看護師経験が少なくてブランクもあるけど就職するポイント

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#2150 2023/04/05UP
看護師経験が少なくてブランクもあるけど就職するポイント
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看護師として復職したいと考えている潜在看護師さんで、しかも看護師経験がほとんど無いまま辞めてしまった…そんな人が再度看護師として就職するためのポイントや必要なステップを紹介します。
私も看護師経験1年未満で病棟を離職し、それ以降5年ほど専業主婦として子育てに勤しんだ後に看護師として復職しました。
新人のまま5年ほど看護業界から離れた私が看護師として再就職を果たした経験を元に執筆します。

◎新人のままブランクが空いてしまった人向け【再就職5ステップ】
看護師経験が浅いにも関わらず離職した人は、再度看護業界を去らないためにも、正しいステップを踏んだ就職活動をしましょう。
▼再就職5ステップ
1.なぜ離職したか考える
2.どんな就職先が向いてるか調査
3.ナースセンターの就職講習をうける
4.施設研修に参加してみる
5.求人を探す

それでは1つずつ解説していきます。

ステップ1.なぜ離職したか考える

まず最初に新人時代に就職した職場を離職した理由を思い出しましょう。
前の職場を新人のうちに離れなくてはいけなかったのは何故でしょうか?
・夜勤で体調を崩した
・人間関係が劣悪だった
・診療科がどうしても合わなかった
このように、職場に原因がある場合は、万が一同じ環境に就職してしまったら再度離職しなくてはいけなくなるかもしれません。
今度こそ長く働き看護師として成長するために、まずは前職の退職原因を探り、離職する可能性のある職場について洗い出してみましょう。

ステップ2.どんな就職先が向いてるか調査

1で考えた『新人時代に看護現場を離職した理由 』をもとに、本当は自分にはどんな職場が向いているかを考えてみましょう。
ちなみに私の場合は夜勤が体に合わなくて体調を崩したことをきっかけに離職したので、夜勤の無い職場を大前提に考えました。
また、ブランク期間も長いことや、今のライフスタイルに合っているか?という視点も持つと良いでしょう。
私が再就職を志したのは30を過ぎていて、子どももまだ小さかったことから、残業や前残業が多く無さそうな職場を探しました。
健診センターや総合病院の外来、透析クリニックや美容クリニックなどで残業の少ない求人が多くありましたよ。
このように『離職理由』と『現在の生活にあっているか?』という観点から、自分向いている就職先を調査しましょう。
もし自分だけで考えても分からない場合は、転職サイトに相談すると良いアイデアを貰えることもありますよ!

私も転職サイトに登録して、じっくり相談に乗ってもらった経験がありますが、自分の思いつかなかった職場を知ることができ、勉強になりました。

ステップ3.ナースセンターの就職講習をうける

各都道府県のナースセンターでは、再就職のための様々な講習が用意されています。
経験の少ない看護師や、ブランクが長い潜在看護師は、これを利用しない手はありません。
ナースセンターの講習を受けることで、自分の自信につながることは勿論のこと、求人に応募する際の評価にもつながります。
私は採血の講習を受け、面接時にそのことをアピールしました。
見事採用されましたが、後日採用担当者と話したところ、ナースセンターの講習を受けたという点で「やる気がある」と評価されて採用していただけたとのことでした。
どんな職場が良いかまだ決めかねている人も、まずはナースセンターの講習を受けてみることをおすすめします。
ちなみに講習代は無料で、モデル人形を使った採血の練習ができましたよ。

ステップ4.施設研修に参加してみる

施設や病院によっては、潜在看護師向けの研修をやっていることがあります。
長らく離れていた医療現場を肌感覚で思い出せるので、就業先を探すときにも、よりイメージしやすくなるでしょう。
もしもその病院や施設が気に入り内定をいただけたら、内部を少しでも知った上で就業できるというメリットもあります。

ステップ5.求人を探す

どんな職場が良いかを具体的にイメージすることができたら、いよいよ求人を探してみましょう。
▼求人の探し方は以下の通りです。
・ナースセンター
・ハローワーク
・病院や施設の直接応募
・転職サイト
転職サイトなら希望の求人を提案してくれるので、子育てや幼稚園の行事などで忙しいときにも便利に活用できました。

