実は難しくない?50代の看護師が転職を成功させる方法

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#2025 2022/12/05UP
実は難しくない?50代の看護師が転職を成功させる方法
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看護師転職を50代で考えている人はいませんか?
一般に、50代からの転職はかなり難しいと言われています。
しかし、看護師の場合は、50代になると実践経験がかなり豊富なので、即戦力・教育という観点から需要があります。
この記事では、50打位の看護師が転職を成功させる方法をご紹介していきます。

50代での転職は、かなり難しいとされていますが、看護師は慢性的な人不足などにより、そこまで転職が難しいというわけではありません。
むしろ、50代看護師は、子育てなどのライフイベントも落ち着き、長期的に働いてくれると期待する医療施設が多く、50代看護師への需要は高いです。

結婚や妊娠を機に退職しブランクのある50代看護師であっても、多くの医療施設が看護師不足で悩んでいるので再就職しやすいのが現状です。
ただ、体力を必要とする総合病院や救急病院からの求人は少なく、50代では病院以外の医療施設からの求人が多い傾向があります。

50代看護師の主な転職理由3つ

50代の看護師が考える転職理由とは何なのでしょうか?
主な転職理由として、
① 体力的な問題
② 仕事内容への不満
③ 人間関係のストレス
が挙げられます。

転職理由① 体力的な問題

1つ目の転職理由は「体力的にきつくなってきたから」というものです。
看護師は体力勝負の仕事です。長年看護師を続けてきた50代の看護師であっても、年齢とともにその業務負荷に耐えられなくなってしまいます。
定年まで働く場合、
定年まで夜勤をつづけられるのか
今の職場の忙しさについていけるのか
をしっかりと考える必要が出てきます。
まだまだ若いと思っていても体は正直です。
最近は、定年後60歳を超えても看護師として働いている人もいます。
より長く働くのであれば、体力的な負担が少ない職場を探すのがおすすめです。

転職理由② 仕事内容への不満

2つ目の転職理由は「仕事内容に不満が出てきたから」というものです。
50代になると管理職として「職場の看護師をまとめる業務」を任される人も多くなってきます。
管理職になれば仕事はさらに忙しくなり、肉体的にも精神的にも大変になっていきます。
「50歳を過ぎて体力の衰えを感じている人」「職場でもまとめ役が苦手だと感じる人」は、管理職になってしまうと仕事がつらくなってしまうかもしれません。
その場合は、管理職よりも業務負担の少ない職場に転職することをおすすめします。
管理職から肉体的にも精神的にも負担が少ない職場に転職する場合は、年収が下がることが多いので、その点は妥協もやむを得ません。

転職理由③ 人間関係のストレス

3つ目の転職理由は「人間関係に疲れたから」というものです。
人間関係のストレスは年代を問わずあるものですが、人間関係のストレスがもとで精神的につらい場合は無理せずに転職をすることをおすすめします。
ただ、転職先でも人間関係のストレスはあるかもしれないので、転職前にある程度の内部情報を知っておくと良いでしょう。
なかなか転職先の内部情報を知るのは難しいですが、転職エージェントを利用すると内部情報を知ることができます。

50代看護師に合った転職先職場の選び方!ポイント3つ

体力的につらくなったら、より体力的に負担が少ない職場に転職をするのがおすすめです。
また、看護師として働いていて結婚や出産で退職した人も、50代になると育児がひと段落して「もう一度働いてみようかな」と思っているかもしれません。
50代看護師に向いている職場の選び方のポイントは、大きく3つあります。

ポイント① 体力的な負担が少ない職場を選ぶ
ポイント② ブランクがあっても働ける職場を選ぶ
ポイント③ キャリアアップできる職場を選ぶ

ポイント① 体力的な負担が少ない職場を選ぶ

「現在の職場では、体力が持たない」と感じたら、体力負担が少ない職場に転職しましょう。
救急病院や総合病院などは体力的な負担が大きいので、日勤メインの職場やクリニックなどがおすすめです。
介護施設や訪問介護は50代の看護師が多く働いており、体力的な負担が少ない職場です。

ポイント② ブランクがあっても働ける職場を選ぶ

結婚や出産を機に退職し50代になって再就職する場合は、キャリアや経験が要求される職場への就職は難しいです。
ただ、看護師不足の現状では看護師資格を持っているだけで転職先が見つかりやすいのが現状です。
体力勝負の救急病院や夜勤専従などの仕事を除けば、50代でブランクがあっても求人はあります。
ブランクがあっても働きやすいのは、クリニックや訪問看護、介護施設、デイサービスのような医療施設です。

ポイント③ キャリアアップできる職場を選ぶ

長年勤務している医療施設で管理職になれる見込みがあるのであれば、転職せずにそのまま働き続けるほうがいいでしょう。
ただ、「働いている職場で管理職になる見込みがない」、「管理職のポジションがない」という場合は転職を考えてみましょう。
50代であってもさらに看護師としてキャリアアップしたい、看護師としてのスキルを極めたいという強い目的意識があればぴったりの転職先が見つかるはずです。
看護師の転職に特化した転職エージェントを利用すると、自分の希望に合った求人を紹介してもらえます。
看護師特化の転職エージェントは後程ご紹介するので、複数の転職エージェントに登録して、希望に合う転職先を見つけてくださいね。

