全員で共有するべきアセスメント

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#2383 2023/11/19UP
全員で共有するべきアセスメント
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看護におけるアセスメントというのは、患者さんやご家族も含めスタッフ同士全員が共有するべき内容だと思っています。それらを共有することで今までを含めた将来の計画も組むことができますし、何事も最善の策を考えることができるので良いと思います。

アセスメントは、患者の健康状態や医療ニーズを評価し、適切な看護計画を立てるために欠かせないステップです。
この情報共有の過程で、患者の病歴、現在の症状、アレルギー、既往歴、薬剤治療、社会的背景などの情報を収集し、総合的な患者像を描き出します。
この段階での情報の正確性と詳細さは、後の治療プロセスに大きな影響を与えます。 情報共有は、看護師同士だけでなく、医師、薬剤師、リハビリテーション専門家、ソーシャルワーカーなど多職種間で行われます。
例えば、医師は診断結果や治療計画を基に、看護師に対して特定のケア方針や注意事項を伝えることがあります。
また、薬剤師からは薬剤の情報や副作用に関するアドバイスが得られるでしょう。
これにより、専門家間での連携を強化し、患者に最適な治療を提供することが可能となります。

病院内のチーム全体での情報共有は、効率的かつ連携の取れたケアを実現する上で不可欠です。
異なる専門職が連携を取ることで、それぞれの専門知識や視点を活かした総合的なケアが可能となります。

例えば、リハビリテーション専門家の情報が加わることで、患者の身体的な回復プランや運動療法が看護計画に組み込まれるでしょう。
また、ソーシャルワーカーの情報提供により、患者の家庭環境や社会的サポートに関する側面も考慮されます。
アセスメントにおける情報共有は、誤解や情報の欠落を防ぐためにも重要です。
看護師同士が正確な情報を共有することで、連携ミスや誤診を未然に防ぐことができます。

例えば、ある看護師が特定のアレルギー情報を把握している場合、他の看護師が薬剤を提供する際に注意を払うことができます。
情報の共有は、安全なケア提供の一環として不可欠なステップです。
さらに、アセスメントと情報共有は連携を強化し、コミュニケーションの円滑化を図るためにも効果的です。
適切な情報が共有されることで、チーム内のコミュニケーションミスが減少し、スムーズなケア提供が可能となります。
これにより、患者に対するエラーを最小限に抑え、質の高いケアを提供することができます。
総括すると、看護師として病院で働く上でのアセスメントと情報共有は、患者の健康状態を正確に評価し、適切なケア計画を立てるために不可欠な要素です。情報共有は、専門職間の連携や安全なケア提供、コミュニケーションの円滑化を実現するために重要な役割を果たします。
このプロセスを通じて、患者の健康と福祉を最優先に考えた質の高いケアが提供されます。
私自身はある病院で看護師として働いており、さまざまな年齢層の患者さんと接してきましたが、特に年配の患者さんは自分の状態や感じていることをなかなか素直に表現しないことがあります。
これは、多くの場合、自分の弱さや依存度を感じているため、他人に頼ることに抵抗を感じることが影響しているようです。
例えば、ある高齢の患者さんが入院してきた際、初めての環境に不安を感じ、痛みや不調を我慢しようとする傾向が見られました。

しかし、患者さんのお子さんから聞いた話では、実際は患者さんがかなりの痛みを感じていたことが分かりました。
患者さん自身は、周囲に迷惑をかけたくないという気持ちから、痛みを隠すようにしていたのです。
このような状況を避けるために、私たちは患者さんのご家族と積極的にコミュニケーションを取るように努めています。
ご家族の方からは、患者さんの普段の様子や病歴、嗜好などの情報を提供していただけることがあります。
これによって、患者さんの背景や生活状況をより深く理解し、適切なケアを提供することが可能になります。

また、情報共有においてもご家族と連携することが重要です。
特に病状の変化や治療方針の変更などの際には、患者さん本人だけでなく、ご家族にも適切な情報を提供することで、安心感を持って治療に取り組むことができるでしょう。
一方で、情報提供や共有においてはプライバシーにも配慮しなければなりません。患者さんの個人情報や意志を尊重しながら、必要な情報を共有する工夫が求められます。
また、ご家族の方々にも患者さんの意向を尊重し、適切な情報提供をお願いすることが大切です。

結論として、年配の患者さんが素直に話すことが難しい場合でも、ご家族との協力を通じて情報提供や共有を行うことで、適切なケアを提供することができます。
患者さんとご家族、そして医療スタッフが連携し、信頼関係を築いていくことが、質の高い医療サービスを提供する上で欠かせない要素です。
また、看護師と患者さんとの信頼関係は、効果的なアセスメントにおいて極めて重要です。

私が思い浮かべる患者さんとのフィーリングについての体験談もあります。
ある日、私は急性の疼痛を訴える高齢の患者さんを担当しました。
患者さんの彼女は顔をしかめ、痛みを我慢しようとしている様子でした。
初対面の時点で、私は彼女の不安や痛みを少しでも和らげたいと思いました。
私は患者さんに対し、まずはゆっくりとした呼吸を促すことから始めました。
その間、私は彼女と目を合わせ、落ち着いた声で話しかけました。彼女の話を聞くことで、彼女の痛みや不安に対する理解を深めることができました。彼女は家族と離れて入院していることから寂しさを感じており、それが痛みを増幅させていたようでした。

次に、痛みのレベルや性質について詳しく尋ねました。
その際には、彼女のペースに合わせてゆっくりと進みました。
彼女が話すことで、痛みの特徴や強さ、場所などがより明確になり、それが後の治療やケア計画に役立ちました。
痛みの詳細を把握した後、私は彼女に痛みの管理方法について説明しました。同時に、彼女がその方法をどのように実践できるかを一緒に考えました。彼女の意見や希望を尊重し、共に計画を立てることで、彼女は自身の状態に対するコントロール感を取り戻し、不安が軽減されていくのを感じました。
数日後、彼女は笑顔を見せながら、「あなたのおかげで、痛みが少し楽になった気がするわ。話すことで気が紛れるし、私のことをちゃんと聞いてくれるから安心感もあるの」と言ってくれました。
この言葉を聞いたとき、私は彼女との信頼関係が彼女の痛みを和らげる一助になったことを実感しました。
この体験を通じて、看護師としての役割は単に医療行為だけでなく、患者さんとのコミュニケーションや信頼関係の構築がいかに大切であるかを深く学びました。

アセスメントは単なる情報収集だけでなく、患者さんの声を聞き、共に歩むパートナーシップの一環です。このように看護婦と患者さんという立場だけではなく家族のように親身に接することでアセスメントという情報共有をしやすくなりますし、何よりも患者さんがリラックスして過ごせるという最大のメリットを生かすためにもやはりフィーリングというの体質だと思います。

まとめ

私たち看護師と患者さんという店員とお客様みたいな関係になってはいけません。患者さんのご家族などと密接に連携しら情報共有をすることでより良い患者さんの対応ができると私は思っています。私たち 看護師は患者さんと近い距離になるため、フィーリングは大切なのでリラックスして普段接することが何より大切だと思っています。

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