未経験から認定看護師になるには?必要な条件やスキルを紹介!

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#2043 2022/12/20UP
未経験から認定看護師になるには?必要な条件やスキルを紹介!
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認定看護師の活躍がよく知られるようになり、認定看護師を目指したいと思う人も多くなりました。未経験の状況から認定看護師になるにはどうしたら良いのでしょうか。この記事では認定看護師になるのに必要な点をわかりやすく解説します。

未経験の状況から認定看護師になるにはかなり大変だとイメージしている人も多いのではないでしょうか。認定看護師は実践・指導・相談という役割を果たす専門性が極めて高い看護師です。未経験でもすぐになれるとは思えないのが当然でしょう。認定看護師になるにはどうしたら良いのか、未経験でも認定看護師になる方法はあるのか、どのようスキルがあれば活躍できるのかを詳しく解説します。

#未経験から認定看護師になるには何が必要か

まずは認定看護師になるには何をする必要があるのかを確認しておきましょう。認定看護師の制度は公益社団法人日本看護協会によって整えられています。看護師のスキルアップやキャリアアップを促すとともに、医療や介護の現場における看護の水準を引き上げることを目的として作られた制度です。
認定看護師の制度は2020年に21分野から19分野に再編されました。今後は2026年までは21分野の認定を受けることができますが、今後は新しい19分野での資格取得が基本になります。以下のように近年の医療で看護が重要になる分野がピックアップされています。

・感染管理
・がん放射線療法看護
・がん薬物療法看護
・緩和ケア
・クリティカルケア
・呼吸器疾患看護
・在宅ケア
・手術看護
・小児プライマリケア
・新生児集中ケア
・心不全看護
・腎不全看護
・生殖看護
・摂食嚥下障害看護
・糖尿病看護
・乳がん看護
・認知症看護
・脳卒中看護
・皮膚・排泄ケア

認定看護師になるには、19分野の中から希望する分野を選ぶことがまず必要です。看護師としての経験が5年以上あるのを前提として、3年以上は希望する専門分野での実務研修があることが認定看護師になる必須条件になっています。看護師の資格を持っているだけで実務経験がない人は少なくとも5年間は現場で働く必要があります。看護師として実務経験がある場合にも、希望する分野での実務研修が3年以上になるまでは研鑽を積みましょう。
実務研修についての条件を満たしたら、認定看護師教育機関を受験して入学します。競争率の高い狭き門なので、入学できれば認定看護師になれるともよく言われています。入学したら6か月程度の教育を受けてすべてのカリキュラムをこなしましょう。すべての教育を受けたら認定審査を受けて、合格したら認定看護師になれます。

#認定看護師に求められるスキルや能力

認定看護師になるにはどのようなスキルや能力があれば良いのでしょうか。これから認定看護師を目指したい人のために、一般的に求められる能力を紹介します。希望する分野によって必要なスキルには違いがありますが、共通するポイントをまずは押さえておきましょう。

・希望する分野での一人前の看護スキル

認定看護師になるには、希望する分野での一人前の看護スキルが求められます。認定看護師ならどのような患者の看護にも対応できるという認識を持たれるので、自信を持って対応できるようになるのが大切です。教育課程で高度なスキルの実践実習の機会も得られるので、必然的にスキルアップができます。ただ、認定看護師の教育であらゆるスキルの実習があるわけではありません。3年以上の該当分野での実務研修を経て、一通りのスキルを習得しておく必要があります。看護スキルが不足していると認定看護師になれないというわけではありませんが、実務上、指導的な立場になることが多いのでスキル不足があると問題になりがちです。

・指導や教育をする気概とカリスマ性

認定看護師は認定を受けた分野の最先端の知識とスキルを持っている看護師です。現場では指導的な立場になって周りの看護師の教育を担うことが多くなっています。学んだことを他の看護師に伝えて、現場全体をレベルアップさせようという気概があるのが認定看護師に求められる点です。カリスマ性があって他の看護師から慕われていると教育効果も上がりやすくなります。指導や教育の適任者なら認定看護師として成功できるでしょう。

・深く学んで実践する意欲と行動力

認定看護師には学ぶ意欲と実践力・行動力が求められます。認定看護師の資格は終身で利用できるわけではありません。5年ごとの更新になっていて、更新審査を受けて合格しなければ認定看護師ではなくなってしまいます。更新するには看護実践時間が2,000時間以上、自己研鑽実績が50点以上必要です。社会活動や講演の実施、研修や学会への参加、学術論文や書籍の執筆などによって専門分野について情報発信や学習を続けることで資格を更新できます。意欲的に学ぶ姿勢がある人に向いているのが認定看護師です。

#優秀な認定看護師になるには?

認定看護師になったからには優秀な看護師になって活躍したいと思うのではないでしょうか。優秀な認定看護師になるには、資格を取得してからどうしていくのが良いのかが気になっている人もいるでしょう。認定看護師になったら以下のような方針を立てると大きな活躍につながります。

・生涯教育の一環として資格を取得する

認定看護師になるのはキャリアの通過点だと考えましょう。認定看護師は専門として選んだ分野の最先端の看護を常に理解していることが求められます。自分が決めた分野でずっと研鑽を積んでいって第一人者としての活躍を目指しましょう。資格の更新があるのはもともと認定看護師が生涯をかけて成長し、実践・指導・相談の役割を果たし続けることが想定されているからです。認定看護師になるからには、継続して学んでいくようにしましょう。

・関連する複数の認定看護師になる

認定看護師は1つの分野でしか取得できないわけではありません。関連する複数の認定看護師になれば、他の人にはできない役割を果たせる優秀な看護師になれます。例えば、がん放射線療法看護、がん薬物療法看護、緩和ケアはすべてがん患者に深いかかわりがあります。がん患者の看護において万能に対応できる看護師になることができるでしょう。乳がん看護と新生児集中ケアの認定を受ければ産婦人科で広く活躍できる看護師になれます。認定はいくつでも受けることができますが、1つの認定を受けるために教育期間が6か月くらいかかります。自分が看護を担いたい分野を厳選して2つか3つの認定に絞り込むのが無難でしょう。

・専門分野の関連資格を取得する

認定看護師になったらさらに専門性を高めるために関連資格の取得を目指すのも良い方法です。例えば、腎不全看護認定看護師になったら、腎臓病療養指導士の資格も取得すると患者からの厚い信頼を得られます。慢性心不全の保存療法や療養指導の基本がわかり、看護にも応用できます。このような民間資格はたくさんあるので、学ぶ機会としてもキャリアアップとしても活用していくのがおすすめです。

・現場での指導者としての地位を確立する

認定看護師は現場での指導者として他の看護師に知識やスキルを教える立場になる場合がほとんどです。認定看護師の職能としても指導が盛り込まれているので、大抵の現場では指導する役割を与えられるでしょう。指導者としての地位を確立するのは優秀な認定看護師になるための重要なポイントです。指導を通して看護の問題点に気づくことはよくあります。教える立場になることで気づきのチャンスが多くなり、どうすれば問題を解決できるのかを考えられます。問題解決は大変かもしれませんが、看護の質を向上させる上で欠かせません。指導者になって看護師のスキルアップを担えるだけでなく、現場の課題を見つけ出して改善できれば、医療への大きな貢献になります。

まとめ

認定看護師になるには実務研修の経験と認定看護師教育の履修が必要です。最後に認定審査を受けて合格したら晴れて認定看護師として現場で活躍できます。未経験の人が認定看護師になるには少なくとも5年半がかかりますが、なる方法はあるので心配ありません。看護師がキャリアアップをする上で重要な資格なので取得を目指してみましょう。

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