採血時の看護師の行動をアセスメントする! 看護師の転職する場合、「コツ」や「改善法」を身に付けておくと良い

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#1949 2022/09/23UP
採血時の看護師の行動をアセスメントする! 看護師の転職する場合、「コツ」や「改善法」を身に付けておくと良い
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採血を行う時、看護師は色々なことを叶えながらその中でアセスメントして行うことになります。普段何気なく行っている採血に関しては、アセスメントをしっかり行い安全に実施することが重要です。ここでは、採血時の看護師の行動をアセスメントします。

・採血をする根拠について

採血を行う前に、必ずその採血をする根拠について知ることが大事です。採血をする患者さんの採血の根拠です。どうして採血をする必要があるのか、できれば知るようにします。
多くの患者さん一人一人について、その根拠を知ることはむつかしいと思うこともありますね。しかしそのことを知ることにより、アセスメント能力を高めることが出来るのです。
簡単なのは、なんと言っても症状がある患者さんの採血のアセスメントです。発熱の場合は、CBCやCRPが採血として必ずあります。そのように症状に合わせたアセスメントは比較的簡単です。
またアセスメントとして、治療を行っている患者さんの場合は定期的に採血をしてその副作用の程度を知ることになります。そのように、採血は必ず理由があります。その理由を知ることにより、患者さんの対応もしっかりできるようになるし、間違いも少なくなります。

・手洗いをしっかり行う

採血を行う前に、必ず行うこととして手洗いがあります。手を洗うことは、採血による感染症を防ぐ最も大切な行動です。針を刺すことにより、ダイレクトに感染をする可能性が高くなります。その部位を触る看護師の手が汚れていると、たちまち感染してしまうことになります。ひどい時には、敗血症を起こすこともあるので要注意です。
手洗いを行うことは、看護師として当たり前の事ですね。しかし忙しい時には、瞬間手指消毒剤を使うこともあります。採血の時には、しっかり流水で手を洗うようにします。瞬間手指消毒剤は、緊急時だけ使うというふうに認識をしておきましょう。

・患者さんへの説明

採血を行う時、病院によっては事前に前日などに説明を行う事があります。それは、朝早く行うこともあるのでそのことを事前に伝えることが大切となるからです。朝早く、いきなり採血をされてしまうとびっくりしますね。そのことからも、時には前日に説明を行うこともあります。予定されている場合の採血は、前日に説明を行うほうがいいです。
予定されていない場合も、看護師から説明をしっかり行います。医師の指示である事、医師から説明を受けていることにプラス患者さんが不安に思っている事などを聞き、その内容に対処します。
初めて採血を受けるという患者さんはいないかもしれませんが、あまり受けた事がない患者さんはいます。その人は、とても恐怖を感じています。その恐怖を少しでもとることができるのは、看護師の説明です。

・実施前の緊張をほぐす

採血をされる患者さんとしては、とても緊張しています。採血に慣れている人でも、やっぱり採血をされる時には緊張するのです。そのことを思うと、誰でも緊張していると思うようにします。
そしてそのことを理解して、患者さんの緊張をほぐしてあげるようにします。ほぐすというのは、簡単に出来ることとして言葉かけがあります。採血をする時に、言葉かけを行い、誰でも実施していると思いますがその言葉一つで患者さんの気持ちのほぐれ方が違うのです。しっかり声かけをして、患者さんの反応を見ながら実施するととてもいいです。しかし慌てていて、言葉足りずに実施してしまうこともありますね。
また採血前に、採血部位をさすることも効果があります。いきなり針を刺してしまうと、痛みを感じやすくなってしまうのです。それよりも、その部位をさすって刺激をある程度与えておくと痛みの閾値が低くなります。

・血管を探す時のアセスメント

血管を探す時には、一番患者さんのとって痛くない部位をまず探します。痛みを感じやすい部位は避けて、痛みが軽い部位を探します。一番は大きい血管で痛みが少ない部位として、正中の血管にします。しかしその血管にないことがあったり、奥まったところにある血管の場合は、失敗をしてしまう可能性もあります。
確実に採血出来る部位も、選ぶポイントとなります。私の場合は、正中の次に探すのは前腕です。前腕は、比較的血管が太くて浮き上がっていて、探しやすいし固定をしやすい部位だからです。しっかり固定をしやすいことも、血管を探す部位のポイントとなりますね。

・看護師の緊張をとる

看護師は、患者さんに触れる時にできるだけ痛みを与えないことが重要です。しかし採血をする時には、必ず痛みを与えてしまうのです。そのことを思うと、痛みを与えにくい行動をすることが大事です。
その痛みを与えにくい行動というのは、こちらがリラックスすることもありです。看護師が緊張していると、患者さんも緊張して痛みを感じやすくなります。採血前には、緊張しないように自分が出来る緊張のほぐし方を考えておきましょう。私は採血前に、しっかり手洗いをしてその時に気持ちを落ち着かせるようにしていました。気持ちが落ち着くと、リラックスして採血もしやすくなります。

・消毒のアセスメント

採血をする時には、必ずアルコール綿などで消毒をします。その時、皮膚消毒に関してもアセスメントが必要です。まずは、アルコール禁止ではないかということです。アルコール禁止の場合は、別の消毒剤で実施します。
アルコール禁止がわからない場合があるので、皮膚が赤くなる、発疹がでる、腫脹するなどがある場合はアルコール禁止としてアセスメントします。


・最低必要量を把握する

採血をする時に、一つの採血管ではなく何本も採血管で血液を採取することがあります。多い場合は、20ccほど採取することもあるのです。その時、採血管に採取する血液量をできるだけ少なくしたいですね。
しかし採血管の採取量が決まっていることもあり、最低限の血液採取をする必要があります。その時、あらかじめその量について知っておきましょう。採血をしていて、突然採血できなくなることもあるからです。その時、採血を続けていると検査ができない項目も出てきます。採取した血液が採血管の中で、固まってしまうこともあり固まると正確な検査データを出せないこともあります。
その様なこともあるので、ある程度採血をしていて、吸引できなくなった場合にはその時点で中止することも必要です。

・患者さんにトラウマを残さない

患者さんにどんな看護師がいいのか聞くと、優しい看護師の次あたりに採血が上手な看護師ということを言われたことがあります。看護師と言うと、採血をする人と捉えている患者さんもいます。
そのように、患者さんにとっては採血をされるということはとても辛いことであり、それを上手に痛くないように実施してくれる看護師がいいということなのです。
そのことからもわかるように、患者さんが求めている技術として一番腕を上げて欲しいのは、なんと言っても採血なのです。毎日受ける患者さんは、特にその事を思っている事でしょう。そのため、看護師は患者さんに採血によりトラウマを残すことがないように、採血を安全に行い、痛みをできるだけ与えないような技術を磨く事が大切です。

まとめ

いかがでしたか?看護師として、採血は看護技術として必須です。その採血は簡単と思う看護師もいれば苦手と思う人もいるでしょう。苦手な人は、それを安全に行えるように行動したいですね。
採血は単純な看護技術と思うこともありますが、患者さんのことを思うと最も真剣に取り組むべき看護技術として改めてアセスメントする必要性を感じます。

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