看護師が就職の書類作成で苦労しないための6つのステップ

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#1981 2022/10/23UP
看護師が就職の書類作成で苦労しないための6つのステップ
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看護師が新たな職場を求めて就職活動をするときには書類作成で苦労することがよくあります。この記事では看護師がきちんと整っていてアピール力のある書類を作成するためのステップをまとめました。6つのステップを詳しく説明するので転職活動をする際には参考にしてください。

看護師が就職するときには履歴書と職務経歴書の作成が必要です。履歴書には学歴や職歴、資格や特技などに加えて、自己PRや志望動機などを記載できます。フォーマットによって書ける内容には違いがあるので、アピールしたい内容が決まってからフォーマットを選びましょう。
職務経歴書は自由に記載できますが、ある程度は定型化された書き方があります。看護師も他の職種と書き方には違いがありません。以下の6ステップを進んでいくと、書くべき内容が自然にわかってきます。焦らずに順を追って書類作成の準備を進めていきましょう。

・転職して何をしたいかをリストアップする

まずは新しい職場で働いている自分の姿をイメージして、転職後に何をしたいかを考えましょう。従事したい業務は何か、職場で果たしたい役割は何かといった仕事内容にかかわるポイントをまずはリストアップします。看護師が何人くらいいる職場が良いか、患者の年齢層はどのくらいが好ましいかなど、人との関係についても希望を考えるのが大切です。
また、仕事とプライベートは切っても切れない関係にあります。転職後のプライベートについてもイメージを膨らませて希望をリストアップしましょう。仕事を中心にしたいのか、残業をせずにプライベートの時間を確保したいのかといったことをよく考えて、希望はすべて明確にするのが重要です。この時点では理想を追求すれば構いません。一日で全部リストアップできるとは限らないので、転職活動を始めたら日々少し考える時間を作ってリストに書き足していきましょう。

・転職先に必要な条件を箇条書きにする

次に転職先に求める条件を考えて具体化します。転職後に何をしたいかと直結する部分なので、リストアップした内容を見ながら必要事項を箇条書きにしていきましょう。
例えば、プライベートを重視したいという希望があったとします。具体的に考えると以下のようないろいろなパターンがあり得るでしょう。
・平日の日勤のみで働きたい
・夜勤がなければ構わない
・土日祝日に安定して休みたい
・勤務日に残業が1時間以内に収まれば良い
・残業ゼロでシフトの自由が欲しい
「プライベートを重視する」という希望だけでも、考え方によってまったく違う条件を転職先に求めなければなりません。条件を考える自分が転職して何をしたいかがより具体的になります。
勤務地や勤務時間、診療科や職場の規模など、さまざまな希望があるでしょう。いくつか求人票を用意して、どのような記載があるかチェックしながら条件を書き出していくのがおすすめです。求人票には一般的に看護師が就職先を探すときに必要な最低限の情報が集まっています。いくつか求人票に目を通してみると、転職先に求めたいポイントを網羅的にピックアップできます。

・自分の今までの業務を振り返ってキーワードを書き出す

看護師としての今までの業務を振り返ってみましょう。就職する前の看護実習生の頃から、何をやってきたかを時系列で思い返してみてください。そして、キーワードをピックアップして書き出していきましょう。外来も病棟も、検査センターなどでの業務も含めて、「私はこれをやった経験がある」というキーワードをすべて書き出します。超音波検査や透析などの技術だけでなく、統合失調症や末期がんや重症感染症の患者のケア、小児や高齢者の看護なども重要な経験です。後輩のプリセプターやアドバイザー、派遣・パートの看護師の指導といった内容も含めて、看護師として現場でやってきたことを羅列していきましょう。自分にとってのメモ書きなので自分が見てわかるように書いてあれば大丈夫です。

・転職先の候補を探して相性の良さを分析する

ここまでで転職先の希望が明確になり、自己分析が終わってアピールポイントを見つけ出せるようになっています。次に転職先の候補を探していきましょう。求人サイトやハローワークなどを利用して、希望の条件に合う求人票を見つけます。転職先に求める条件として箇条書きにした内容をすべて満たす求人はないでしょう。しかし、重要な条件をいくつかピックアップして候補を探すと、悪くなさそうな転職先が見つかります。
候補が見つかったら相性の良さを分析しましょう。募集している看護師の必須条件や要望条件、予定されている業務内容などが求人票に記載されています。自分の業務を振り返って作ったメモ書きを見て、うまくマッチするかどうかをチェックします。もしぴったり合っているようならきっと自分の力を発揮できる職場です。
転職して何をしたいかを考えたときに、仕事に関する希望をリストアップしました。その内容と業務を照らし合わせてみるのも大切です。ただし、必ずしもぴったり合っていなくても構いません。転職するときには業務について交渉の余地があります。やりたくない業務が含まれているときや、他にもやりたいことがあるときには面接のときにアピールしましょう。

・候補を決めたら徹底調査をしてアピールポイントを見つける

「この職場に応募したい」と思ったら、書類作成の最終準備に取り掛かります。職場について徹底調査をしましょう。経営理念や施設規模、得意としている診療領域や重点を置いて取り組んでいる内容などを調べていきます。施設のホームページや経営者・院長などのインタビュー記事、転職サイトによるレビューなどを見てみるとわかりやすいでしょう。大手の医療法人の場合には、母体の組織が持っている理念や事業方針もチェックするのがおすすめです。
徹底的に調査をしたら、自分が看護師として経験してきたキーワードと照らし合わせましょう。施設としての強みや経営理念とマッチする部分を探すのが重要なポイントです。マッチする経験があったらアピールポイントになります。自己分析で書き出したキーワードがそのままの形で経営理念などに記載されていない場合もあります。言い換えをしたらマッチするキーワードならアピールするのに使えるので、十分に考察してアピールポイントを見つけ出しましょう。できるだけたくさんのアピールポイントを見つける努力をして、見つかった順にリストにしておきます。

・ポイントを明確にして書類を書き始める

アピールポイントを網羅的に見つけ出したら、その中でも重要なポイントを明確にして書類を書き始めましょう。施設側の視点で魅力があるのはどれかを考えて優先順位を付けます。その内容に応じて履歴書のフォーマットを選び、職務経歴書の構成を決めるのが効果的です。
明らかなアピールポイントがあるなら履歴書は自己PR欄があるものを選びましょう。強いアピールが難しいなら、自己PR欄がないフォーマットにして職務経歴書で詳しく説明する形にするのがおすすめです。
職務経歴書では重要なアピールポイントをできるだけ早く理解してもらうのが大切です。直近の仕事での経験がアピールポイントなら逆時系列で職務経歴書を書きましょう。逆に昔の経験が需要なら時系列で書くのが効果的です。
職務経歴の後に自己分析によって見出した自分の経験をキーワードで箇条書きにしておくと魅力をよく理解してもらえます。応募先の施設が求めている看護師像をイメージして、重要なキーワードから順番に箇条書きにしましょう。
書き終わったら推敲をして、すらすらと読めるかどうかを確認したら書類作成は完了です。長い文章を書く必要はまったくないので、ポイントを明確にして短くまとめましょう。

まとめ

看護師が就職先に提出する書類を作成するときには苦労しがちです。しかし、ここで紹介した6ステップで作成すればスムーズで、魅力的なアピールができる書類がきっとできあがります。書類作成が悩みで転職に踏み切れなかった方もぜひチャレンジしてみてください。

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