人脈利用、給料条件をつけなければ転職はすぐ決まる

看護師が転職をするとき、条件として重視する項目はいくつもあります。では、どんな項目について注意すれば、転職はすぐに決まるのでしょうか。ここでは、転職がすぐに決まるポイントを紹介していきます。

転職をするときには、在職中から転職探しをする人もいれば、一度退職をしてから腰を据えて転職探しを始める人もいます。転職前には仕事の引継ぎなどもあるので、辞めたいけれどなかなか辞めることが出来ないという人もいるのではないでしょうか。
ただ一番心配になのは、退職してしまった後に転職がなかなか決まらず、その間の収入がなくなってしまうことです。そのため、転職は求人を探しを始めてすぐに希望の病院を探すことが出来る、そして面接を受けてすぐに決まるのが一番理想的です。ここでは、そのような転職がすぐ決まるためのポイントを紹介していきます。

・人脈を利用した転職探し

転職求人を探す時には、転職サイトや人材紹介会社などを利用する人が多いのではないでしょうか。実際にネットで転職サイトを通して求人を探してみるとたくさんのものを見つけることが出来ます。しかし、求人を探し、条件を比較してその中から良いところを絞り込むという作業には、結構時間がかかります。

そんな時におすすめなのが、人脈を利用した転職探しです。自分の周りにあまり現役の看護師がいないという場合もあるでしょう。また現役で働いていたとしても、その人が勤務する病院の良い評判を聞かないから紹介を受けたくないということもあるかもしれません。そのような場合、自分の人脈で転職先を探すのは難しいかもしれません。

しかし、看護師というのは、実は結構つながりがあるもの。看護師学校が同じだった、前に一緒の病院やクリニックで働いたことがある、退職した後も時々情報交換をする先輩後輩がいるなど。そんな看護師に心当たりがあれば、積極的にアポイントを取ってみましょう。これからの転職活動につながる可能性は大きいです。

ただ人脈を利用した転職は、嫌がる人もいます。なぜなら、誰かから個人的に紹介された求人は断りにくいから。それに就職をした後ここに決めたのは失敗したなと思った時も簡単にやめることが出来ないからです。

それでも早く転職を決めて、無職の間の収入に関する心配をしたくない、早く働く充実感を味わいたいというときには、不安を抱くより新しい未知の世界に飛び込んでみるのもおすすめです。意外に転職がすぐ決まることも多いのです。
人脈を利用した求人探しには、メリットもデメリットもあります。だからこそよく考えて転職活動を進めていきましょう。

・給料に関する条件レベルを下げてみよう

転職を希望するときには、今よりも良い条件で働きたいと希望する人もいます。その条件というのは、給料や労働時間、福利厚生などいろいろなものが含まれます。その中でも看護師が一番気にするのが給料のこと。

誰でも自分はこれまで働いてきたという経験あるため、それに見合った給料が欲しいと思うのは当然です。

しかし、住んでいるところや病院によっても基本給などは大きく異なります。それを念頭に置いて求人探しをしなくてはいけません。

例えば、都心部で働いていたけれど、退職して地方の病院で転職すると希望するとき。都心部の病院は、基本給もいいですし、それに伴って時間休やボーナスといったものも地方に比べると高いです。しかし、地方に行くと基本給は下がります。同じ経験年数であっても。

それを加味すると、給料だけを比較して求人を選択するのは少し考えたほうがいいかもしれません。

働く場所、病院の規模によって給料形態は変わってくるということを理解して転職の求人を探していきましょう。そして転職をすぐに決めたいというときには、まず給料に関する条件レベルを下げてみるのが得策です。

給料の条件レベルを下げてみると、給料条件だけにとらわれていた時には探し出せなかった求人をどんどん見つけることが出来るようになるでしょう。また転職先にとっても、給料に条件をつけない看護師は、採用しやすいです。給料条件をつけなかったからといってわざわざ安い給料を提示するわけではありません。もちろん経験に見合った給料の提示があるので、安心して受け入れることもできるでしょう。

・働きたいということを前面アピール

転職をすぐに決めたいというときには、働きたいということを前面アピールして面接に挑みましょう。

著者の経験からすると、求人の問い合わせが来たときに、すぐには働けない。今は別の病院で在職中なので、転職して働き始めるならば3か月後などとかなり先の予測を伝えられることがあります。

しかし、転職の求人を出しているということは、看護師のマンパワーが不足しているのですぐに即戦力が欲しいと思っているということ。そのため、3か月後から働きはじめたいという希望では遅いのですね。また、数か月後の転職希望があり期待をしていても、結局その話がなくなってしまうという場合も少なくありません。数か月の間に転職希望者の状況も希望も変わってしまうことがあるからです。

それを考慮すれば、即戦力になれる看護師が面接に来てくれたら、即採用は間違いありません。ただ転職を希望していても、自分の予定もあるもの。例えば、転職が決まってから子どもの保育園の慣らし保育を始めるとか、自分のいろいろな手続きをするとか…。
そのため、面接の翌日からすぐに働くというのは不可能でしょう。ただ1週間後、2週間後と早い段階で働き始めることが出来るとしっかりアピールすれば、転職をすぐに決めることが出来るでしょう。

・自分が出来ることをしっかりとアピールすることが出来たら転職はすぐに決まる

面接の前には、履歴書や職務経歴書というのを提出します。採用側はそれを見て、この看護師はどんな臨床経験があるのか、どんなことが出来るかといったことを判断し採用するかどうかを見極めます。

ただ採用する時には人柄、性格、第一印象といったことも大切ですね。実際の面接の場ではそういったこととこれまでの経験がセットで判断されるのです。ただ、面接をして転職をすぐに決めたい時には、一つポイントがあります。それは、自分が出来ることをアピールし、即戦力になることが出来るということを伝えること。

採用者は、マンパワーとなる看護師を採用したいわけですから、その即戦力になる人を欲しがっています。そこで面接の時には、自分をしっかりと売り込むのです。そうすれば、この看護師のやる気、そしてモチベーション、熱意などを評価して採用ポイントがアップするのです。
もしも同じ時期に面接を受けている看護師がいて、どちらを採用するか迷っているときには、モチベーションが高いことと熱意があることが大きな評価ポイントになることは間違いありません。

自分が出来ることをアピールするというのは苦手という人もいます。実際に働いてはきたけれど、人に言えるほど特別な経験を持っているわけではないと謙遜してしまう看護師もいますし。しかし、面接の時に消極的になるのはおすすめできません。自分自身で面接時にいうことが出来ない、自信がないという人はこれまでに参加してきた研修や看護研究なども職務経歴書にしっかり書き記しておいてもいいでしょう。

また面接の時には、相手の目を見ながらしっかりと発言をしましょう。面接の場では緊張しますが、これまで働いた病棟でどんなことを経験してきたかということを伝えていけるといいですね。目線、声量だけできっと働きたいという熱意は面接官に伝わるはずです。それがすぐに採用が決まることにつながるでしょう。

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