看護師は社会人になってからでも目指せる?なるには何が必要?

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#2192 2023/05/17UP
看護師は社会人になってからでも目指せる?なるには何が必要?
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社会人になってしまうと看護師になるのはもう無理だと思っている人もいるでしょう。しかし、実際には社会人になってから看護師を目指している人もたくさんいます。社会人になってから看護師になるには何が必要なのでしょうか。今からでも看護師を本当に目指せるのかどうかをわかりやすく紹介します。

社会人になったらもう看護師になるのは難しいと思いがちなのは、免許を取得しなければならないからです。看護師は国家資格で、試験を受けて合格しなければ免許を受けて登録することはできません。看護学校に通っておけば良かったと後悔する人もいますが、社会人になってからでも看護師になれる可能性はあります。ただ、簡単に看護師になれるというわけではないので、詳細を確認しておきましょう。

#【結論】社会人になっても看護師免許を取れる

看護師になるには免許が必要ですが、社会人になったら取れないというルールはありません。看護師国家試験に合格すれば免許を手に入れることができます。
ただ、試験に合格して看護師になるには受験資格を満たす必要があります。看護師国家試験には年齢制限がないので、社会人になって何年目だったとしても受験することが可能です。しかし、厚生労働省と文部科学省によって定められている看護師養成所や学校教育法に基づく大学や指定学校を修了するか、卒業見込みにならなければ受験できません。他にも准看護師になってから看護師を目指す道もあります。ただ、准看護師になる場合にも養成校で学ぶことが必要です。そのため、社会人でも試験に合格すれば免許を取って看護師になれますが、試験の受験資格を何とかして取らなければならないので注意しましょう。

#【重要】ゼロから看護師になる道のりは長くて険しい

社会人が看護師になるのは川しい道のりになるので注意が必要です。もともと受験資格を持っている人なら問題はありません。看護師国家試験は簡単ではないのは確かですが、必死に勉強すれば誰でも合格できるチャンスがあります。早ければ今年のうちに看護師になれる可能性もあるでしょう。ただ、受験資格がない場合には長くて険しい道のりになります。なぜ社会人になると厳しい状況に置かれてしまうのでしょうか。

・看護師国家試験を受験するには学校に通う必要があるから

看護師国家試験の受験資格を獲得するには看護学校などの養成校に通う必要があるのが最も大きな理由です。看護師の教育課程では病院などの現場での実習が必ずあります。そのため、看護学校では通学をして授業を受け、実習に参加することが要求されます。毎日、平日に昼間は学校に通って勉強しなければなりません。実習も基本的には平日のみのことが多いですが、場合によっては土日や祝日に行く日があることもあります。また、実習の日程について希望を出すことはできますが、必ずしも希望がすべて受け入れられるとは限りません。希望者が多かった場合には抽選で決めるのが一般的になっています。
社会人になって仕事をしている場合には、なかなか通いとおせないと思うのではないでしょうか。退職して看護師になるために勉強しようと思い切れるのなら大丈夫かもしれません。しかし、家計を支えている人にとっては仕事を辞めるのは難しいでしょう。通学しなければならないのは通信教育だけで取得できる資格との大きな違いです。試験の日に重要な会議が入ってしまって単位を落とすということもあり得ます。

・医療施設や介護施設での実習を受けなければならないから

社会人から看護師になるにはただ通学をしなければならないだけでなく、実習も受ける必要があるのが大きな問題です。学校によっては講義には出席しなくてもきちんと勉強をして試験に合格すれば単位を取得できます。テキストや参考書も用意されていて、自分で学べる環境を整えている学校も決して少なくはありません。
しかし、看護師は実務実習をすることがカリキュラムで定められています。病院やクリニック、有料老人ホームや介護老人保健施設などで一定期間は実習を受けなければ卒業に必要な単位を取れません。実習は出席するのが最低条件で、毎日施設に行くことになります。社会人は有給休暇を取得して時間を確保する方法もありますが、実習を受けるのは現実的には難しいでしょう。
ただ、実習期間は一般的に1年生のときには1週間、2年生では2週間です。この程度なら有給休暇で対応できるかもしれませんが、3年生以降には合計して半年ほどの実習が必要になります。休職あるいは退職をするくらいしか実習をやり通す方法はないでしょう。

#社会人から看護師になるには専門学校がおすすめ

社会人にとって看護師になる道のりは険しいのは確かですが、実際には社会人になってから看護師の資格を取っている人もたくさんいます。これから受験資格を手に入れて看護師免許を取りたいと思うなら、専門学校で学ぶのがおすすめです。専門学校を選ぶのはどのような魅力があるのでしょうか。ここでは他の学校の選択肢に比べて、専門学校が優れていると言える点をわかりやすく解説します。

・3年間で卒業して国家試験を受けられるから

専門学校なら3年間の課程なので、看護系の大学に行くよりも国家試験を1年早く受けられます。短大でも3年間で卒業できますが、専門学校の方が看護師を育てることに特化しているので国家試験を受けるための知識を手に入れやすいのが魅力です。また、一般的に専門学校に比べると大学や短大は入学試験が難しいという問題もあります。学校で学ぶ前にまずは受験勉強をする必要があるのは念頭に置いておきましょう。入試の受け方として学校推薦やAO入試などもありますが、社会人の場合には通常は一般入試を受けることになります。ただ、専門学校では社会人入試枠を設けていることもあります。枠があまり大きくない場合が多いですが、社会人の受け入れ体制が整っている学校なので候補として検討してみましょう。

・社会人になってから通っている人が比較的多いから

社会人入試枠がなかったとしても、一般入試で合格して専門学校に通っている社会人はたくさんいます。大学や短大は高卒からすぐに入学するケースが多いのに対して、専門学校では社会人経験がある人が比較的多いのが特徴です。社会人を受け入れてくれる雰囲気があるので、キャンパスライフをきっと楽しめるでしょう。同じように社会人になってから看護師になるにはどうしたら良いのかと悩み、専門学校に入ってきた人にも巡り会えるチャンスがあります。同じ苦労をしている人が身近にいると、勉強にも身が入るでしょう。仕事との両立が厳しくても助け合える可能性もあります。専門学校で出会った人は看護師になってからも支え合える仲間になることも多いので、専門学校でネットワーキングをして将来に備えるのも大切です。

・学校側から支援を受けられることが多いから

専門学校では社会人に対して支援体制を整えていることもあるのも魅力です。教育ローンの案内をしてくれたり、子育てをしながら学校に通う人のために託児施設を紹介してくれたりするケースがよくあります。社会人になれば経済的に厳しくない場合もありますが、仕事を辞めて看護学校に通うようになったら収入面が苦しくなる場合もあるでしょう。教育ローンを途中からでも使えれば生活の不安がなくなります。
また、専門学校では就職サポートもしているのが一般的です。社会人になってから看護師資格を取ると、年齢的には他の人たちよりも高くなります。それでも採用したいと考えてくれる施設についてアドバイスをもらうことが可能です。専門学校では社会人のサポートをしてきた経験があるので、適格なアドバイスを受けて就職活動に臨めるでしょう。

まとめ

社会人が看護師になるには看護師の受験資格を手に入れるのが大変です。社会人として働きながら看護師の資格を取るのはかなり難しいので注意しましょう。実習がある影響で、仕事を長く休まなければならないからです。できれば社会人として働き続けるのは断念し、退職をして専門学校で学び、3年間で卒業して就職する道を選びましょう。

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