目標がなくてもいい!大学病院に入ると目標が見えてくる! 

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#2059 2023/01/05UP
目標がなくてもいい!大学病院に入ると目標が見えてくる! 
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看護師として、就職する時にどこにしようかと思うことがありますね。その時、大学病院を選ぶこともあります。しかし自分はそこで、どんな目標を持てばいいのかと不安になることも。ここでは、入ってから目標を持つことについてお話します。

・新人看護師は目標がないことが当たり前

新人看護師として就職した時に、右も左もわからず困ることが多いです。看護師として就職するので、その時点からスタッフの一員でありながら、先輩看護師の助手のような気持ちになることも少なくありません。
新人看護師の場合は、そこで一年目は仕事を覚えることで精一杯です、それ以上、色々なことをしようと思っても、正直なところ無理をしてしまうことになり体が持たないと思うこともあります。そして働き始めると看護師として目標を立てることになりますが、大きな目標を持つことはありません。目の前の仕事を着実にできるようになるとそれが目標となりそれで十分です。
しかし大学病院の看護師の場合は、そのように目の前のことをこなすという、そのような目標を持つ等の同じことが言えるのでしょうか。それは教育機関として、就職した時からしっかり目標を持ち働くことが出来ることを望まれるのでしょうか。それは違います。看護師としてしっかりと目標を持ち働けるという人は、中にはいるかもしれませんがそんなに多くありません。多くの新人看護師は、一生懸命毎日働くという日々で精一杯です。そしてそれは、決して間違いではなく当然のことです。それ以上、大学病院の看護師といえども求められることはありません。

・大学病院のすごいところ

大学病院の看護師のすごいところとして、勉強嫌いであってもそのことを仕事の中で学ぶことにより、自然と身に付けることができることです。まずあるのはカンファレンスです。カンファレンスというのは、医師が行うカンファレンスにも参加することができます。むしろ、参加をするように勧められています。
参加をすると、全く知らない患者さんの状態をしっかり知ることができます。カンファレンスの内容としては、入院をしてくる患者さんのアセスメントや、手術を行う患者さんの治療方針などについてです。そこでは、もちろん患者さんと家族のアセスメントも行っています。
その医師のカンファレンスを持ち帰り、今度は看護師同士でケアについてのカンファレンスを行います。その結果、統一したケアを行うことになり、患者さんの入院期間を短くすることができます。

・教育機関として嫌でも教育される

大学病院の看護師の場合は、使命として教育する立場であるということです。大学があり、そして大学病院として最先端の治療についてスタッフ全員が取り組みます。その結果、勉強をすることが辛い、勉強をしたくないと思っても、そのこと自体が仕事となるので自然と勉強をすることになります。そのことを繰り返していると、仕事をしている時もその方法としてまず調べることが始めるようになります。自分の知識だけでは物足りないと思ってしまうのです。
その結果、色々な方法がありそれを利用することができるので、しっかりと受け持ち患者さんの最終目標を立てることができるようになります。

・研修サポートがある

大学病院に就職すると、まず研修をみっちりうけることになります。ほかの病院では、そのようなことはほとんどありません。それは仕事の中で学ぶことがあっても、研究としてのサポートがあまりないのです。
その点、大学病院の看護師の場合は研修としてしっかり学ぶことが出来る時間が確保されています。研修を受けると、自分の好きな内容だととてもワクワクします。そして自分の目標にしようと思うこともあるのです。
その研修というのは、職員全員がうけるべき研修と、個人が聞きたい研修を選択してうけることもできます。全体研修の場合は、義務になりますがそのほかの研修はうけることが自由です。

・いろいろな疾患を知ることができる

看護師として大学病院で働いていると、色々な疾患の患者さんのケアを行うことができます。その中には、最先端の治療をうける患者さんの場合もあり、その経過を知ることができるのです。それは、ほかの病院では決して体験することができません。
しかも看護師のプロとして、その患者さんに関わることになりプロの視点での勉強が必要です。全くわからないことでも、カンファレンスに参加したり、カルテを見ることにより理解できるようになります。そのように、看護師として知識がどんどん増えるのでとてもいいです。
その結果、この診療科をもっと勉強したいと思うようになります。血液内科である場合は、緩和ケアの看護をしたいと思うようになります。また外科の看護師として従事している場合は、手術認定看護師になりたいと思うこともあります。そのように、働いている中で、その目標を持つようになります。それを持つようになると、ますます仕事をすることが楽しくなります。そうなると、看護師としてのやりがいをしっかり、感じるようになれますね。

・自分のしたいことが見えてくる

大学病院の看護師の場合は、仕事をしていく中で自分のしたい看護をしっかり見えるようになります。そしてその目標に向かい、歩き続けるようになります。それはとてもやりがいを感じます。目標があるのとないとでは、これからの看護師人生が変わることになるのです。
しかし、そのようにどのような看護師になりたいかというのは、早急に決める必要はありません。遅くてもいいのです。そのタイミングは、人により違います。遅くなっても、それを達成できるのは大学病院です。

・大学病院で自分を伸ばす

看護師として自分はどうしたいのか、もっともっとキャリアを積みたい、認定看護師になりたい、専門看護師になりたいなど希望を持つことになります。その時、一般病院では自学で勉強をするのは限界があります。
その点、大学病院では仕事をしながら周りのサポートをうけることができます。そのキャリアを伸ばすことについて、賛成してくれる人が多いのです。そのことは、とても嬉しいことですね。

・認定看護師として働く

大学病院の看護師として、しばらく働いていると認定看護師になりたいと思うことがあります。私と一緒に働いていた看護師は、感染委員となり委員会で刺激を受けて感染の認定看護師になった人もいます。そのように認定看護師になることについて、とても大きな刺激をうけることができる場所としても、大学病院ならではと思うことができます。
認定看護師の資格を取得すると、その後に再び大学病院で働くことも可能です。

・助産師として働く

看護師として大学病院に就職してその配属場所として産婦人科である場合は、助産師としてのキャリアアップを目指すことがあります。看護師と助産師が一緒に働いている現場では、戸惑うことも多々あります。そんな中、もっと専門性を高めたいと思い、その方法として助産師となる看護師もいます。

・管理職になる

大学病院では、専門性を高める方向性と管理職になる方向性があります。専門性を高めるのは、専門、認定看護師等になることです。その一方で、副看護師長や看護師長、看護部長を目指す看護師もいます。
看護師長を目指すには、それを目指すための基準を満たしていることが必要です。クリニカルラダーという制度をとっているところが多く、管理に関する研修を受けていること、上司や部下から信頼されていることなど、いくつかのチェックをクリアした人のみうけることができます。そしてそれは、誰でも目指すことができます。大学を出ている看護師、専門学校の看護師等関係なく目指すことができます。

まとめ

いかがでしたか?看護師として、大学病院で目標を持つことは最初無理と思っても、自然と目標を持つようになります。すると、仕事をすることが楽しくなり、看護師としての自信をよりもてるようになります。
自分の目指すところは、早急に決める必要はありません。遅くてもいいのです。そしてそれは、仕事をしながら自然に身に付くことを思うと、その環境として大学病院の看護師はとても恵まれていると言えます。

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