すぐ内定をもらいたい看護師へ！早く決めるための準備を解説！

すぐに内定をもらって次の職場で働きたいと思っていませんか。看護師にとって切実な問題のこともよくあります。事情があって早く転職先を決めたいと思っている人のために、ここではどのような準備が必要かをまとめました。転職先を選ぶポイントと注意点も紹介するので参考にしてください。

＃すぐに内定をもらうための3つの準備

看護師がすぐに内定をもらうには3つの準備が必要です。転職活動を始める前にきちんと考えておくだけでスムーズに内定を手に入れられるので、準備として何をしたら良いかをここで確認しておきましょう。

・入職できる時期を明確にする

転職ですぐに内定をもらえるようにするには、入職できるのがいつなのかをはっきりと伝えるのが大切です。採用する施設側は看護師の採用について計画を持っています。すぐに入職してくれる看護師が欲しい場合が多いですが、1か月後や2ヶ月後からの入職後が望ましいという場合もあります。いつから働けるかという質問をされることが多いので、何月何日以降なら入職できる、内定をもらってから退職手続きをするのに1ヶ月あれば入職できるといった説明をできるようにしておきましょう。入職時期が不明瞭な場合には、必要なタイミングで採用できないリスクが高いと思われてしまいます。あらかじめ今の勤め先の上司と話をして引き継ぎの調整を進めておくと良いでしょう。

・条件面の妥協ラインを決める

すぐに内定をもらうためには条件面の妥協ラインを決めておくのが重要です。年収や勤務時間などの各種条件をすべて希望以上にできれば理想的です。しかし、すべての希望を満たすような転職先がそもそも見つからないこともよくあります。交渉して給料を上げようとしても期待通りにならない場合もあるでしょう。希望のラインを決めて主張するのは大切ですが、すぐに転職したいなら妥協ラインも定めて即判断できるようにするのが肝心です。提示された給料が希望よりも低かったときに困った顔をしていると、それだけで志望先の施設から悪い印象を持たれてしまう可能性もあります。内定を急ぐなら転職条件は具体的に決めて、理想よりもやや低かったとしても妥協しましょう。

・履歴書と職務経歴書のひな型を作っておく

履歴書と職務経歴書は求人に応募するときに不可欠です。どちらも応募先に合わせて書き方を変えるのが理想的ですが、ひな形は共通で問題ありません。自己PRや志望動機など志望先に合わせて個別に書いた方が良いでしょう。しかし、履歴書の職歴や学歴、職務経歴書のスキルリストなどは共通で使えます。ひな形を作っておくと魅力的な求人が見つかったとしにすぐに応募できます。待遇が良くて人気がある求人は獲得競争になるので、出遅れないように書類の用意を早めに進めておきましょう。

＃内定が早い転職先を選ぶ3つのポイント

看護師が内定をすぐにもらうためには転職先を選ぶ必要があります。内定が出るまでに長い時間がかかる施設もあるので注意しましょう。どのような観点で選べばよいかを3つのポイントに絞って紹介します。

・看護師不足の施設を探す

看護師が足りなくて募集をしている施設は一般的に内定が早いのでおすすめです。すぐに入職可能な状況なら、面接の場で内定を出してくれることすらあります。慢性的に看護師不足で困っている場合だけでなく、急に看護師がやめてしまったために募集をしているケースでも同様にすぐに決まる可能性が高いでしょう。地方ではこのようなケースがよくあるので探してみましょう。求人が出てきた直後で「急募」などと書かれていたら狙い目です。また、ずっと求人が出たままになっている施設も慢性的な人手不足で苦労している可能性が高いと考えられます。

・経営規模が小さい施設を選ぶ

経営規模が小さいクリニックや介護施設を選ぶと一般的に内定が早くなります。大手医療法人のクリニックや大病院の場合には、書類選考の後に3回くらい面接があるのが一般的です。書類選考に2週間、面接選考にそれぞれ1週間といった形で時間がかかることが多くなっています。しかし、経営規模が小さい施設では早ければ応募した翌日くらいに内定をもらえる可能性もあります。典型的なのは個人経営の施設で、書類を見て良さそうならすぐに面接をして、そこで印象が良かったら採用という流れになるケースです。経営規模が小さいと稟議などのプロセスがなく、経営者がすぐに判断してくれます。

・施設形態が同じ職場にする

少しでも早く内定を獲得したいなら、今まで働いてきた施設と形態が同じ職場を選ぶのが無難です。今までずっと小児科のクリニックで働いてきたなら、小児科のクリニックを転職先として考えましょう。即戦力になるスキルと経験がある看護師と考えてもらえるからです。病院の小児科や皮膚科のクリニックで働いてきた場合にも採用してもらえる可能性はありますが、採用側としては病院とクリニックの違いあるいは診療科の違いがあるので不安になります。クリニックで働いていた看護師が養護老人ホームや訪問介護施設などに転職するときにも悩まれてしまう場合が多く、内定が出るまでに時間がかかりがちです。施設形態が同じで即戦力になれることが明らかだと思ってもらえるところに応募しましょう。

＃早く決めたいときの3つの注意点

何としてでも早く転職先を決めたいときには注意した方が良い点が3つあります。看護師に限らず、一般的に問題になる3つの注意点を確認しておきましょう。

・一か所ずつ応募せずに複数の施設に同時に応募する

転職を早く決めたい看護師は複数の施設に同時に応募して選考を受けていくのが大切です。第一志望の施設を決めて応募し、落ちてしまったら次の施設に応募するというやり方をしていると時間がかかります。選考は並行して受けられるので、興味を持った施設には応募していきましょう。最終的に複数の施設から内定を受けられたなら、好きなところを選んで転職することが可能です。転職するかどうかを判断する期日が定められる場合が多いですが、交渉次第で先延ばしすることもできます。興味のある施設に一か所ずつ応募していつまでも決まらないというトラブルはよくあるので注意しましょう。

・面接回数が多いときには優先順位を下げる

面接回数が多い施設はできるだけ避けるのがおすすめです。少なくとも優先順位は下げましょう。面接が1回で終わるのに比べたら、3回必要な方が時間がかかるのは明らかです。同じ日に複数の面接を計画してくれる場合もありますが、あまり一般的な対応ではありません。とりあえず応募をして選考を受けるのはもちろん構いません。ただ、面接回数が少ないところの方が早く決まる可能性がたかいので、書類対策や面接対策でも優先順位を上げるのがおすすめです。

・雇用契約書はしっかりと読む

内定が出ても契約書にサインをしなければ採用が確定するわけではありません。内定をもらえて「雇用契約書にサインしてください」と言われたらすぐにサインしたい気持ちに駆られるでしょう。しかし、雇用契約書はしっかりと読んで、納得してからサインするのが大切です。雇用契約書には給与や勤務地、勤務時間などのさまざまな待遇について書かれています。正職員かパートタイムか、契約期間がいつまでかといった記載もあるので、希望した通りになっていることを隈なく確認しましょう。焦っていると給料が話をしていたよりも低い、夜勤なしで応募したのに夜勤についての取り決めが記載されているといった点に気付かないことがあります。不安があれば雇用契約書をその場でサインせずに、持ち帰って郵送で送るのも良い方法です。何度も読んで確認する余裕ができるので、心配性の人は持ち帰るのがおすすめです。

こんな記事/動画も見られています

こちらの本が読まれています