看護助手の社会人が看護師になるには?働きながら資格を取れる?

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#2513 2024/03/27UP
看護助手の社会人が看護師になるには?働きながら資格を取れる?
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看護助手として社会人になって働いていると、資格を取って看護師になりたいと思うことがよくあります。社会人になって働きながら看護師資格を取れるのでしょうか。この記事では看護助手として働いてきた人が看護師になる方法や、今から看護師を目指すメリットをわかりやすく解説します。

#看護助手の経験があってもすぐに看護師にはなれない

結論としては、看護助手の経験をいくら積んでも看護師にはなれません。看護師になるには看護師国家試験を受けて合格し、免許を受けなければならないからです。看護助手の経験があっても看護師資格の取得に影響はなく、看護師国家試験の受験資格を受けることはできないので注意しましょう。看護助手として働いていれば看護師の資格に昇格するというわけではありません。

#看護助手から看護師になるメリット

看護師になろうとせずに、看護助手のまま働くであれば試験を受けることも、受験資格を得るために努力する必要もありません。ただ、看護の仕事に興味持っている人ややりがいを感じている人は看護助手でいるよりも看護師になった方がメリットがあります。ここでは看護助手から看護師になる魅力を解説します。

・仕事のやりがいが増える

看護師になると看護の仕事のやりがいが増えます。看護助手は基本的に看護師の指示を受けて限られた範囲の業務を担当するだけです。しかし、看護師になれば主体的に考えて看護の業務を進められるようになります。看護師の資格があれば医師の指示を受けて患者に注射投薬をしたり、採血をしたりすることも可能です。経験を積むと医療チームの一員として高度な治療に携わる機会を手に入れられる場合もあります。

・給与水準が上がる

看護師は看護助手よりも給与水準が高いのがメリットです。同じくらい働いていたとしても、看護師の方が給料は高くなります。正職員として働く場合だけでなく、アルバイトやパートで働く場合にも同様です。もっと収入をふやしたいという気持ちがあるなら、看護助手は看護師を目指した方が良いでしょう。

・正職員になりやすい

看護師は正職員になりやすいメリットもあります。看護助手はアルバイトやパートとして募集されていることが多く、正職員として雇用していることがあまり多くありません。一時的な増員としてパートとして雇用されることになり、数ヶ月後には次の仕事を探さなければならない場合もあります。勤務時間によっては社会保険が完備されていないなどの福利厚生についても悩みが生じるでしょう。看護師になればアルバイトやパートもできますが、正職員としても歓迎されるので安心して働けるようになります。

・資格取得後は就職・転職をしやすい

看護助手が看護師になると就職も転職もしやすくなります。看護師の資格があることで注射などの必要なスキルを身に付けていて、合法的に作業を担当できる人材と認められるからです。看護助手として働いていた施設で看護師にしてもらえる可能性もあります。しかし、看護師の資格を取った時点で働き方を見直したり、キャリアアップを考えたりして転職することも比較的簡単です。今後のキャリア展望を広げられる点で看護師になるのがおすすめできます。

#看護助手が看護師になる方法

社会人として看護助手で働いている人が看護師になるには何が必要なのでしょうか。具体的にやらなければならないことを確認していきましょう。

・受験資格を手に入れる

看護助手から看護師になるには、まずは看護師国家試験の受験資格を手に入れることが必要です。国家試験の受験資格を得る方法はいくつかありますが、一般的なのは看護師養成校で学ぶ方法です。看護の専門学校、大学の看護学部、短大の看護学部などが看護師養成校として認められています。受験をして専門学校や大学に入学し、必要な単位を履修して卒業見込みになれば国家試験を受験できるようになります。

・看護師国家試験に合格する

看護師国家試験は必要単位を落とさずに最終学年になったら受験できます。看護師国家試験に合格すれば、学校を卒業した時点で看護師として働けるようになります。もし合格できなかったとしても、翌年に再チャレンジすることが可能です。看護師国家試験は年に一回しか実施されていません。次の国家試験に合格するまでは看護師として働けませんが、看護助手として働く分には問題ありません。

・看護師として就職活動をする

最後に看護師として就職活動をします。学校の最終学年で就職活動をして、看護師国家試験に合格する前提で内定をもらうのが一般的です。もし国家試験に合格できないと内定を取り消されることがあるので注意しましょう。卒業と同時に就職できなかった場合には、中途採用枠で就職先を探すことになります。卒業の時点で資格を取れなかったときには次の試験で合格して免許を取るまでは看護師の求人には応募できないのが一般的です。できる限り在学中に就職活動と国家試験の両方を成功させましょう。

#働きながら看護助手が看護師になる方法

社会人になると仕事を辞めて看護学校に通うのは厳しいと思うこともあります。生活費を稼がなければならないうえに、看護学校の学費の負担もあるからです。看護助手が看護師になるには仕事を辞めなければならないのでしょうか。

・働きながらでも看護学校には入学できる

まず、前提としては看護助手として働いていても看護学校に入学することは可能です。無事に必要な授業を受けて単位を取得し、国家試験にも合格して卒業できれば問題はありません。

・全日制の看護学校に通えれば働きながらでも大丈夫

看護助手として働きながら看護学校に通う上で問題になるのは、全日制の課程を受けなければならないことです。平日の朝から夕方まで授業があるので注意しましょう。看護学校によって傾向は違いますが、出席を重視している授業もあります。欠席してもレポートや試験で合格すれば良い授業ばかりではありません。看護助手として働く時間をいつにするかは職場との交渉が必要です。
例えば、授業を終えた後の平日の夜に働いたり、授業が休みの土日祝日にシフトを入れたりする働き方は可能です。ただ、フルタイム勤務をできるほどの時間は確保できないでしょう。パートタイムで働ける範囲でシフトを入れるという形になります。

・実習期間中は休職または有給が必要なこともある

看護助手は働きながら学校に通う上で大きなハードルになるのが実習です。学年が上がるほど長期間の実習が用意されていて、毎日通わなければならない時期があります。土日祝日も含めて実習に行かなければならない場合もあり、平日も早朝から仕事が始まる日や夜に実習をする日もあるのが特徴です。多くの職場では看護助手にとってシフトを柔軟に調整させてもらうのは難しいでしょう。職場側で理解があり、柔軟に対応してもらえるのであれば仕事と両立することは可能です。しかし、一般的には実習期間中は休職するか有給を取得して乗り越える必要があります。ただ、有給だけでは毎年の実習をすべて休みにできることは少ない点にも注意して休職も検討しましょう。

・学資ローンなども検討しよう

看護師になる上でお金がなくて学費を払うのが難しいから働き続けなければならないという場合があります。この場合には学資ローンや奨学金の利用も考えると良いでしょう。卒業してから返済することになりますが、看護師になれば給与水準が上がるのできっと返済ができます。無理のない範囲で借りられるかどうかを確認してみましょう。金融機関が提供している学資ローンだけでなく、看護学校が独自に奨学金制度を設けていて利用できることもあります。入学を志願する前に問い合わせて確認してみるのがおすすめです。

まとめ

看護助手として社会人になって働いてきた人が看護師になるときには、看護学校に通って国家試験に合格しなければなりません。看護助手としての仕事の経験によって優遇措置があるわけではないので注意しましょう。働きながら看護学校に通うことは不可能ではありません。ただ、実習のときには仕事を休まざるを得ないので注意が必要です。

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