看護師として、病院に就職した時にアセスメントの重要性についてとても感じることでしょう。そして特に感じるのは、なんといってもチームワークです。病院では、救命をする場所として欠かすことができません。ここでは、よいチームとして働くためのアセスメントについてお話します。
・新人看護師もチームの一員
新人看護師として病院に就職すると、何もわからないと思うことがあります。それは、教育を受けているといっても現場で働くということは直ぐに動くことができないので当然のことなのです。自分が動くことにより、失敗をしてしまったらどうしようと思うこともありますね。
しかし一旦就職をすることにより、その時点から看護師であることを忘れてはいけません。一人の看護師として、しっかり働くことが望まれます。そして、わからない時には、自分もチームの一員として何が出来るのかとかんがえることが必要となるのです。
物品の位置がわからない時には、そのことについてできるだけ速やかに覚えることが大切です。そして、動きについても先輩看護師を見て学ぶようにしましょう。先輩看護師は、優先順位を決めて動いています。その優先順位を決めるとうことはとてもたいせつなことなのです。
・基本は患者さんを中心にかんがえること
チームとして働くためには、どんなことを基準として考えたらいいのでしょうか。それは、なんといっても患者さんを中心にかんがえることで、間違っていないと思うことができます。
しかし患者さん中心というのは、新人看護師の自分に果たしてできるだろうかと不安になるでしょう。忙しい時に、業務に流されるように働くことになります。そしてそのことは、最初は仕方がありません。業務をこなすということで、精一杯になることでしょう。それは最低限行わないといけないことなので、実施することが大切です。
しかしふと立ち止まった時、アセスメントをすることがあります。自分の行動について、患者さんを中心に考えていたのかということです。その時、違うと思う場合は少しずつでもいいので、患者さんを中心にアセスメントするクセ付けをしていきましょう。
・メンバーシップを発揮する
新人看護師として、1年目の目標を多くの人はメンバーシップを発揮できるように行動することがあるでしょう。そしてそれは、とても大切なことなのです。そのメンバーシップを発揮するというのは、どういうことかと思いますね。
それは、チームリーダーが動きやすいようにサポートすることです。チームリーダーというのは、その日により変わります。リーダー看護師が、その日に1人いることになります。
そのリーダー看護師の指示を受けて、動くことになるのです。受け持ち患者さんのその日の検査や処置などの介助を行います。その時、自分のことだけしていたらいいと思うのはチームとして発揮できていないことになります。自分に余裕がない場合は、そのように自分のことだけでOKです。
しかし自分の空いた時間がある場合は、ほかの看護師を助けることも必要です。新人看護師であっても、そのように意識を持つようにしましょう。全体の流れとして、あの看護師が忙しそうと思う場合はリーダー看護師に伝えて自分がサポートに入ることもあります。
・急変時をイメージする
看護師として、常に意識をしたのは急変時をイメージするということです。新人看護師の場合は、そのことは無理と思います。自分の与えられた業務を行うことで、精一杯です。しかし自分の受け持ち患者さんについて、急変することもあります。その時、新人看護師であってもその急変に対処する事になります。
患者さんが急変するということは、とても怖いことですね。急変すると、自分が知っていた患者さんではなくなります。どうしたらいいのだろうと、アセスメントする時間もなく、ただウロウロするばかりになります。その時、少しでもいいので急変時をイメージすることができていたらそのような気持ちになることはありません。
急変時にあたると、そのことがトラウマになります。自分が思うように動けなかったことについて、とても辛くなりトラウマを抱えることもあります。そんなことにならないためには、急変時の自分の動きについてアセスメントしておきましょう。
・アセスメントに迷った時には
看護師として働いている時には、何度もアセスメントをする機会があります。その時、一人でアセスメントするよりも多くの看護師や医師の意見を聞くことにより多角的に捕らえることができます。
私の場合も、自分のアセスメントについて浅いなと思ったことが何度もありました。眼球が赤くなっている患者さんに対して、結膜炎というアセスメントをしたことがあります。その時には、そのことしかアセスメントできなかったのです。
ところがほかの看護師に伝えた時に、その患者さんはアレルギーの反応ではないかということをアセスメントした看護師がいました。その後に、喉の違和感を訴えるようになり、その患者さんはアナフィラキシーの前の症状であることがわかったのです。その時に私のアセスメントは間違いではないものの、もっと深くアセスメントすることが必要だったと思っています。
・チーム仲良くではいけない
医療チームとして、ほかの看護師がいうことに対して自分の意見がある場合は積極的に伝えることが大切です。そのことを伝えることにより、チームとしてギクシャクする事もあるかもしれません。それは、チームとして仲違いしてはいけないというのでなく、患者さんのことを思いこんなアセスメントもできると伝えることが必要となるからです。そのことから、間違っているかもしれないけど、自分としてはこのようにアセスメントするという内容を伝えることはとてもいいことです。
そして間違っていたとしても、そのことにがっかりすることはありません。むしろ、自分の意見をしっかりと伝えたことについて、自分を褒めてあげるようにしましょう。
・医師の癖についてもアセスメント
チームとして動く時には、医師の介助をすることが多くなります。その時、医師は全員同じ介助方法で大丈夫と思わないようにします。医師については、それぞれクセがあります。そのくせを理解して、医師が処置をしやすいようにサポートしましょう。
・いいチームにするためには
看護師として、いいチーム創りをしたいと思いますね。そのいいチームにするためには、どうしたらいいのでしょうか。それは、自分がいいチームにしたいと思うことが大切です。
そのように思うことにより、自分の気持ちが相手に伝わります。すると、周りの看護師やそのほかの医療者もその気持ちを持つことになります。1人がそう思うことがまず大事です。
・研修に参加する
いいチームにしたいと思う時には、具体的にたくさんのアセスメントやその方法を経験することにより出来上がります。そのためには、研修に参加する事もありです。
研修はたくさん開催されているので、チーム作りとして必要な内容をチョイスして参加するようにしましょう。その時、チームの誰かも一緒に誘うといいですね。1人よりも二人というように、いいチーム創りをしたいとおもう人を増やすことにより、ベストチームをつくることができます。
まとめ
いかがでしたか?いいチームをつくるためには、まず自分がそのことを意識して行動するようにしましょう。そしてその時には、アセスメント能力も必要となります。日々のケアの中で、そのアセスメントの力を伸ばすことができるのでそのケアを大切にしましょう。看護師として、達成感のある仕事をするためにはチームを意識して仕事をしたいですね。
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