働きながら看護師を目指せる!目指すコツをお伝えします

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#2036 2022/12/14UP
働きながら看護師を目指せる!目指すコツをお伝えします
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働きながら看護師になれるのか。今現役で看護師をしている人の中には、社会人として働きながら資格をとった人がたくさんいます。その経験を元に、働きながら看護師になる方法についてお知らせします。

〇働きながらも看護師は目指せる

私は、国立病院機構の病院で働いています。特に国立病院機構の先輩・同期・後輩の中には、働きながら学校に通って、看護師の資格を取得した人がたくさんいます。中には子育てをしながら働き、看護師になった方もいます。働きながら看護師を目指すことは可能なのです。
看護師に年齢制限はないので、看護師として働きたいという強い気持ちがあれば、何歳からでも看護師を目指すことができます。働いていく中でたくさんのやりがいがあり、たくさんの魅力ある、看護師の資格を取ることを諦めずに、前向きに挑戦したいと思えるよう、応援しながら、「働きながら看護師になるには」について、ご紹介していきたいと思います。

〇目指せる看護師

・准看護師免許は都道府県知事が発行する免許です。准看護師の学校では、全日制と半日制があります。
全日制は通学期間は2年間で、1日を通して授業があります。週に3日間授業がある准看護学校が多いですが、5日間授業をしている准看護学校もあります。
半日制は、通学期間は2年間です。平日の午後か夜間に授業を行います。准看護師を取得してから、正看護師を目指す場合は、再度正看護師の資格が取れる学校に通い直すことになります。
今では正看護師が多いですが、准看護師として働いている人も中にはいます。働き始めても、ほとんど正看護師と見分けがつかないくらい違いはありませんが、看護行為を自らの意思では行えず、正看護師の指示が必要になったり、給与は正看護師よりも低くなります。

・正看護師は厚生労働大臣が発行する国家資格です。

看護専門学校であれば、通学期間は3年、短期大学は3年、看護大学は4年です。
多くは全日制で、准看護師と比較してカリキュラムが多く、時間的に余裕を持つことは出来ないでしょう。今では圧倒的に正看護師が多いです。医師の指示の元、自分の意思で看護行為を行うことができます。

〇学校選びが重要

カリキュラムは学校によって大きく違います。
看護に関する知識のみ学ぶ学校であれば、一日の日課表にゆとりがありますが、大学などの一般教養や他分野まで学ぶ学校であれば、日課表は詰められ、朝早くから夜遅くまで座学があります。
そして看護師を目指す過程で必ず看護実習を行わなければなりません。この看護実習には膨大な時間を要します。
看護学校によっては、個人情報保護のために、記録を書くのは学校内のみで16:30まで、と決めていてそれ以降は帰宅して自分の時間となることがあります。記録を持ち帰ることが出来ないため、自宅での記録はありません。土日も自宅にて自分の時間を過ごすことができます。国立病院機構関連の看護専門学校はこの方針を採用しているため、年代も様々で働きながら看護師になる方が多いです。
私の通っていた学校は、実習の時は病院での実習が終わったら、記録を持ち帰り、帰宅して夜通し記録することになっていたので、とても仕事をしながら実習もこなすことは不可能でした。夜通し行っても終わらないほどの記録量がありました。土日も自己練習があり、休みの日を仕事に当てることはできませんでした。想像以上に時間が無く、まとまったお休みの時にアルバイトを短期で行うという程度にしか働けませんでした。
大学の看護学部では、このように時間的に余裕のあるカリキュラムはないようです。4年間ありますが、高学年になると卒業論文も国家試験の勉強と合わせて行うため、4年間を通して余裕がありません。
どの方法をとっても、学校だけに専念して通う学生よりは、仕事をする分、体力的にも精神的にもきつくなることは覚悟をしておきましょう。
学校の情報を得るには、パンフレットを取寄せる、オープンキャンパスに参加するという方法があります。実際に通っている学生はどんな人が多くて、カリキュラムはどのように組まれているのかを確認する機会となります。パンフレットで見るよりも、現場に出向いた方がわかることが沢山あります。個別相談に乗ってもらえることもありますので、入学前に不安を解消することが出来ます。入学したいと思う学校については、積極的にオープンキャンパスまで参加することをおすすめします。

〇協力者を探す

学校に通いながら働くというのは、大変なことです。家事など、家庭のことを行うことは難しくなるので、出来れば協力できる人を探しておきましょう。家族がいるのであれば、学校に通い始めた時の状況を説明し、協力を得られるようにしておきましょう。

〇職場の協力を得る

フルタイムで勤務することは難しくなります。また、実習の時には長期間休暇をとる必要がある場合もあります。このとこを職場長と相談して、仕事を続けながら看護師をめざしたいということを説明し、理解を得ておく必要があります。

〇奨学金制度を利用する

専門学校では3年間で300万円前後、大学では4年間で600万円前後のお金がかかります。経済的負担を減らすためには、奨学金制度を利用するという方法もあります。
利用できる奨学金には次の種類があります。
・病院奨学金・・・就職する予定の病院から借りて、借りた年数その病院に勤務すれば返済が免除されることが多いです。金額は様々です。病院によって規定は違うので、調べてみてください。
・看護師等修学資金貸与制度・・・都道府県や市町村から借りる奨学金です。借りた都道府県、市町村で借りた年数看護師として働くと返済が免除されます。対応しているところとしていないところがあるので、調べてみてください。
・看護師学校養成所2年課程(通信制)進学者に対する奨学金・・・准看護師が正看護師を目指して通信制の学校に進学する方に対して、日本看護協会から借りることが出来る奨学金です。

〇学校で頼れる存在を作っておく

看護学校では、仲間内での協力も不可欠です。試験についての相談や、実習先の情報交換、国家試験の学習など、様々な情報を得ることで効率よくこなすことが出来ます。専門学校では特に、幅広い年代が通っているので、話しかけやすいでしょう。
辛いことも励まし合える存在を作っておくことで、忙しい学生期間を乗り越えることができます。

〇効率の良い学習方法を身につけておく

社会人として働きながら学習をしていくとなると、時間が限られます。移動時間を利用して、参考書を読んだり、課題を行うことで十分に身につきます。
また仲間と協力して、情報交換をすることも重要です。試験にはどこが出そうか先輩に聞いたり、実習の事前学習などは手分けして行うことで、自分1人で行うよりも遥かに早く効率よくこなすことが出来ます。
また、試験の際にはここまでは勉強する、と時間を決めて集中して学習するメリハリをつけて、オンとオフを切り替えることが大切です。

〇辛いことも大変なことも多い看護師、楽しいこともある

看護学生時代は、忙しくて、学習内容も難しくてとても大変でした。しかし、看護師になると時間的に余裕が生まれ、やりがいがあり、楽しく働くことが出来るようになります。さらなるステップアップもできます。そして、経済的にも安定した生活を送ることができるようになります。辛い学生期間を乗り越えた先には、明るい未来が待っています。働きながら看護師になるという大変な道を選んで、それを乗り越えた先のことを前向きに想像して、看護学生ライフを過ごして欲しいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
看護師になる夢はいくつになっても、どんな環境でも諦めなくて良いのです。現場には、乗り越えてきた先輩たちがたくさんいます。出来ないことはありません。
大変な環境の中で、看護師という素敵な資格取得を目指すあなたを応援しています。看護師になって、一緒に楽しい看護師ライフを送りましょう。

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