病院に就職するだけが看護師ではない!看護師ができる在宅ワークとは?

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#2256 2023/07/20UP
病院に就職するだけが看護師ではない!看護師ができる在宅ワークとは?
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このご時世、さまざまな業種が「在宅勤務」を取り入れていますよね。自宅にいながら、商談や打ち合わせを行ったり、作業を行ったり・・・。
しかし、看護師の世界は、病院への就職がスタンダードになっていますよね。
現場以外で仕事をしたいと考えていたり、介護、子育てをしていたりする看護師さんにとっては、在宅勤務は、夢のような話だと思います。
そこで、今回は、看護師が在宅でできる仕事をご紹介します。

私は新卒で大学病院に就職し、今まで、病院での仕事の経験しかありませんでした。学生時代の仲間も同様、病院に就職し、現場で汗水流しながら働いている看護師さんがほとんどです。
しかし、このご時世、色んな業種が「在宅勤務」と取り入れていますよね。
ライフワークバランスを保ちながら、子供との時間、家族との時間、趣味の時間、家での時間・・生活を大切にしながら働くことができたら、この上なく、生活がしやすくなると思います。
(私自身も、在宅勤務がうらやましく思ったことも・・・)

<看護師に在宅でできる仕事はあるのか?>

とはいえ、看護師は、現場で働いてなんぼ、の世界と思われがちですよね。学校でも、学ぶ知識は、ベッドサイドでのケアや、処置についてがほとんど。
転職サイトに登録すると、紹介される就職先の大半が、病院や施設。
そんな看護師に、在宅でできる仕事なんて、あるのか?
結論から言うと・・
在宅でできる仕事は、「あります!!!!」

しかし、これからご紹介することは、「現場での看護師経験がある」ことが必須になります。
新人看護師さんは、まずは、現場でのお仕事を積み、経験や知識を深めていってくださいね。

<在宅勤務のメリット、デメリットって?どんな人が向いているの?>

現場で働くことがほとんどの看護師さんにとって、在宅勤務はイメージが湧きにくいですよね。

●自宅で働くメリット

①通勤時間がゼロ
朝の満員電車や渋滞は、大きなストレスですよね。私自身、病院勤務の際は、大きな環状道路が通勤経路になっており、本来であれば片道15分の道のりが、渋滞にはまると、1時間近くかかることも・・・。
在宅勤務は、「職場=自宅」です。朝からそのようなストレスを感じることもなく、せかせかとした焦りを感じることもなくなります。そして、勤務地を選ばなくてよい、というのもメリットといえるでしょう。
①ライフスタイルに合わせて働くことができる
在宅勤務では、現場での勤務と比較し、時間が調整しやすい特徴があります。
「今日は子供の授業参観があるので、午後から仕事をしよう」「この日は、日中は趣味の時間にして、夜に仕事をしよう」など、自分の生活に合わせて、働く時間を調整することができるようになります。
②家事・育児と両立がしやすい
仕事中も自宅で過ごすことになるので、家事の時間も確保しやすくなります。
(今日は夕立の予報だから、出勤前に洗濯物を干すのはやめておこうかな・・なんてことも、少なくなりますね。)
また、自宅を離れて仕事をすると、その分、家族との時間も相対的に減っていきます。自宅で仕事ができるということは、子供をはじめ、家族との時間も確保しやすくなるのです。
③自分の慣れた環境で仕事をすることができる
みなさんにとって一番落ち着く場所は、自分の家なのではないでしょうか。そこで仕事をできるということは、慣れた環境で仕事ができるということです。周りに気を遣うこともなく、自分のペースで、仕事をすることができるようになります。

他にも様々なメリットがあげられると思いますが、主なものは以上になるかと思います。

●自宅で働くデメリット

自宅で仕事をするデメリットが正直、あまり思いつきませんでしたが、しいて挙げるのであれば、以下でしょうか。

①やる気スイッチのオン・オフが難しい

家の外で仕事をすることで、気持ちがオンになる、という方もいらっしゃると思います。確かに、生活の場である自宅には、誘惑がたくさんありますよね。漫画やゲームなど趣味のもの、手を伸ばせばすぐに届くおやつ、など・・・。そのような点で、オン・オフの切り替えが難しい場合もあります。

②孤独を感じやすい

自宅で仕事をするということは、他のスタッフと顔を合わせず、一人黙々と仕事をすることになります。他者とコミュニケーションをとる機会が減ることで、仕事中の孤独感が強くなる方もいらっしゃいます。

