潜在看護師から訪問看護師になるために知っておきたいこと

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#2197 2023/05/22UP
潜在看護師から訪問看護師になるために知っておきたいこと
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現在は仕事をしていないけれど、看護師として復帰するなら訪問看護師がいいなと漠然と考えている人もいるのではないでしょうか。臨床から離れていた期間が長いほど、復帰に対して不安が強くなりますね。訪問看護師になるためにはどのようなことをしておけばいいのでしょうか。

看護師の国家資格を持っているけれど、子育てや介護、または何らかの事情があり看護師をしていない人を潜在看護師といいます。潜在看護師は、現場で働く看護師の人材不足問題を解消する人材となりうるため、現場への復帰が期待されています。そのため、潜在看護師のための復帰研修などが定期的に行われていることもあります。

しかし、実際の潜在看護師は、臨床から離れた期間が長いため現場に復帰するのには不安が強く難しいだろうとしり込みする人もいます。その不安の中には、自分が臨床から離れている間にエビデンスなどの見直しがされ、いろいろなことが変わっているのではないかということ。またそのような現場に戻って、果たして自分はついていけるのかという思いが生まれるからなのです。

また夜勤などがある病棟看護師の場合、子育て中の自分には交代制の勤務は難しい、何より潜在看護師で働いていない間に年齢も重ねてしまったため、看護師の感覚を取り戻すのも体力的にも難しいと考える人もいるのです。

しかし、子育てがひと段落して自分の時間が出来る時も来ます。また子どもも進学などに伴い経済的に働かざるを得ない状況になることもあります。その過程で自分に合った看護師の求人は何かと考えた時に出てくるのが訪問看護師なのです。訪問看護は在宅で看護をするサービスの一つです。基本的に利用者の自宅を訪問し、必要なケアを行います。訪問看護ステーションの中には、24時間体制をとっておりオンコールで夜間も対応しなければいけないところもあります。しかし、日勤のみ訪問で土日は休みとしている訪問看護ステーションもあるのです。訪問看護ステーションによって勤務体制も異なることがあるため、臨床に不安を感じる看護師にとって、訪問看護ならできると復帰へ前向きになる場所になりそうですね。

・潜在看護師から訪問看護師になる場合の求人の探し方

訪問看護師になる方法としておすすめなのが、転職サイトを通して探す方法です。転職サイトを通さなくても、自分で訪問看護ステーションに問い合わせて看護師募集中か聞いてみることもできます。また地元の新聞や広告で訪問看護師の募集を探すこともできます。ハローワークに行ってみることもおすすめです。

ただ子育て中の潜在看護師である場合、なかなか求人を探す時間を持つことさえ難しい場合もあるのではないでしょうか。また昼間は子どもの世話や送迎などで、電話をかけ探すことは難しいという場合も。そんな時に、転職サイトに登録をしておけば、夜や朝方など自分の都合のよい空いた時間に求人を探すことができるのです。このような理由から、働きたいけれど求人を探す時間がないというときには、転職サイトを活用するのがおすすめなのです。

・潜在看護師が訪問看護師になるときには、お給料は二の次

潜在看護師で仕事を探し始め、改めて求人情報をみる時には、以前働いていた時の自分の給料が頭に残っているでしょう。看護学校を卒業して病棟看護師になった時の初任給やボーナスなども意外に覚えているものです。何年か経験を積んで看護師を辞めた時、それまで昇給を積み重ねてきた給料や手当といったものも記憶にあるかもしれません。潜在看護師になった後、次の復帰の時にはこれまでの看護師経験年数を加味してもらうことができるのでは?と期待している看護師もいると思います。

もちろん訪問看護師になるときの基本給は、全くの経験のない看護師とこれまでの経験がある看護師とでは異なります。しかし、大きな病院できちんと決められている、年齢や経験年数に応じた額とは全く異なるのです。訪問看護師の場合、これまでの経験がある看護師でも基本給があまり高くないことが多いので、自分が気になる訪問看護師求人の給与はよくチェックしてみましょう。

