや選び方のポイントを理解して、転職先にしたい企業を選び出しましょう。

・製薬企業

製薬企業では医薬品を製造して、卸業者を通して病院や調剤薬局などに販売している企業です。新薬の開発をしたり、ジェネリック医薬品を手掛けたりしている製薬企業もあります。製薬企業では看護師を臨床開発モニターやコールセンタースタッフとして募集しています。臨床開発モニターは医薬品の候補ができたときに、病院やクリニックで実施する臨床試験をチェックする仕事です。プロトコル通りに臨床試験が進められているかを現場で確認します。現場で患者の様子を見たり、話を聞いたりして社内にフィードバックするのも役割です。コールセンターでは医薬品についての医師や薬剤師からの問い合わせに答えます。医療現場の様子がわかっていて用語も理解している看護師が重宝されている業務です。

・医療機器メーカー

医療機器メーカーでは各種検査機器や注射器などの製造販売をしています。看護師は製薬企業と同じように臨床開発モニターやコールセンタースタッフとして募集されています。また、MRとして看護師を採用している医療機器メーカーも少なくありません。MRは医療機器の情報を現場に伝えたり、医療現場から機器の評価・評判を聞いたりして、企業と現場の橋渡しをするのが本来の役割です。実際には自社製品の営業活動がメインになっています。クライアントの医療機関との関係を良好に保って自社製品をできるだけ買ってもらえるようにするのが役割です。売上や契約数によってインセンティブが設けられていることも多いので、収入にこだわりたい人にはやりがいがあるでしょう。

・健診センター

健診センターは健康診断を請け負っている企業です。看護師が職能を生かして働けるので人気があります。企業や団体から依頼を受けて定期健康診断や特殊健康診断、人間ドックなどを実施しています。また、介護施設や障がい者施設などに訪問健診をしていることも少なくありません。看護師は受付や現場の案内、採血や検査といったさまざまな業務に携わります。病院とは違って健診センターでは健常者を相手にする場合がほとんどです。手術のサポートをしたり、入院する人がいたりすることはないので、勤務時間が安定しやすいのが特徴です。医療や介護に直接かかわっていきたいけれど、ワークライフバランスも重視したい看護師に向いているでしょう。

・介護用品メーカー

介護用品メーカーは介護で使用するおむつやリハビリ機器などの開発や製造販売をしている企業です。介護用品メーカーは介護業界で働いてきた看護師の転職先として人気があります。介護現場で働いてきた看護師は、医療機器メーカーなどと同様に営業職として働くことができます。コールセンタースタッフとしてのニーズも高く、医療現場でも使用されている用具を販売している企業では看護師を重宝しているのが一般的です。また、現場でのニーズを加味して、新しい介護用品を開発する企画開発職で働ける場合もあります。介護の経験を活かして働ける点で介護用品メーカーは貴重な職場です。

・健康食品メーカー

健康食品メーカーは特定保健用食品や機能性表示食品などを代表として、サプリメントも含む健康食品を開発して販売している企業です。健康にかかわる商品を開発しているからこそ、医療や介護の現場で働いてきた看護師が重宝されています。商品開発職や企画職で新しい健康食品のアイデアを出したり、販売プロモーションをするための戦略を考えたりする仕事に携われます。また、お客様相談室のスタッフとしても、消費者から信頼を得やすいので看護師が人気です。健康食品は医療現場でもよく話題になるようになり、医療機関から情報提供を求められることもあります。医療スタッフにわかりやすい専門的な回答ができるスタッフとしても看護師が大切にされています。

・宅配食メーカー

宅配食メーカーでは自宅に食事を配送するサービスをおこなっていて、制限食に力を入れていることが多くなっています。腎臓が悪い、血圧が高い、肥満になっているといったときに、タンパク質、塩分、カロリー、脂質などをコントロールした食事を提供しているメーカーです。管理栄養士の需要が高いですが、看護師も医療や介護がわかる貴重なスタッフとして求められています。企画職やコールセンタースタッフの募集が最も多いですが、マーケティングや広報のサポートスタッフとして活躍している看護師もいます。医療施設や介護施設で求められている宅配食の内容を、現場にいたからこそ知っていると期待されています。特に訪問看護ステーションで働いてきた人は自宅で食べやすい食事についてのアイデアを出せることを強く期待されているのが一般的です。

・人材系や教育系の企業

看護師は人材系や教育系の企業でも貴重な存在です。人材系の企業には人材紹介会社や派遣会社には研修サービス会社などがあります。人の働き方にかかわる様々なサービスを提供している企業があり、看護師や医療・介護の関係者のサポートに看護師経験がある人が重宝されています。教育系の企業は看護師だけでなく看護助手として働く人も含めて、スキルアップやキャリアアップの支援サービスや講座などを開催しているのが特徴です。看護師は企画職や営業職、サービス担当者や講師としての採用がほとんどです。人を育てるのに貢献したい、就職や転職をしたいと思っている看護師を支援したいという思いを持っている人にうってつけでしょう。

・メディア

メディアは雑誌やテレビ、ウェブメディアなどを運営している企業です。看護師はインタビューワーやメディカルライターとしての募集がよくおこなわれています。看護師資格があると医療や看護について権威があると認められるため、メディアが発信する内容の信頼性を高めることが可能です。メディアのコンテンツ作成に興味がある人にとっては活躍の舞台を手に入れられるでしょう。

・その他の一般企業(健康管理室)

看護師は一般企業でも募集されることが多くなりました。従業員の健康管理が企業として重要な課題になっているからです。上場企業であれば健康管理について徹底した対応をしている場合がほとんどです。健康管理室を設けて従業員が個別相談できる福利厚生を整えていることも多くなりました。産業医による対応をしている場合も多いですが、看護師による相談を受け付ける形にしていることもよくあります。産業医がいる場合にもサポート要員として看護師が必要とされます。企業によって名前は違いますが、健康管理室スタッフの募集は増えてきました。看護師は従業員のカウンセリングをしたり、体調が優れない従業員の基本的な問診や救急車の手配をしたりする対応をします。また、健康診断の場所や日程の調整をするのも業務に含まれることが多く、従業員の健康管理全般を担当することになります。

まとめ

看護師が企業に転職するときに選べる代表的な事業の種類を9種類挙げて紹介しました。転職するときにどのような違いがあるかがわかったでしょうか。看護師の資格と経験があれば転職先にできる企業はたくさんあります。それぞれの特徴をよく理解して、やりたいことができて、希望する働き方も実現できる企業に応募しましょう。

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