50代看護師が転職するときに注意すべき3つのこと

看護師は、どの年代でも売り手市場ではありますが、50代看護師は「体力が落ちてきている」「定年を控えている」ので、転職先を選ぶときには注意が必要です。
50代看護師が転職を考えるときに、注意しなければいけないのは以下の3点です。
注意点① こだわりすぎない
注意点② 目的を見失わない
注意点③ 年収が下がることを覚悟する

注意点① こだわりすぎない

転職するときに、こだわりが強すぎると転職先がなかなか見つかりません。
長年看護師として働いてきた50代は経験を積んだ分、仕事に対するこだわりが強くなってしまう傾向にあります。
自分なりの仕事の方法にこだわりすぎたり、転職先の希望条件にこだわりすぎるのは控えたほうがいいでしょう。
面接で「こだわりが強すぎる」と判断されれば、経験を積んでいても、スキルがあっても一緒に働きたいとは思ってもらいない可能性があります。
50代は考え方や仕事方法が決まっている人が多いので、転職するときには「柔軟に対応できる」ことをアピールすると良いでしょう。

注意点② 目的を見失わない

50代で転職をする時には転職する目的を見失わないようにしましょう。
転職活動で目的を見失ってしまう例を紹介します。
50代になり体力の衰えを感じてきたから、体力的に負担の少ない転職先を探している。
転職先を探していたら、年収アップできる求人を見つけた。
でも、年収アップはできるが激務になってしまう。
やはり、体力的に負担が少ない求人よりも、年収アップできる求人が魅力的で応募してしまう。
このように、「体力の衰えを感じていたのに、激務で年収アップする求人に応募してしまう」のは、本来の転職の目的を見失っています。
体力的に厳しいと感じて転職を考えるなら、多少年収がダウンしても体力的に負担が少ない転職先を見つけるべきです。
転職活動をする時には、求人探しをする前に、自分がどのように働きたいかをはっきりとさせておくと良いでしょう。
「日勤だけの職場で働きたい」「土日は家族と過ごしたいので、土日に休める職場がいい」など具体的にするほど転職してからの満足度が高くなります。

注意点③ 年収が下がることを覚悟する

キャリアアップのために転職する場合を除いて、50代で転職する場合は年収が下がることは覚悟しておきましょう。
国税庁と厚生労働省の調査によると、50代前半の看護師の平均年収は約480万円、50代後半では約490万円となっています。
ですが、体力的に負担が少ない職場や高度なスキルを必要としない職場では年収が低くなる傾向があります。
ただ、50代看護師は年収の高さを求めるよりも、定年後を意識して無理のない働き方をする人が多いのが現状です。
自分の体力を把握し無理のない範囲で働くことが、気持ちよく働き続けるコツだと言えるでしょう。

50代看護師が転職しやすい職場4選とそのメリット・デメリット

「50代看護師に向いている職場」でもご説明したように、50代看護師におすすめなのは、「体力的な負担が少ない職場」や「ブランクがあっても働きやすい職場」です。
50代の看護師におすすめの医療施設は、大きく
クリニック
訪問看護
介護施設
デイサービス
の4つがあります。

医療施設① クリニック

クリニックは夜勤がなく、残業が少ないので、体力的な負担が少ない職場です。
看護師の数が少ないので、業務の幅が広く、経験を積んだ50代看護師が活躍できる医療施設でしょう。

クリニック
・メリットデメリット
入院施設がない小規模クリニックであれば夜勤もないので、プライベートも充実しやすいスタッフの数が少ないので、周りとのコミュニケーションが重要になる
クリニックで働くメリット
クリニックでは症状が重い患者さんを見ることはほとんどないので、体力的にも精神的にも負担が少ないです。
入院施設がない小規模クリニックであれば夜勤もないので、プライベートも充実しやすいです。
夜勤がないと体への負担が少なくなるので、体力が落ちてきた50代の転職先としておすすめです。
大規模な病院と違い、クリニックは自宅近くにも多くあるので、通勤がしやすいクリニックを選ぶと通勤の負担も減らせるでしょう。

・クリニックで働くデメリット
スタッフの数が少ないので、周りとのコミュニケーションが重要になります。
密な人間関係が苦手な人には向いていない職場かもしれません。
また、症状が重い患者さんと接する機会も少なく、様々な症状の患者さんと接してスキルアップするということができません。
50代でも看護師としていろいろな経験をし、技術を磨きたいと思っている人はクリニックではなく、総合病院など規模が大きい病院が向いているでしょう。

医療施設② 訪問看護

訪問看護では、病気や障害を持った人が住み慣れた自宅で看護ケアを受けられるように看護師が訪問して在宅ケアサービスを行います。
看護先へは自転車や自動車で移動することが多いようです。

まとめ

看護師不足が深刻になる中、看護師はどの年代でも売り手市場です。
ですが、50代看護師は、若い看護師とは違った悩みがあるものです。
体力的な問題、定年を見据えた働き方など、50代は50代に合った条件で転職先を見つけるのが大事です。あなたの転職活動が成功し、活き活きと働けることをお祈りいたします。頑張って下さい!

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