エステティシャンから美容系の看護師になるには?

会員登録 ログイン
メニュー
#2466 2024/02/10UP
エステティシャンから美容系の看護師になるには?
更新情報を受け取る mail このエントリーをはてなブックマークに追加
mail

エステティシャンから看護師に転職することはできるのかが気になっていませんか。美容クリニックでは看護師も働いていて、医師の信頼を受けて専門的な仕事に携わっている様子を見るでしょう。この記事ではエステティシャンから美容系の看護師になるにはどうしたら良いかを解説します。

#看護師になるには資格が必要

エステティシャンから看護師になるには、まずは資格を取得することが必要です。エステティシャンになるにはエステのスキルがあれば問題ありません。しかし、看護師は国家資格で国家試験に合格しなければ働くことができません。

・エステ経験だけでは看護師になることは不可

エステティシャンとして美容クリニックや美容サロンで経験を積んでいたとしても、そのまま看護師になる方法はありません。看護師国家試験の受験資格としてもエステ経験は認められていないので、あきらめて受験資格の獲得から目指しましょう。

・大学・短大・専門学校で学べば看護師になることが可能

看護師になるには大学や短大の看護学部や看護専門学校に通って必要な単位を履修することが必要です。大学では4年間、短大や専門学校では3年間の就学期間があります。エステ経験があっても就学期間に違いはなく、履修しなければならない単位も同じです。

・最後に必要なのは国家試験の合格と就職先

学校で必要な単位を履修できる見込みになったら看護師国家試験を受けられます。卒業見込みの時点でも看護師国家試験を受験可能です。合格すれば卒業した時点で看護師として働き始めることができます。
看護師国家試験を受ける最終学年では、病院などで実習をしながら授業も受けつつ、国家試験の対策もしなければなりません。さらに就職活動をして、希望する施設から内定をもらうことも必要になります。最後の一年は大変ですが、エステティシャンとしての職歴があると美容クリニックからは優遇されることもあるので頑張りましょう。

#エステティシャンが看護師になるメリット

エステティシャンは看護師になって美容系で働くとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは大学や専門学校などに通って資格を取って働くメリットを解説します。

・美容の知識を生かした接客ができる

エステティシャンと看護師の経験をダブルで持つことができるため、美容についての幅広い知識を生かして顧客に対応する知識が身に付くのがメリットです。美容クリニックでは顧客から好まれる人材になることが必要で、美容の知識や経験を広く持っていると有利になります。看護師になると資格もあるので信頼を受けやすくなる点もメリットでしょう。

・美容クリニックで広くスキルを活用できる

看護師になると美容クリニックで担当できる業務範囲が飛躍的に広がるのがメリットです。エステティシャンの場合にはエステのスキルを生かすことしかできません。しかし、看護師になると顧客の問診をしたり、医師の診療の補助をしたり、手術のサポートをしたりすることが可能です。注射をすることも法的に認められているので、ヒアルロン酸注入などの施術も対応できます。美容クリニックでできる仕事が多くなり、活躍できるチャンスが広がるのが魅力です。

・年収が上がりやすい

看護師になると美容クリニックで年収を上げやすくなります。基本給は看護師の方がエステティシャンよりも高いことが多く、さらに資格手当も支給されることがよくあります。また、営業をするときには資格がある看護師の方が顧客から信頼を得やすいため、成約率が高くなって営業によるインセンティブも大きくなるでしょう。看護師として学校で勉強した知識もスキルも仕事に生かし、プラス効果を生み出すことが可能です。美容クリニックで成功している看護師は年収1,000万円くらいになっている場合もあります。

・エステティシャンに戻る選択肢もある

看護師として美容クリニックで働き始めてみると、仕事にあまり馴染めず、エステティシャンに戻りたいと思う場合もあります。エステティシャンとしての経験があった人なら、ブランクがあっても看護師からエステティシャンに戻ることが可能です。看護師の資格を持っているエステティシャンは少ないので希少価値があります。人材価値を高く評価してくれる美容クリニックやエステサロンに転職すれば働きやすい環境が手に入ります。

