30代、40代から看護師を目指そうということに関して不安になる要素もたくさんあることでしょう。そもそもどういうところに違いがあるのか、年齢によって違いはどのようなところにあるのかということを説明しましょう。
【目指すときの不安】
30代、40代から看護師を目指そうという場合においてはいくつか気になることがあるでしょう。まずは年齢です。年齢に対して不安になる要素としては下限、上限という部分があるわけですが下の部分ということから考えますと、まず准看護師は最年少で18歳であり、看護師であれば20歳となります。これらは国家試験などに合格しなければならないという形になるわけですがそれは誰でも受験ができるというわけではなくて受験資格を得るために学校に通うということになります。つまりは、30代、40代であってもまずは学校にいって、そこでカリキュラムをクリアするということが求められることになります。ですから、30代、40代であれば下限は当然、問題なし、となります。では、上限はどうなのか、ということになりますが、実は看護師の資格を得るためには上限はなかったりします。ですから、基本的には30代、40代であろうとも看護師を目指すということは十分に可能になります。
方法としては学校に通って国家試験に合格してその資格を以て看護師としての就職活動をするというような流れになりますが、これは年齢によって違う、ということはありませんから、特に心配することはなく、安心してよいです。
【ネックとなる要素】
30代、40代から看護師を目指して就職、転職をしよう、ということにおいてネックとなるのは資格取得までの道のりであり、やはり一つとしては学校に通うために入学の試験に合格しなければならないということがあります。しかしながら学校によっては社会人の入学に関しては一部学力試験の免除があったりとかもしますので必ずしも現役の時のような学力がなければ入学できないというわけでもなかったりします。
どうしても学校に通って少なくとも数年単位での通学が強いられるということになりますのでそこで勉強をして看護師の国家試験に合格することを目指すという形になりますので時間はかかりますし当然学費もかかるのでお金もかなりかかるということになります。そこは別に30代、40代であろうと10代であろうと20代であろうと同じではありますが、時間をとる、時間を確保するという点としてはやや30代、40代は不利と言わざるを得ないです。そして学習効率は基本的には歳をとるほどきつくなっていく、ということもそうでもありますから、その点は注意しておきましょう。
【就職できるのか?】
いざ、30代、40代の看護師となれたとしてそもそも仕事はあるのか、という不安もあることでしょう。これは実はあんまり気にしなくてもよいです。これまで社会人の経験などはどうしても看護という世界ではあんまり役に立たないですし、評価されるということもないですが、それでも仕事そのものはたくさんあります。確かに30代、40代の未経験の看護師が有利なのか、ということは特にはないです。看護師間で比較した場合においても30代、40代であることは経験があればこそ有利ではありますがそうではない場合はどうしてもこの点はネックとなります。ですが不可能ではないのです。
未経験の看護師でも採用する、というところは探せばいくらでもあります。ですから、30代、40代であろうとそこまで気にせず、看護師を目指すことはお勧めできます。折角目指して、上手く資格取得ができたのに就職できるのか、転職が上手くいくのか、という不安は確かにあることでしょう。しかし、それはまさに杞憂というものであり、看護師という仕事はとても需要があるものであり、探せはいくらでもあるのです。
【目指すメリット】
30代、40代からでも看護師を目指すことができるようになっていますが、そこにメリットはあるのか、ということを思うでしょう。はっきりいってかなりきつい仕事ではあります。人の体や命にかかわることになりますし、とにかく実は体力的にタフな仕事となりがちではありますが、だからこそ専門性は高いです。そして、給与面でも恵まれているものであり、仕事に困ることはないです。
有効求人倍率が非常に高いものであり、視覚さえあればとりあえず仕事で困ることはないというタイプの職種であり、それはこれからも続くことでしょう。それこそ、人手不足が凄い業界でもありますから、様々な採用、雇用の方法がありますし、それらは比較的、こちらで、労働者側で選ぶことができるようなレベルのものでもあります。
【実際増えているのか?】
30代、40代から看護師になろうとしている人はそんなに多いのか、ということですが増えていることは事実です。実は自治体が援助していることもあったりして積極的に看護師を増やそうということを国とか自治体がやっていたりもしますので特に社会人からの看護師というのも増加傾向にあります。
ここ10年くらいで2倍近く増えているというデータもありますのでそのぐらいの年代から目指す人というのがそもそもたくさん出てきているということになります。
それでもなお人が足りていないというような業界でもありますから、やはり増えているにしてもそれでもその需要を満たすほどでもないのです。それなりの年齢になってから看護師を目指して実際に看護師になって働いているという人自体は結構いますので周りから浮いてしまうのではないかという心配は無用と言えます。
実際、この年齢から目指そうという人はやる気に満ちているということが多いので、多少なりとも年齢による学習効率の低下であったりとか時間がなかなか取りにくいといったような不利な状況であろうとも頑張って取得するという人が多いです。
しかし、あくまで看護師になるということ自体はゴールではなくスタートラインであるということを忘れないようにしましょう。
【選ぶべき就職先】
自分がこういう看護師になりたいということを明確に目標として持っているということが結構重要ではありますし、いざ資格取得をして、どこに勤めるかというのを考え始めなければならないという時においてそうした意識はとても役に立つことでしょう。
その上でどのような病院とか医療機関が良いのかということに関していくらか知っておいた方が良いこととしてあるのがさすがに30代、40代からの初の看護師ともなりますとそれなりに新人教育がしっかりとしているところ、というのがとても重要になります。さすがに慣れるまでにそれなり時間はかかることになりますし何しろ今までその歳まで別に看護師をしていたわけではないということになりますのでそれまでのノウハウとか経験というのが自分自身にあるわけではありませんのでまさに一からのスタートということになります。
ですから新人教育はしっかりとしているところを選び、そして自分のキャリアにしっかりとプラスになるようなところを選び抜くということが大事です。
これらはさほど難しいことではなく、病院のホームページであったりとか就職面接の時に聞いたり、大きな病院であれば合同説明会みたいなところで説明をしてくれるということもあったりするわけですからそういうことに積極的に参加してみましょう。
30代、40代から、ともなりますともちろん転職がその後できない、ということはないにせよ、可能な限り最初のところでそれなりに長くキャリアを積むべきではありますので最初の就職だけ選びを失敗しないように心がけましょう。
まとめ
どうでしたか?
何歳からでも別に看護師というのは目指すことができますし、それが有利になるということはないのですがかといって極端に不利というわけでもなく、十分にしっかりとした仕事としてキャリアを積んでいくことができるのが看護師なのです。
何歳からでも目指して新しい人生をスタートを目指してみることにしましょう。
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