精神科の看護師になるには何が必要?具体的になる方法を紹介!

会員登録 ログイン
メニュー
#2275 2023/08/07UP
精神科の看護師になるには何が必要?具体的になる方法を紹介!
更新情報を受け取る mail このエントリーをはてなブックマークに追加
mail

精神科はメンタルヘルスの問題への対策が大きな課題になっている現代社会では重要性が高い診療科です。精神科の看護師になるには何が必要なのでしょうか。ここでは精神科の看護師になる方法を具体的に紹介します。

#精神科の看護師になるには

精神科の看護師になるには看護師の免許があるだけで問題ありません。精神科に限ったことではありませんが、基本的に看護師は免許を手に入れたらどの診療科で働くことも可能です。診療科ごとに必要とされるスキルは、現場で学んで身につけていくことになります。
精神科では統合失調症やうつ病、そう病などのメンタルヘルスに関する悩みを抱えている人の看護をすることが必要です。メンタルヘルスに問題がない人と比べると、コミュニケーションに苦労する場合もあります。ただ、精神科の看護師になるには特に講習を受けたり、新たに免許を取得したりする必要はありません。看護の基本スキルを身につけていれば、現場で学んで精神科の看護師として活躍できると考えられています。

#【状況別】精神科の看護師になる方法

精神科の看護師になるには、精神科のある病院やクリニックに就職・転職をすることが必要です。状況によって具体的に精神科の看護師になる方法には違いがあります。ここではよくある状況別に精神科で働く方法を紹介するので参考にしてください。

・看護師免許を取得する予定の新卒の場合

大学や短大、専門学校で看護師の免許を取得して卒業見込の新卒の場合には、2つの選択肢があります。1つは精神科の専門病院または専門クリニックを就職先として志望する方法です。精神科の専門病院は少ないですが、クリニックは多いので応募しやすいでしょう。精神科と心療内科を兼ねている病院・クリニックもたくさんあります。精神科の専門として働けるかどうかは就職先によって違いますが、応募や面接のときに相談してやりたい業務に携われるようにすれば問題ありません。
もう1つの選択肢は総合病院を志望して就職した後、精神科に配属してもらえるように努力する方法です。総合病院では採用後にジョブローテーションなどによって複数の診療科の経験をする機会があり、最終的に最も適している診療科に配属する方針を立てているのが一般的です。精神科で活躍したり、先輩看護師や医師に認められたりすれば精神科に配属されるでしょう。

・他の診療科で働いてきた看護師の場合

消化器内科や呼吸器内科、神経外科や整形外科などの他の診療科で働いてきた看護師が精神科で働きたいと思う場合もあるでしょう。他の診療科で経験を積んできた看護師の場合には、精神科への転職が難航することが多いので注意が必要です。中途採用で看護師を募集しているときには即戦力を最優先します。精神科での経験がまったくない看護師にとって不利なことは明らかでしょう。他の診療科での経験を認めてもらえればプラスになります。例えば、心療内科で働いた経験がある、高齢者医療の現場でキャリアを積んできたという場合には採用される可能性が十分にあります。ただ、他の診療科で働いてきた場合には即戦力として認めてもらえることはあまりありません。人材が不足している病院やクリニックを探して転職するのが大切です。まずは未経験でも採用してくれる現場を探して転職し、今後のキャリア形成プランを考えていきましょう。

・医療以外の分野で働いてきた看護師の場合

医療以外の分野で仕事をしてきた看護師は精神科で働きやすいかどうかはケースバイケースです。精神科の患者は高齢者や障害者が多いのが特徴で、介護施設や障害者福祉施設で働いてきた看護師は経験を高く評価してもらえることがあります。精神科の専門病院や専門クリニックの募集や、総合病院での精神科担当看護師の募集に応募すれば採用してもらえる可能性が十分にあります。しかし、関連する経験をまったく積んでいない場合にはなかなか採用してもらえません。保育園や学校などで働いてきた看護師や、ツアーナースなどをしてきた看護師は精神科の看護師になるのは難しいでしょう。ただ、人材不足の現場では資格さえあれば未経験でも募集していることがあります。できる限り広く求人を探して、精神科の看護師になれる求人を見つけ出しましょう。