・開業して成功する戦略を立てられる

看護師になると開業することも計画できるのがメリットです。エステティシャンとしてのスキルがあるなら、看護師監修のエステサロンという形で付加価値のあるサービスを始められます。看護師としての医療や看護の知識を生かしながらサービスを提供するというコンセプトを打ち立てると、競合するエステサロンとの差別化もできるでしょう。経営者になりたいという想いがある人には看護師の資格を持つ方法はプラスになります。

#エステティシャンから美容系の看護師になるデメリット

エステティシャンから美容系の看護師になるのにはデメリットもあります。よく悩みになるポイントも含めて、美容系の看護師を目指すデメリットを確認しておきましょう。

・エステの担当者ではなくなる

エステティシャンから看護師になると美容クリニックでは看護師としての仕事を担当することになり、エステの担当者ではなくなるのが一般的です。両方の仕事を担当して活躍したいと思っていた人にとってはデメリットでしょう。採用の時点で経営者や管理職と相談し、両方の仕事をさせてもらう立場になれる可能性はあります。ただ、看護師の資格とスキルを生かした仕事を要求するクリニックが多いので、希望を叶えられるクリニックを見つけるのに苦労する可能性が高いでしょう。

・就学期間が長い

エステティシャンとして働いてきた人が美容系の看護師になる上で最も大きなハードルになるのが就学期間です。短大や専門学校でも3年間の就学が必要になります。専門学校では夜間課程のある学校もありますが、准看護師としての勤務経験が必要です。まず准看護師養成校で学んで准看護師になり、仕事をして経験を積まなければなりません。そのため、就学期間の3年~4年は正社員として働くのは困難で、アルバイトをするくらいしかできないのがデメリットです。もちろん、就学中にアルバイトでエステなどの経験を積むことは可能ですが、勉強との両立ができるようにしましょう。

・エステティシャンとしてのスキルアップ要素は少ない

看護の仕事はエステとは異なるので、美容クリニックの看護師になってもエステティシャンとしてのスキルアップにはあまりなりません。医療と看護の知識が付く程度です。ただ、もともとエステサロンで働いていたエステティシャンが看護師になって美容クリニック出働くと、サロンとクリニックでの顧客ニーズの違いがよく理解できます。接客スキルを磨く上では有用な経験ができるでしょう。接客や営業で活躍できるようになりたいときにはプラス効果があります。

・卒業しても直接は看護師になれないことがある

看護師資格を取って美容系のクリニックにすぐに就職できる可能性が低いのもデメリットです。美容クリニックで働いている看護師は若い新卒の人を除くと病院で経験を積んでから転職しています。皮膚科やオペ室での経験を積み、即戦力となるスキルを身に付けてからでないと中途採用枠の競争が激しくて採用してもらうことが難しいからです。エステティシャンの経歴が高く評価されれば直接就職できる可能性があります。しかし、年齢が一般的な新卒よりも高いとなかなか採用してもらえないのが実情です。新卒で採用してもらえなかったときには3年くらいは病院で経験を積むことが必要になるので覚悟を決めておかなければなりません。

まとめ

エステティシャンが美容系の看護師になるには、専門学校などに通って国家試験に合格して資格を取ることから始めます。エステティシャンとして働いてきた人にとっては3年か4年の期間が必要になるので慎重に考えて資格を取るべきかどうかを考えることが大切です。合格すれば看護師として美容クリニックで専門的な働き方ができるので、今の働き方と比較してより良い方を選びましょう。

こんな記事/動画も見られています

 

こちらの本が読まれています

意見をメールする 更新情報を受け取る

バックナンバー

 

【看護師お役立ちコラム】への応募・問合わせ

名前【必須】
電話番号
Eメール【必須】
Eメール(確認)【必須】
問合わせ・応募内容
【必須】

 

Facebook Twitter email
看護師の転職・求人。病院を動画で確認!ミスマッチを防ぎます Pagetop