「1年未満で転職するのってアリ?ナシ?」そんな疑問にズバリお答えします!

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#2051 2022/12/28UP
「1年未満で転職するのってアリ?ナシ?」そんな疑問にズバリお答えします!
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看護師として働き始めたけど、もう辞めたいと思っているアナタ、しかもその職場での経験がまだ1年未満だったとしたら、どうしようか、悩むところですよね。そんな状況にお悩みのあなたに、転職を何度も繰り返したベテランナースから、ちょっとアドバイスさせていただきたいと思います。ぜひ、参考になさってみてください。

●「看護師を1年未満で転職する」ことによるデメリット

まずは「看護師を1年未満で転職する」ことによって生じる「デメリット」について考えてみましょう。
もちろん、現在の職場がどのような職場なのか、それによっても大きく状況が変わってきますので、私自身の経験を交えながら、一つ一つ考えていきますね。
ご自身の状況と照らし合わせながら、一緒に考えてみてください。

①1年未満での転職を履歴書に記載しづらい

退職して、新しい職場を見つける際の転職活動において、履歴書を提出するのが一般的ですが、その際に前職において、1年未満しか働いていないという事実は、採用側に「短いなあ」というイメージを与えてしまうことは避けられません。転職が今回初めてではなく、それ以外の職場で長期間働いた経験があるのなら、カバーできる場合もあるかもしれませんが、それ以外の職場でも1年未満で転職しているとなると、余計その印象は強くなります。また、他の職場での勤務経験がなく、1年未満の転職だけが記載されている場合も印象は強く残るでしょう。

②根気がないと思われてしまう。

短い期間で転職をしている場合、次の転職先の面接の時点で「もしかしたら根気が無いのでは」「採用してもすぐに辞めてしまうのでは」などと勘ぐられてしまうケースがあります。あくまでも印象なのですが、これは残念ながらマイナスイメージですよね。

③何かトラブルがあって辞めたのではと勘ぐられてしまう。

1年未満という、まだその職場の事を十分理解する前の時点で退職を決意していることから、なにか特別なトラブルがあったのでは、などと面接官に思われてしまう危険があります。大きな問題を起こしたのではなどと、余計な推測をする面接官もいるかもしれません。

④十分な知識や技術を習得できないまま退職してしまう、または、そう面接官に推測されてしまう。

短い期間で退職してしまったことで、前職において、十分な知識や技術を習得できていない場合や、そのように面接官に思いこまれてしまう場合があります。もちろん、転職が初めてではなく、これまでに他の病院や施設で十分な知識や技術を習得できている場合は、この限りではありません。

⑤本人に1年未満しかがんばれなかったという後悔や引け目が残る

もちろん、全てのケースに当てはまるわけではありませんが、自分自身の中に、十分がんばれなかった、もう少し頑張ればよかったなどの思いが残る可能性があります。転職した後、そう感じた場合、もうひきかえすことはできません。

●「1年未満で転職する」ことによる「デメリット」を「メリット」に変える方法
ここでは、先にあげたいくつかの「デメリット」を「メリット」に変えるための方法について考えてみたいと思います。具体的に順を追って確認していきましょう。

①「履歴書に記載しづらい」というデメリットの解決方法
こればかりは、嘘を記載するわけにはいきませんので、正直に記載したほうが賢明です。後で話のつじつまがあわなくなり、嘘をついていたという事実がばれてしまうことの方がダメージが大きいからです。偽ることなく、ありのままの内容を記載しましょう。
②「根気が無いと思われてしまう」というデメリットの解決方法
③「何かトラブルがあって辞めたのではと勘ぐられてしまう」というデメリットの解決方法
これら、二つの内容の解決方法は、ほとんど同じになるのでまとめて解説しますね。どちらも、そのような印象を与えてしまうことはやむを得ません。しかし、その印象は、面接における対応によって、緩和したり、場合によっては180度良い方向に変換したりすることが可能です。例えば、レベルの高い病院への転職であれば「少しでもはやくステップアップして、高度な知識や技術を身につけたかった」と説明すれば、一気にポジティブな印象を与えることができます。家庭の事情などやむを得ない事情によって辞めざるを得なかったのなら、そのことを説明すればいいわけですし、つまりは面接官が抱きがちなネガティブなイメージを「そうではない」と裏付けるアピールをすればよいわけです。
もし、そういった具体的な理由がない場合や、いじめなどの退職先での問題点で辞めた場合でも、それを事実のまま伝えることは賢明だとはいえません。相手が納得するような前向きな理由をなんとか捻出し、面接官に「これなら頑張ってくれそうだ」「特に問題はなさそうだ」と思わせることに集中しましょう。間違っても、退職先の悪口を並べ立てるようなことは避けたいものです。