ナースセンターは私が相談に行ったときには求人数が少なくかんじました。
ただネットでも検索できるというメリットがあります。
ハローワークは医療介護職用の専門コーナーもあり、その分野に詳しい担当者さんに相談できました。
病院や施設の直接応募は、それぞれのホームページに求人を載せています。
直接応募のメリットは、就業祝い金をかなりの額いただける場合があることです。
ただし転職サイトを利用しての就業の場合は、お祝い金はもらえないことが多いので注意が必要です。
私はナースセンター・ハローワーク・転職サイトを駆使して就職活動を行いました。
結果ハローワークにて採血センターの仕事を見つけ採用していただきました。
業務は厳しいこともありますが、残業が無かったりお休みを貰えやすいなど育児中でも無理なく働け、経験も積める環境を手に入れることができました。

◎応募するときのポイント

『経験が少ない、ブランクも長い』そんな人が応募するときに注意してほしいポイントがあります。
なぜなら採用する側から見れば『経験が少ない、ブランクも長い』ような人材という条件だけでは採用するメリットが無いからです。
しかし採用担当者が安心できる材料をしっかり提示することで「是非この人と働きたい!」と思わせることができます!

応募時のポイント3つ

1.自分だから貢献できることを伝える
2.経験が少ない点をどのようにカバーするか
3.人柄の良さをアピールする
それでは1つずつ解説します。

1.自分だから貢献できることを伝える

経験が少ないながら、自分が応募する現場でどのように活躍できるかを考えてアピールしましょう。

具体例

小児科??子育て経験を活かして病気の子どもや育児で疲れてるお母さんの心に寄り添いながら看護ができる。
内科??自身や家族が病気になったときの苦労や思いを知っているので、辛い気持ちを理解しつつ適切な看護を実施することができる。
高齢者施設??周りの高齢者との関わりの中で学んだ高齢者との接し方を生かすことができる。
このように現場での経験以外にも、実生活の中から探すこともできるんです。
案外自分の経験が、やってみたい看護への興味を抱かせることが多いので、実生活からのアピールポイントを見つけるのは難しくないでしょう。

2.経験が少ない点をどのようにカバーするか

経験が少ない、しかもブランクが長いことは採用側にとってはネックとなることが多いのが現実です。
この点をどのようにカバーしていくのかを真剣に考えて伝えましょう。
・研修を受ける
・看護雑誌を熟読する
・看護技術の自主練習をする
など、自分ができる経験の少なさをカバーするための方法を伝えることができれば、採用担当者を安心させることができ、採用につながります。

3.人柄の良さをアピールする

経験も少なく、ブランクも長いのに、態度だけは大きい…こんな人が来たら間違いなく採用は見送りたくなるでしょう。
そのため経験が少なくブランクも長い人は人柄の良さを全面にアピールしていきましょう!
とは言え、わざわざ「私はこういうところが良いんですよ!」などと必死にアピールされると引かれる可能性が高いです。
人柄の良さは、態度でアピールしましょう。
・相手への気遣い
・資料の渡し方
・お礼の伝え方
このような面接時の1つ1つの態度を心をこめて丁寧に行うことで人柄の良さが伝わるでしょう。
実際、私が採用された職場でも「いくら経験があっても扱いにくい人よりは、経験が少なくても素直に頑張ってくれる人の方が仕事もやりやすい!」と言っていただけました。
経験が少なくブランクが多い潜在看護師さんは、人柄の良さを磨いてさりげなくアピールしていきましょう。

まとめ

以上が新人のままブランクが空いてしまった人向け【再就職5ステップ】と応募するときのポイントでした。
経験が少なくブランクが長い人がいきなり求人を見ていきおいで面接を受けてしまうと、惨敗したり、また入職できたとしても思っていたのと違った…と後悔して再度離職することになりかねません。
せっかく再就職できる環境になったのですから、どうせなら納得した就職ができるように今回紹介した再就職ステップと応募ポイントを参考に就職活動を行ってみましょう。

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