未経験から救急看護師になるには?必要な条件やスキルを紹介!

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#1989 2022/10/31UP
未経験から救急看護師になるには?必要な条件やスキルを紹介!
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救急看護師になるには何をしたら良いか迷っていませんか。救急医療で活躍している同僚の姿を見て憧れていた人もいるでしょう。この記事では未経験から救急看護師になるために必要な条件やスキルを解説します。

救急医療にかかわったことがない看護師が、救急看護師になるにはどうしたら良いかわからない人も多いでしょう。何か特別な資格が必要なのか、求められるスキルは何なのかといった疑問が出てくるのももっともなことです。救急看護師になるのに必要な条件を詳しく見ていきましょう。

#未経験から救急看護師になるには何が必要か

救急看護師になるには特別に資格を取得する必要はありません。看護師の資格を取得して救急病棟を希望して配属されたら、救急看護師として働くことができます。中途採用の場合には応募時点で診療科を決めることが多いので、救急外来の看護師を募集している求人を見つけ出すことが必要です。
未経験の人の中には看護師として働いたことがあっても救急外来の経験がない人もいるでしょう。看護師資格を取得してからまだ働いた経験がない人もいるはずです。この違いによって救急看護師になるのに何が必要かは異なります。

・看護師経験がある場合

看護師として働いた経験がある場合には特に追加で準備を整える必要はあまりありません。救急外来では内科と外科の両方の対応力が求められるので、可能であれば両方の経験を積んでおいた方が良いでしょう。また、オペ室の経験があるとオペ室看護師とのコミュニケーションを取りやすくなります。病院での勤務経験が3年程度あれば前向きに採用を検討してもらえるのが一般的です。

・看護師経験がない場合

看護師経験がまったくない場合には救急看護師になるのは難しい場合がほとんどです。人材が不足していて未経験者でも採用したいという病院でないとなかなか採用してもらえません。どの診療科でも構わないので、少なくとも1年くらいの経験を積んだ方が良いでしょう。実際に現場に出てみると実務経験がないと対応するのが難しいことがわかります。さまざまな状況に臨機応変に対応する能力が求められるため、現場経験がないとかなり大変です。
ただ、新卒の看護師も救急外来に配属されているのが一般的です。未経験の看護師も新人教育の時期に合わせて応募すれば、新人教育を受けて一人前の救急看護師になれる可能性があります。経験を積むか、チャンスを狙うかをよく考えて決めましょう。

#救急看護師に求められるスキルや能力

救急看護師になるにはどのようなスキルや能力があれば良いのでしょうか。救急外来での業務の内容や現場の雰囲気に密接にかかわる部分なので、救急看護師になりたいならしっかり理解しておきましょう。

・応急措置の一通りのスキル
救急看護師には応急措置や救急処置の一通りのスキルが求められます。出血している患者には止血や包帯の処置が必要で、心肺停止になったときにはAEDでの蘇生措置をしなければなりません。救急外来の患者は千差万別ですが、急変を起こすリスクを常に抱えている人がたくさんいます。必要な応急措置が何かを考えて速やかに対応できるスキルが求められます。

・幅広い診療科の知識と基本スキル

救急看護師は脳梗塞やウイルス感染症などによる急性疾患や骨折などによる怪我について広い知識が求められます。あらゆる診療科の患者が救急で来院するからです。患者に問診をするのは看護師の役割のことが多く、いろいろな可能性を考えて質問をする必要があります。診療の際にもさまざまな専門医のサポートをすることになり、患者のベッドでの対応の際にも状況に応じた臨機応変な対応をしなければなりません。一つの診療科での経験だけでは対応しきれないことも多く、救急外来の現場で培った力が最も役に立ちます。

・患者のニーズを見抜く力

救急外来では患者が自分ではっきりと意志を表明できないこともよくあります。患者のニーズが何なのかを観察を通して見抜く力が救急看護師には必要です。言葉を出せない患者でも指差しをしたり、首を振ったりすることができる場合もあります。言葉以外のコミュニケーションも駆使して容態を理解し、ニーズを捉えてケアをするのが救急看護師にとって重要なスキルです。

・チームの連携を取り持つコミュニケーション力

救急看護師ではチーム医療が特に重視されています。看護師、医師、薬剤師、臨床検査技師などのプロフェッショナルが協働することで救急患者の対応をスムーズにおこなえます。救急看護師はチームの一員として主体的に意見を伝えるだけでなく、チームメンバーの連携を取り持つ調整役も果たすのが特徴です。緊迫した状況下で各スタッフの話を的確に理解し、短い言葉で必要な人にわかりやすく伝えるコミュニケーション力が求められます。

・スピーディーに判断する能力

救急看護師はスピード感のある対応が必要になります。一刻を争う状況下で問診をして医師を呼ぶ必要がある場合もあれば、まずは応急措置をすることが最優先のこともあります。現場の状況に応じて冷静に判断して、速やかに行動に移す能力が欠かせません。意思決定が遅れたために患者の容態が急変してしまうこともあり得ます。看護師としての役割を認識して、無駄のない対応を取ろうと日々心掛けるのが重要です。

#優秀な救急看護師になるには?

救急看護師になったらどのようなキャリアアップができるのでしょうか。優秀な救急看護師になるには何をしたら良いかがわかると、救急看護師になりたいという気持ちも強まるでしょう。救急看護師として活躍するには以下のような方法があります。

・複数の診療科で経験を積む

複数の診療科で看護師としての経験を積むのは効果的です。救急看護師はさまざまな病気・怪我を負っている患者に対応することが求められます。消化器内科の経験があれば急性胃腸炎やノロウイルス感染などで来院した患者への対応ができます。心臓外科での経験があると心房細動や心肺停止、狭心症の発作などで来院した患者に処置を施せるでしょう。整形外科の経験があると怪我への対応もしやすくなります。経験のある診療科が多ければ多いほど即戦力として活躍できます。

・救急看護認定看護師になる

救急看護認定看護師になるのは救急看護師にとって大きなキャリアアップです。危機状況にある患者の対応力を高め、救急医療で必要な知識もスキルも兼ね備えている看護師として認められます。救急看護認定看護師になるには通算5年以上の看護師の実務経験があり、そのうちの3年以上が救急看護での実務であることが求められます。さらに認定看護師教育機関で教育を受けて認定審査で合格することが必要です。他にもクリティカルケア認定看護師のように救急外来で有用な認定科目があるので、現場でどのように活躍したいかを考えてキャリアアップの道筋を考えましょう。

・急性・重症看護専門看護師になる

救急看護師は急性・重症看護専門看護師になってキャリアアップする方法があります。急性・重症看護専門看護師は緊急度や重症度をチェックして最善の医療を提供できるように看護と医療支援をする専門資格です。急性・重症看護専門看護師になるには看護系大学院で修士課程を修了し、専門看護師教育課程基準の必要単位を取得することが求められます。さらに急性・重症看護の分野で3年以上の実務経験を積み、通算で5年以上の看護師としての実務研修期間が必要です。急性・重症看護専門看護師になると、研究を通して知見を手に入れる力が身につくため、長期的に救急看護師として活躍できる道を自分で切り開いていけるようになります。

まとめ

救急看護師になるにはどうするべきかがわかったでしょうか。救急外来の現場で臨機応変、かつスピーディーに対応できる能力が求められるのが救急看護師の特徴です。自分の性格に合うかという点も大切にして、救急看護師になるかどうかをよく考えてみましょう。未経験でもすぐに救急看護師になれるチャンスがあるので、興味を持ったら積極的に求人に応募してみるのがおすすめです。

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