ブランクがあっても大丈夫!再就職時の面接のコツ

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#2289 2023/08/21UP
ブランクがあっても大丈夫!再就職時の面接のコツ
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一度看護師としての現場を離れてから再就職したいと思った時の面接は、新卒の時の面接とは全く違います。心配や不安もあるかと思いますが、私も実際に最近、再就職しました。その際に、転職エージェントの方から教えていただいたこと、また自分自身が経験した面接を通して気付いたことをご紹介したいと思います。

さまざまな事情で一度現場を離れ、ブランクを経た後に再就職しようとする時、どこか引け目に感じてしまうことはありませんか。
私自身、そのように感じていました。でも実際、最近再就職をしたのですが、そんなことはありませんでした。
履歴書をきちんと書き上げることも大事ですが、実際の面接では、何より本人の人柄とその時の受け答えを重視されることが多いと思います。
新卒の時と比べて、再就職や転職の時の面接となると、どのように答えればいいんだろうと悩んでしまうかもしれませんが、私が実際に経験して感じたのは、再就職の際の面接は、むしろ有利です。なぜなら答えられる素材のストックが、自分の中にたくさんあるからです。これは新卒の時と全然違います。なので、振り返って自分の経験をよく整理し、きちんとまとめて丁寧に答えるなら、きっと上手に面接に対応できると思います。その中で、私が気を付けたポイントをご紹介したいと思います。

・自分の経験を振り返り、貢献できる点は何かを考える。

まずは自分の経歴をしっかり振り返ることが大切です。どんな科にいたか、ということだけではなく、その中で自分が何を得たのか、どのような看護を大切にしてきたのかを振り返ってみます。そしてその中で、今希望している就職先に生かせそう、これは評価してもらえそうと思ったものを、ピックアップしてみます。看護師としてのスキルでもいいですし、こんなふうに患者さんに対応するようにした、といったことでもいいと思います。
なぜなら、面接官はみんながみんな医療職者ではないかもしれないので、実際私も、患者さんへの声掛けを大切にした、一人一人の希望を聞くようにした、といった、分かりやすい内容を用意していました。
履歴書に書く時も、面接の時も、志望動機は必ずあるかと思うのですが、その時には、単にこういう経験をしてきたとだけではなく、希望の就職先のホームページをしっかり読んで、自分の経験とホームページでアピールされている就職先の強みを比べて共通点を探し出し、「このような経験があるので、御院に貢献できます」といったように前向きな答えを用意するのも大切だと感じました。

・時に本音だけでなく建前も

再就職時の面接時に、不安に思う質問は、やはり「どうして前職を辞めたのか」かと思います。この点について、転職エージェントの方に教えてもらったのは、よくいわれることですが、前向きに答えるということです。もちろん本音を絡めても構わないのですが、それよりも、「こうしたかったから」「こういう看護がしたかったから」といったような、全体が前向きになるような答えを用意したほうがいいということでした。これは決してうそをつくということではなく、自分の経験や思いを前向きに捉えるとどういうことなんだろうと、一度考えてみる必要があります。そして、実際に何度も口に出して回答の練習をすることが、一番安心できるなと思いました。

・働き方については建前はNG!絶対に正直に答える

私も今回の再就職に当たり、一つどうしても募集の要件を満たせない箇所がありました。そのため、その事情を正直に話し、この時間帯はどうしても働けないと説明したところ、すんなりとOKをもらえました。相手はどのような事情の人が来るか分からないので、一般的な時間を書いているだけ、ということは十分あります。なので、自分の事情をきちんと説明し、ここはできないけど、ここまでならできる、ということをしっかりお伝えすることは大事だなと思いました。転職エージェントの方にも、ここははっきりと言われたのですが、働き方で、本当は無理なので、受かりたいがための無理な回答をしても、後からトラブルになる。それよりきちんと自分の要求は伝えたほうがいい、ということでした。また、無理なこともはっきりお伝えしますが、ここまではできます、ということも、しっかりお伝えしました。

・思わぬことが武器になったり、評価されることがある

今回経験したことなのですが、看護師としては一見関係ないように思うことも、職場の状況によっては評価を得ることがある、というのが分かりました。私の場合、外国語を話すことができ、履歴書に取得した検定を書きました。一見、看護師のスキルとは関係ないように思いますが、私の場合は再就職の場所に外国の方が来ることは多いそうで、実際に以前も日本語の話せない方が来て困った経験があった、ということでした。ですので、関係ないかなと思うことでも、ブランクの間に取った資格とか検定とか、そういった形でなくても何かしら経験したことを、思い切って履歴書に書いたり、面接で話してみたりすると、思わぬ良い評価を得ることもあるなと思いました。なので、一見看護師とは関係ないかなと思っても、取った資格や検定などがあれば、思い切って書いてみたり、面接で話してみたりしても、十分評価の機会はあるんだなと思いました。

・社会人として、最低限の言葉遣いと、今使われている言葉は覚えておくべき

今回、私も参考になったのは、面接の相手が病院やクリニックの場合、履歴書では「貴院」と書きますが、面接時、口に出す時は「御院(おんいん)」と言います。まずこれは覚えておいたほうがいいなと思いました。また、働き方改革という政策の影響もあってか、以前は「雇用条件」とか「勤務時間」等と言っていたことを、まとめて「働き方」と表現していることも多かったです。そのほうが自分も言いやすいですので、「働き方」という言葉を使ってみるのもいいのかなと思いました。

・逆質問はチャンス。絶対に逃さない

面接の最後のほうで、「何かお聞きになりたいことはありますか」と逆に質問の機会をもらうことがあります。私も今までは「いえ、ありません」で終わっていました。そのほうが好印象なのかなと思ったからです。でも転職エージェントの方に教えてもらったのですが、実際は逆だそうです。逆質問は、絶対にしたほうがいいです、と断言しておられました。
そして、実際私もしてみて、よかったです。ポイントは、最低2つは準備しておくこと、働き方ではなく、働く内容について質問してみることです。
最低2つというのは、面接の話の流れで、質問したかったことの答えが出てきてしまう場合もあるので、念のために2つということです。

また、働き方ではなく、というのは、働き方、例えば休憩、休暇の取得などについて聞いてしまうと、自分のことだけが心配なような印象を与えてしまうので、それはその前の働き方のところでしっかり答えておいたり、また働き始めてから再度質問することもできるということでした。
それよりは、働く内容について質問したほうがいいということでした。
例えばどんな患者さんがよく来るかなどですが、これは再就職で、以前に働いた経験があるほうが、新卒の時に比べても、圧倒的に有利です。なぜなら、現場の様子がいくらかイメージがついているからです。
あれ、ここはどうなんだろうと思う点を、聞いてみると、しっかりと答えてくれますし、それがかえって、「この人は実際働いたらどうなのかということをしっかり考えてくれているのだな」と良い評価につながるそうです。実際私も2つ準備して優先順位をつけておき、まずはこっち、もしその質問の答えが出てしまった場合はこっち、と準備しておきました。実際質問もできてよかったと思っています。

まとめ

以上のように、私の経験と転職エージェントの方のアドバイスから、再就職の際の面接のポイントをお伝えしました。再就職の際の強みは、自分の中の経験という、自分だけの強みが、必ずあるということです。それは看護師としての経験だけでなく、自分が今まで経験したこと全てが、自分にとっての武器になる可能性があります。また、看護師として一度就職していることで、現場のイメージがつくため、より答えや逆質問も的確になります。ぜひ自分だけの強みを見つけて、再就職の面接を乗り切ってください。

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