新人看護師はなぜ辞めたくなるのかをアセスメント

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#2459 2024/02/03UP
新人看護師はなぜ辞めたくなるのかをアセスメント
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看護師として病院に就職した時、希望でいっぱいであると感じます。しかし働き出してしばらくすると、その気持ちを持つことができずに辞めたいと思うことが多いです。ここでは、新人看護師はなぜ辞めたくなるのかをアセスメントします。

・病院になれていない

新人看護師の場合は、なんといっても病院になれていないことがあります。病院が大きい程、そのことがかなりのストレスになります。就職する前に、その病院を受診していた等があると、少し気分も違う事でしょう。ところが、病院自体になれていない場合は、そのなれることに神経を集中させることになります。
すると、仕事をする事プラス病院になれると言う事をする必要があり、その結果、疲労感がますことになるのです。
そのまま経過すると、疲労がたまる一方となり、仕事を続けることが辛くなります。

・覚えることがたくさんある

新人看護師の場合は、指導を受けることにより覚えることが多すぎてしまい辛くなることがあります。新人看護師は、まずオリエンテーションで病院の説明を受けることになります。
その後に、病棟や外来の勤務のこと、マニュアルなど仕事をしだしてからいきなりたくさんの事を覚えることになります。一日、一日同じことではなく新しいことを覚える必要があるのです。事務職の場合は、失敗を下としてもそんなに影響はありません。
しかし看護師の場合は、看護師として働く事になるので処置屋ケア等の失敗をしてしまうと、取り返しがつかないのです。小さい失敗ならいいのですが、覚えたことをいきなり看護師として対応することになり、そのことで戸惑うことが多いです。

・先輩看護師に緊張する

新人看護師の場合は、たくさんの指導を受けることになります。その時、指導を受けるのは全て先輩看護師からとなるのです。先輩看護師は、優しく指導をしてくれる人もいれば最初から厳しく指導を行う看護師もいます。その時、そのような指導を受けたことがない新人看護師の場合は、かなり辛いでしょう。
指導を受けてつらい思いをした後には、その先輩看護師の前ではかなり緊張してしまうことがあります。緊張して、自分が思っている事を伝えることができない事もあります。アセスメントとしても、その時に伝える事ができないとたちまち患者さんに影響してしまいます。そのことから、失敗に繋がることになり辞めたい気持ちになります。
特に申し送りのときには、ほとんどの新人看護師は緊張してしまいます。先輩看護師は、そのような新人看護師の状態に気づいていながらも、処置などについて質問をすることもあります。そのことは仕方がないことなのです。新人看護師は申し送りで緊張すると思っているので、かなり先輩看護師は気をつけて聞くようにしています。

・一人だけなかなか覚えることができない

新人看護師の場合は、多くの同期と一緒に就職する事があります。その時、とてもこころ強く思うことでしょう。一緒に入ることにより、気持ちを共有する事ができる仲間がいることになるからです。ひとりである場合、そのように気持ちを共有することができないので、孤立感を持ってしまいます。そのことからも、同期の看護師がいることはとてもいいことです。
しかしその一方で、一緒に入職することにより比べられてしまう事もあります。その時、嫌な思いを持つ事もあるのです。例えば、ほかの一緒にはいった看護師よりも一人だけ覚えることができない等のことがあると、とても辛くなりそれが現任で辞めたくなる事もあります。

・暴飲暴食をしてしまう

新人看護師の場合は、就職して一年間ぐらいはかなりのストレスを抱えることになるので、そのストレスを軽減させたいと思い暴飲暴食をしてしまうことがあります。そしてその反対に、食べられないということもあり、食べられないのはかなり深刻になりますね。
暴飲暴食の場合は、誰もが一度は経験しているストレスの解消方法では無いでしょうか。しかしその時期が長く続くと、生活習慣病などが心配となり辞めたいと思うようになります。

・患者さんに叱られる

新人看護師の場合は、仕事をし出すと色々な場面に遭遇することになります。その時、患者さんのケアをしている時に、辞めたくなる内容があるのです。辞めたくなるのは、よほどの事なのですが、特に多いのはなんといっても患者さんに叱られる事です。
患者さんに叱られるのは、最もつらい事でしょう。特にしっかりとコミュニケーションをとるように努力をしていた患者さんから叱られてしまうと、自分全体を責められている気持ちになり、なかなか立ち直る事ができません。その患者さんが理不尽であると思った時でも、かなりのショックを受けてしまいます。たまたま機嫌が悪かったのかもしれませんが、看護師としてこれほどつらい事はないのです。ほかの看護師が叱られていない場合は、特に考え込んでしまいます。

・インシデントを起こしてしまう

新人看護師の場合は、仕事をしている時に焦る事が多いことからインシデントを起こしてしまう確率も高くなります。インシデントというのは、ふとした時に起きることなのですが、新人看護師の場合は不慣れであるために起こす事があります。
インシデントを起こしてしまうと、ベテラン看護師でさえとてもつらい思いをすることになるのです。まして新人看護師の場合は、どれだけつらいことでしょう。夜も眠れなくなるという新人看護師も、その後に少なくありません。それだけショックが大きくなります。
そしてインシデントを起こした後に、より緊張してしまう事も有りまた起こしてしまうことがあります。その後は、そのショックから立ち直ることがむつかしくなり辞めたい気持ちが強くなるのです。
インシデントを起こしてしまうと、自分は頑張るつもりでも患者さんに迷惑をかけてしまったと思うことと同時に、周りの看護師にも迷惑をかけたという気持ちが強くなり、そこにいられないと思ってしまうのです。

・同期の看護師がやめてしまう

新人看護師の場合は、同期の看護師がやめてしまう事により自分の辞めたいと言う気持ちが強くなります。その気持ちを持っているものの、同期の看護師が頑張っているので、自分も頑張ろうと思うのです。しかしやめてしまうことになれば、自分のその頑張る気持ちもゆらいでしまいます。

・プリセプターと合わない

新人看護師の場合は、自分をサポートしてくれるプリセプターと言う存在の先輩看護師がいます。その看護師とたまに合わないと思う新人看護師もいます。プリセプターとしては、一人前の看護師として育てる任務があるので、焦る気持ちもあり、新人看護師の気持ちをずれてしまう事もあります。
そんなときには、先輩看護師にその気持ちを伝えることができずに辞めたいと思ってしまいます。

・新人看護師が辞めたい理由をアセスメントする

新人看護師の場合は、このようにちょっとした事をきっかけに辞めたいと思う事があります。現在は、転職をすることが容易となり自分に合わない職場にいる必要はないと思う事もあります。そのような場合は、直ぐに次の転職先を探します。
しかしせっかく新人看護師として指導をして教育をしてきた病院などとしては、できるだけやめて欲しくないと思うのです。するとどうしたらいいのでしょうか?
自分が新人看護師の時はどうだったのか、つらい気持ちを共有して挙げることがとても大切ですがそのような時間がないと思ってしまいますね。しかしその時間を無理してでも作り、新人看護師をアセスメントして寄り添うことはとても重要で有り、育てていく先輩看護師の使命とも言えます。

まとめ

いかがでしたか?新人看護師の場合は、病院などでのストレスを感じて多くの悩みを抱えながら仕事をすることになります。その時、新人看護師の心の動きに敏感になれる先輩看護師が一人でも多くなることで、その職場の風土もかなりよくなると思えます。新人看護師が残る職場になれるように、一人一人の看護師が気をつけたいですね。

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