それなりの年齢になってからの看護師というのはどうなのか 

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#2210 2023/06/04UP
それなりの年齢になってからの看護師というのはどうなのか 
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看護師になるのには年齢的なことは殆ど問われることはなく、30代、40代からでも可能ではあります。目指すべきことは同じであり、学校に通い、試験に合格して就職活動をする、ということになります。

 

【30代を過ぎてからの看護師】

新しいことにチャレンジすることは何歳からでもよいですが、現実問題として年齢制限があるものは世の中にたくさんあります。
では、看護師は30代を過ぎてから目指すことができるのか、というと実は可能です。30代、40代から看護師になる方法はしっかりとあります。
それこそ看護学校は何歳までいけるのか、といえば看護師はいつからでも、誰でも、性別なども関係なく、目指すことができます。
それは看護学校の入学試験や国家試験に関して、年齢制限が一切ないからです。ですから、何歳からでも目指すことができるわけです。

【いきなり正看護師を目指す必要性はない】

看護師には二種類あって、正看護師と准看護師があります。30代、40代から看護師になるにはいきなり正看護師を目指すのではなく、准看護師を目指すというルートもお勧めできます。まず、どちらにせよ、独学で勉強して試験を受けるということができるわけではないので、必ず通学することになります。
その場合、正看護師になるための学校というのは競争率も高いですし、通うべき年数というのも長いことになります。
正看護師の学校よりも倍率も下がりますし、入学しやすいです。そして勉強のほうも正看護師に比べると量が少ないです。
30代、40代から看護師になりたいというのであれば少しでも早く働きたいという人が多いでしょう。ですから、准看護師から目指すという方法もあるでしょう。
准看護師から正看護師になるルートはしっかりとあります。やはり最初から正看護師になりたいという人は多いでしょうが、そのあたりは自分の状況を踏まえて決めるようにするとよいでしょう。
ちなみに平均年齢でいいますと実は正看護師よりも准看護師のほうが高かったりしますので 別に准看護師というのは若い人がやるというわけでもないです。
むしろ、 それなりの年齢から目指す場合においては正看護師よりもとりあえず准看護師の方がハードルが低いということで、そちらを目指すというのはかなりお勧めできるルートとなってくれることでしょう。

【具体的な流れ】

看護師になるにはまずどんな人でも看護師免許を取得することになります。30代、40代から看護師になるとしてもそれは同じです。やることは他の人でもまったく同じであるわけです。免許を取得するための道筋は何十代からであろうと変わることはないです。
学校に通います。これはどこでもよいわけではなく所定の専門教育を修了する必要があります。
看護学校もしくは看護師養成所、といったところです。看護師の国家試験というのは何歳からでも誰でも受けられるわけですが、受験資格そのものは存在しています。
それがそれら学校のカリキュラムの修了となるわけです。さて、その学校ですが、3年から5年の違いがあります。が
看護大学・看護短期大学・看護専門学校ですと3年か4年の専門課程となります。
だったら3年制のほうが早くてよいだろう、ということになりますが、4年制の大学ですと一般教養も学べるという利点はあります。
ですが、30代から目指そうというのであればそうした部分は省いたほうが良いでしょう。1年の差はとても大きいですから、素直に3年で卒業できるところにするべきです。
もう一つの看護師養成学校ですが、こちらは5年制となります。
わざわざこっちにする理由はなんなのか、となるでしょうが、こちらは高校卒業資格がない人でも入学ができる、というメリットがあります。
看護科の3年と専攻科の2年の都合、5年間で看護の能力を身に着けることができます。
そして、とにかくこれらの学校を卒業することによって国家試験を受ける資格を得ることができるようになります。そして国家試験に合格するわけです。
さて、その看護師国家試験を受けるわけですが、チャンスは年に一回です。なお、ダメだったとしても別に一回しか受けることができない資格、というわけではありませんから、また来年受ければよいことでもあります。
国家試験は毎年2月に実施されることが決まっています。受験願書の受付は前年から行われており、むしろ、その年のうちに受付が終了するので2月に開催であるから、と思わないことです。
ちなみに合格率そのものはかなり高いです。毎年90%ほどの合格率となっていますから、圧倒的に落ちる人の方が少ない資格試験とはいえます。元々、受験資格の段階で数年単位で勉強すること、特定のカリキュラムを修了すること、ということが求められているわけですから、何がなんでも落とす試験、とにかく選別する試験、というわけでもありませんから、そんなに戦々恐々とするような試験でもないのです。

【就職はできるのか】

学校に入学して、卒業して、そして国家試験に合格したら、いよいよ看護師として働くことができます。まさにここからがスタートとなるわけです。30代、40代からの看護師人生において、ここからがやはり不安なる要素となることでしょう。
仕事があるのか、それなりの年齢になってしまったが、採用してくれるようなところがあるのか?といった部分です。
これに関しては探せばある、というのは事実です。
これまでの経歴なども加味されることはあるでしょうが、あくまで看護師としては新人ということになります。
その為、給料に関しては年齢に関しての配慮というのがされる可能性が極めて低いです。新人である、ということを自覚するしかありませんから、その点がややネックではあります。
とにかく経験がないわけです。まさに30代、40代からの看護師では、採用の段階でそこがネックとなり、またキャリアとか給金といった部分でもネックとなる要素ではあります。
しかし、それでも目指す価値はありますし、5年、10年と看護師としての経験を重ねていくことによって、ベテランへとなっていくことはまだまだ年齢的にも可能なのです。
せっかく、看護師の資格を取ったのに年齢の所為で仕事がないというほどのことはないです。
なにしろ、看護師は売り手市場です。いくらでも仕事はありますし、年齢によってダメとするところもそれなりにあるでしょうが、それでもとにかく育てて使いたいという考えのところもあるのです。
そうしたところに応募してみることにしましょう。

【30代、40代から看護師キャリアプラン】

はっきりといってしまって、看護師人生がスタート という点においては この年齢からは早くはないです。ですから、自分なりに キャリアプランは最初に明確にしておいたほうがよいです。
漠然と看護師として働くというのではなくて、自分なりにどういう看護師になりたいのかというのを明確にしておいてそれに伴う業務とか求人に応募するというのを最初にしておくことでより、効率的にキャリアプランを積んでいくということができるようになるでしょう。
何事も遅いということはないといいますがゆっくりとキャリアを考えて積むといえる年齢、年代ではないとはいえますから、出来るだけ新しく看護師人生をスタートしたというのであればそのキャリアプラン、人生設計を明確にしておくということがベストでしょう。
もちろん、途中から方向転換ができないというわけでもありませんから、多少大雑把でもいいのでそれなりに方向性は決まっているという感じの部分だけでも良いので考えておきましょう。そうすることで仕事そのものにも張り合いがでるようになります。

まとめ

30代、40代からでも看護師になることは可能です。学校に通って、試験に合格をすることを目指しましょう。その上で採用面接などを受けることになりますがこの部分で少なからず不利になることはあります。しかし、致命的なほどではありませんから大丈夫です。ですが、遅めのスタートであることは確かですから早めにキャリアプランは決めておきましょう。

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