以上にデメリットを挙げましたが、これらは、その方の性格に大きく左右されるかと思います。
デメリット以上にメリットの方が大きいのではないでしょうか。

上記を踏まえて、在宅勤務に向いている人の特徴は、以下です。

〇気持ちのオン・オフをしっかりつけることができる人
〇計画的に仕事を進めることができる人
〇孤独感を感じることなく、一人でもモチベーションを保つことができる人

自宅にいるからだらけてしまうばかりではなく、自分を律することのできる能力が問われてくると思います。
が、これは意識することで解決することのできる問題であると思います。

<在宅でできる看護師の仕事、どんなものがあるの?>

では、具体的にどのような仕事があるのでしょうか?
これから、ご紹介します。

①コールセンター

コールセンター?それって、会社や、保健所でないとできないのでは?と思っている方も多いのではないでしょうか。
最近は、自宅でできる電話相談の仕事も増えてきています。
就職する企業によるかと思いますが、電話相談の一例を挙げると、
・「こんな症状があるけれど、どこの病院を受診したらいいの?」
・「病院を受診したいけれど、熱があって動けない。自宅に往診に来てほしい。」
・「子供の具合が悪くて、ぐったりしている。病院を受診した方がいいのか、救急車を呼んだ方がいいのか、どうしたらいいの?」
・「コロナにかかって自宅療養している。受診はできないが、体調の相談がしたい」
上記のような、一般の方からの体調不良に関する相談に、看護師が電話で対応する、というものになります。
「電話対応ということは、電話代は自分で負担するの?」と思われる方もいるかもしれませんが、ほとんどの企業では、電話は無料通話が可能なツールを用意してくれます。場合によっては、パソコンの貸与がある企業も。自分が気になる企業に、聞いてみるとよいでしょう。
また、最近は、介護施設の夜間オンコールを代行するサービスもあり、そのオンコールの対応をする業務もあります。
一般的にコールセンター業務の給与は、時給換算の企業がほとんどです。電話が少ない時も、多い時も、一定の額で仕事をする、ということです。

②オンライン指導・相談

文字通り、「オンラインで患者さんの健康に関する指導・相談を行う」というものになります。
指導・相談の内容の一例としては
・トレーニングジムにおけるダイエットの相談
・健康診断で要指導となった方への健康管理指導
・更年期の女性特有の悩み
等が挙げられます。
指導使用ツールは企業によって、電話、zoom、google meets、チャット方式など異なり、顔出しの有無も企業によります。
給与については、時給換算ではなく、「1件の指導につき〇円」と、歩合制であるところが多く、頑張った分だけ稼ぐことができる仕事であるといえるでしょう。

③医療ライター

医療ライターと聞いて、ピンとこない人も多いかと思います。
医療ライターとは簡単に説明すると、「医療系の資格を持っている、あるいは、医療に関する知識のあるライター」のことです。看護師や検査技師、薬剤師などの資格を持っていることで重宝されやすく、一般のライターの仕事と比べると、報酬も高い傾向にあります。パソコンひとつあれば自宅でも、カフェでもできる仕事であり、普段からブログやSNSで記事を書いたり、文章を書くことがすきだったりする人には向いている仕事です。
給与についてですが、
・文字単価〇円
・一記事△△△△円
といった設定をされていることが多いです。しかし、仕事を選ぶ際には、極端に報酬が少なく設定されている場合もあるので、「時給換算にしたらどのくらいになるのか」ということを考えながら仕事を選んでいくことが、よりよい仕事に出会うコツになります。
記事の内容は様々ですが、
・印象に残っているエピソード
・転職の体験談
・よりよいアセスメント方法
など、自らの経験を生かして、記事を書くことになります。
そもそも、医療ライターの仕事ってどうやって探せばいいのか?2通りあります。
1つ目が、医療系のコラム、記事を記載する企業に連絡を取ること。
「看護師あるある」などが載っているサイトやSNS、よく見かけますよね。あのような会社でも、ライターを募集している場合があります。ただ、実績のない初心者が会社に直接連絡をとるのは、ちょっとハードルが高すぎますよね。
そこで、2つ目が、クラウドソーシングを利用する方法です。
一例を挙げると、「ランサーズ」「クラウドワークス」等です。私もこちらのクラウドソーシングから、ライターの仕事を開始しました。「初心者可」の案件も多く、勉強をしながら実績を作ることができます。そのため、これから医療ライターをはじめたい!という人には、こちらがおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
現場での看護師経験のある看護師さんが、在宅でできる仕事がたくさんあることが伝わったでしょうか。
自宅にいながら、仕事ができ、家族や生活を大切にしながら働くことができたら、ワークライフバランスも保つことができ、より素敵な日々になることでしょう。
育児をしながら仕事をしたい、再就職したいが現場ではないところで仕事がしてみたい、在宅での仕事に興味がある・・・そんな看護師さんは、ぜひ、一度調べてみてくださいね。

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