・既卒で働いたことがない看護師の場合

看護師免許を取ってから働いたことがない既卒の人が精神科の看護師になりたいというケースもあるでしょう。既卒の場合には年齢的に若いかどうかによって就職しやすさに違いがあります。看護師免許を取得してまだ1年~3年くらいの若い人なら未経験の看護師の募集枠に応募すれば採用してもらえる可能性が十分にあります。しかし、30代、40代になってまったく働いた経験がない場合にはなかなか採用してもらえません。精神科の看護師になるどころか、病院やクリニックの看護師になることすら難しい場合もあります。精神科の看護師が不足していて、未経験者でも育てたいという病院を探すことが重要です。新卒に比べると年齢が高いのが不利になる原因なので、できるだけ若いうちに応募するように心がけましょう。30代、40代でも採用を前向きに検討してくれる施設はあるため、あきらめずに応募するのが大切です。

・看護師の免許を持っていない場合

看護師の免許を持っていない人は、まず国家試験に合格して免許を取ることが不可欠です。精神科だけでなく他の診療科でも看護師の免許を持っていないと働くことはできません。看護師免許を取得するには大学・短大・専門学校の課程を終えて、国家試験の受験資格を手に入れることがまず必要です。大学なら4年間、短大や専門学校では3年間の就学期間が必要になります。病院での実習も必要なので、就学期間中は学業に専念できるようにすることが不可欠です。准看護師の資格を持っていて働いた経験が十分にある人の場合には別の方法で看護師国家試験の受験資格を得ることができますが、一般的には3年~4年の就学をしなければならないので注意しましょう。国家試験に合格したら新卒の人と同じ土俵で精神科の病院やクリニックへの就職を目指せます。社会人になってから看護師免許を取得した人の場合には、年齢的に若い人たちよりは不利になる場合があります。しかし、意欲を買ってくれる施設もあるので、積極的に就職活動を進めましょう。

#精神科の看護師に転職するためにつけておきたいスキル

新卒の場合には看護師は特別にスキルを求められることはあまりありません。しかし、既に看護師として働いてきた人の場合には精神科の看護師に転職するときにスキルを要求されることがよくあります。精神科の看護師に転職するために重要なスキルを確認しておきましょう。

・高齢者とのコミュニケーションスキル

精神科の看護師になるには高齢者とのコミュニケーションスキルがとても役に立ちます。精神科を受診する患者は若年化が進んできていますが、全体としては高齢者が多いのが実情です。高齢化社会になってますます高齢者が精神科を訪れることが増えてきています。精神科を受診する必要がある高齢者はうまく話ができないことも珍しくありません。表情を読み取ったり、希望を汲み取るためのわかりやすい質問をしたりしながらコミュニケーションを取れる人は活躍できます。高齢者とのコミュニケーションをアピールポイントにするのは精神科に転職するときに重要です。

・医療スタッフとの連携スキル

医師や他の看護師との連携スキルも重要です。精神科の患者はメンタル面に問題を抱えているので、予想外のことをするケースがよくあります。連携を取って臨機応変に対応することが医療を充実させるうえでも、医療現場の秩序を保つうえでも欠かせません。よく話をして誰とでもコミュニケーションを取れる人は精神科で重宝されるでしょう。

まとめ

精神科の看護師になるには免許さえあれば資格としては問題ありません。新卒なら就職しやすいですが、既に看護師として働いている場合には即戦力になれることが重要です。高齢者とのコミュニケーションスキルは特に重要なので身につけておきましょう。医師や他のスタッフとうまく連携できるスキルもあると重宝してもらえます。

こんな記事/動画も見られています

 

こちらの本が読まれています

意見をメールする 更新情報を受け取る

バックナンバー

 

【看護師お役立ちコラム】への応募・問合わせ

名前【必須】
電話番号
Eメール【必須】
Eメール(確認)【必須】
問合わせ・応募内容
【必須】

 

Facebook Twitter email
看護師の転職・求人。病院を動画で確認!ミスマッチを防ぎます Pagetop