⑥「十分な知識や技術を習得できないまま退職してしまう、または、そう面接官に推測されてしまう。」というデメリットの解決方法

ご自身が十分な知識や技術を習得したと思えるのであれば、そのことを具体的に説明します。そのためにどんな努力をしたのか、どのような成果を得られたのかなどを説明できるとなお良いでしょう。逆にもし、不十分だと思えるのなら、新しい転職先で、自分がどれだけ頑張ろうとしているのか、面接官が納得できるような意欲を見せることが大事だと思います。

⑦「1年未満しかがんばれなかったという後悔や引け目が残る」というデメリットの解決方法

これは、あなた自身の問題点になりますので、ご自身で解決する他ないと思います。もし、あまりにも後悔の念が残ると感じるのであれば、一旦、思いとどまって、何かをやり遂げたと感じられるまで頑張るというのも一つの選択肢かもしれません。どちらにせよ、決めるのはあなた自身、よく考えて、できるだけ後悔しない方法を選んでほしいと思います。

●「看護師を1年未満で転職する」ことによるメリット

では、次に看護師を1年未満で転職することによるメリットについて考えてみましょう。これも現在の状況や、あなた自身の考え方によって、異なる点があるかもしれませんが、ご自身の状況に近いものを当てはめて考えてみてください。

①少しでも年齢が若いうちに転職活動ができる。

看護師は比較的、転職がしやすい職業だと言われますが、それでも、やはり少しでも年齢が若くて元気なうちに転職活動をした方が有利ですし、選択肢の幅も広がってきます。転職したいけど、なかなか踏ん切りがつかないなどと思い悩んだまま、長い年月が過ぎてしまうより、さっさと見切りをつけて、行動をおこしたほうが良いケースもたくさんあります。

②もし、現在の職場で得られる知識や技術が限られているなら、看護師として転職することで向上できる

もしも、現在の職場で得られる知識や技術が限られており、これ以上得られるものがないと考えているなら、少しでも早く転職して、新しい職場で多くの事を吸収したほうが看護師として、向上できるし、ご自身のためにもなります。

③現在の職場で耐えられないレベルの問題やトラブルがあるなら、そのことから少しでもはやく自分自身を開放してあげられる

私自身、とある職場で人間関係に悩み、うつ病を発症しそうになって1年未満で退職したことがあります。このケースのように自分の限界を超える環境だと思える場合には、速やかに転職を決意したほうがいいかもしれません。私の場合は、まわりの人が気づいて手を差し伸べたことで大事に至らずにすみましたが、まじめで熱心な人ほど、自分自身を追い詰めてしまうもの。ひどい落ち込みが一週間以上続くようなら、信頼できる誰かに相談してみましょう。その他にも仕事がハードすぎて、体を壊しそうな場合や、私生活の忙しさと折り合いがつかず、子供や夫に当たり散らしてしまう場合などが、転職候補として考えられます。

まとめ

いかがだったでしょうか。こんな風に1年未満で退職することに関してはもちろん「デメリット」もありますが、それをちゃんと解決する方法が残されています。それに思いがけない「メリット」もたくさんあります。ついついネガティブに捕えがちですが、考え方によってはポジティブな挑戦だとも捕えることができますので、ある程度の慎重さを保ったうえで、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

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