ただ訪問看護師としての働き方には、給料だけではない魅力があります。例えば、訪問と訪問の間を調整すると時間休が取りやすくなり、子どもの学校の行事への参加が出来るといったこともあります。またオンコールをしない契約で入職すれば、日勤だけとなるため生活リズムを作りやすく、子育てと仕事の両立も可能です。
更にこれも入職の条件次第ですが、土日も休みで契約すれば、家族で過ごす時間を十分に確保することもできるでしょう。

給料の条件が自分の希望するものに合わなかったとしても、それ以上に訪問看護師として働く上でのメリットがあるので、何が自分にとって一番重要かということをよく考えてみましょう。

・訪問看護師の勤務時間、勤務体制を重視しよう

上記でも述べましたが、訪問看護師の勤務時間は訪問看護ステーションによって異なります。著者が勤務する訪問看護ステーションには、常勤と非常勤がいます。常勤の中には、土日勤務をしてオンコールをするという人もいれば、土日は基本的に休みだが平日の夜のオンコールはするという人もいます。また非常勤の場合、8時半から15時まで、8時半から16時半までと自分の生活スタイルに合わせて勤務時間を決めています。

求人情報に書かれているから、勤務時間を交渉するのは無理かなと思っても、交渉してみると採用側も検討してくれることも多いのです。求人情報はあくまで参考程度にして、ぜひ交渉してみてください。もしも自分で言い出すことが難しい場合は、転職サイトの担当者を通じて希望を伝えることも可能ですよ。

・実際に子育てしながら働いている看護師がいる訪問看護ステーションかチェックしよう

潜在看護師から訪問看護師になるときには、その職場に実際子育てをしながら働いている人がいるかどうかをチェックすることが大切です。もしも自分で問い合わせて求人を探す場合には、訪問看護ステーションの所長さんに聞いてみるといいです。転職サイトの場合は、担当者を通じて聞いてみましょう。子育て中の人がいた場合、その方が子育てをしながら長く勤務しているか合わせて確認をしておきましょう。子育て中の人がいる、しかも長く働いているということが分かれば、実際に自分が入職したときにも働きやすいのではないかということを容易に想像することができます。

潜在看護師からの復帰、しかも訪問看護師として仕事をし始めるということだけでもかなりストレスがかかります。子育てをしていると、働き始めてから仕事に慣れるまで、生活リズムに慣れるまで大変な生活が続きます。しかし、子育て経験者が勤務している職場であれば、理解を得られやすいのです。子どもが体調を崩して急に休まなくてはいけないという状況の時もあるでしょう。もしも、自分の状況を言い出しやすい環境もあれば、仕事を始めるにあたり不安も解消されますね。

・働きやすさを一番の条件にすると転職は上手くいく

訪問看護師を目指すとき、転職先を探す時には、いろいろな求人情報と条件が気になります。特にお給料の面は生活にも直結する問題であるため気になるところです。しかし、潜在看護師から訪問看護師になる場合は、働きやすさを一番の条件にすることで、転職がスムーズにできることがあります。

働きやすさとは勤務時間、勤務体制、人間関係などさまざまなことが関係してきますが、本来は自分自身が入職して働いてみないとわからないことも多いです。ただ勤務時間等は譲れない条件として提示して、妥協できる部分は自分が働きやすいかどうか考えながら検討してみる事も大切です。

まとめ

いかがでしたか。潜在看護師から訪問看護師を目指す時には、効率よく、良い条件の求人をいち早く見つけたいですね。そして求人を比較しながら訪問看護師としての復帰を目指していきましょう。
求人が複数ある場合には、どの求人がよいのかといろいろと迷うことが多くなります。しかし、焦らず自分が一番良いと思うものを選択することが重要です。

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