ママさん看護師として、働くためにはいろいろな覚悟が必要ですね。その中でも、最も重要となるのはなんと言っても本人の健康管理です。ここでは、どんな健康管理をすればいいのかお話します。
・働きはじめは病気になることが多い
看護師の場合は、体力があると思うもののやっぱり仕事上疲れやすいです。特に通常の仕事と違い、感染しやすいということもあります。
またママさん看護師の場合は、仕事と家庭との両立をさせることになるのでその分より病気になりやすくなります。普通に働いている看護師よりも、丈夫であり体力がある人がいいと思います。しかしそんな人ばかりではないのです。
そこで重要となるのは、なんと言っても自己管理の方法です。自分で自分の健康管理をすることが大切です。
病院で働く人は、医師や看護師等を含めて患者さんの健康管理を行うことは得意ですが、自分のことは後回しにしてしまう傾向にあるようです。その結果、重篤な症状になるまで我慢をすることもあります。
そんなことになると、家族にまで迷惑をかけてしまうことになるのです。ママさん看護師の場合は、仕事始めは特に注意して自己管理をすることをオススメします。
・安静が取れない
ママさん看護師の場合は、仕事をしている時に忙しく家に帰っても忙しくしていることになります。ママさんでない看護師の場合は、自由に体を休めることが出来るので、その点でママさん看護師よりも自己管理をしやすくなります。疲れたと思った時に、ゴロンと横になることも出来るしそのまま寝ることだってできます。
しかしママさん看護師の場合は、育児をすることになるのです。子供は元気であり、ママさんが疲れていても愛情を求めてきますね。そして可愛いのでそのことに答えています。
安静が取れないのは仕方がないと思いますが、本当に疲れてどうしようもないときにはしっかり休める方法としてサポートしてもらえる人を探しておきましょう。するとこころ強いです。
・無理をしてしまう
ママさん看護師の場合は、夫のことはいいとしても子供のことに関してはしっかり育児をしたいと思っています。その結果、子供の育児に関して手抜きをしたくないという思いがありますね。自分の体調がすぐれない時でも、子供の行事に参加することもあります。
具合が悪くて、寝ている場合でも子供のことが気になり仕方がありません。そのように、安静を保ちたいと思っていても精神的にしっかり休むことができないのです。それはなんといっても、自分がなんとかしないといけないと頑張ってしまうからです。
病気のときには、無理は禁物です。熱がある時、どこかに痛みがあるときなどは協力を依頼して安静を保つことが出来るといいですね。
・子供から感染症をうつされてしまう
ママさん看護師が特に注意をしたいのは、子供から感染症をうつされてしまうことです。子供の場合は、大人よりも抵抗力が弱く直ぐにいろいろな感染症にかかってしまうことも少なくありません。
小さいときには、流行性耳下腺炎や水疱瘡、突発性発疹などにかかることがあります。その時、ママさん看護師もその感染症にかかる危険性があるのです。子供と接触する機会が多いので、濃厚接触をした結果、感染してしまうこともあります。
まずは、感染しないことが大事です。子供との距離を取るのはとても辛いことですが、子供を預けることができる場合は預けて一時的に離れるほうがベストです。
そして預けることができない場合は、いつ感染してもおかしくないのでそのことに留意するようにします。
・腰が痛くなる
看護師をしていると、屈んで作業をすることもありますね。また患者さんをベッドからベッドに移したり車椅子に移動させたりすることもあります。その時、腰を痛めてしまうことがあるのです。
特にママさん看護師の場合は、日頃から子供さんを抱っこしたりしているので腰痛になるリスクが高いのです。そのことからも、自宅でも病院でもリスクが高くなり注意が必要となります。
腰は体の中心であるので、そこを痛めてしまうと大変なことになります。椎間板ヘルニアになることもあるので、重症化するのは避けたいですね。
そこで腰痛を予防するためには、腰をいたわる動作をとることが大切です。無理をして患者さんを抱えたり、移動させたりするのは痛める原因となります。無理をしないようにできたら二人で移動させることをオススメします。
・喉が痛くなる
看護師として働いていると、喉が渇くことがよくありますね。喉が渇くのは、喉のバリア機能が弱くなってしまうので注意が必要です。そこでいいのは、なんといっても水分をしっかりとることです。
新人のママさん看護師は、喉が渇いていてもそのことに対処できないこともあります。水を飲むのを遠慮してしまうのです。休憩室に入り、水を飲むことも遠慮してしまう事があります。
しかし自分の健康管理を行う意味でも、しっかりと水分摂取を行うことをオススメします。水分をとることにより、ウィルス感染を予防することにつながります。遠慮せずに、しっかり水分補給を行いましょう。
・ウィルス感染した場合は?
ママさん看護師がどんなに気をつけていても、ウィルス感染してしまうことがあります。風邪かなと思ったときには、とりあえず安静にして、しっかり休みます。
熱が出ている場合は、病院を受診して薬等を処方してもらうようにします。ウィルス感染であると確定したら、そのことを上司に報告します。病院で働くことができないのです。患者さんに移してしまう危険性もあるので、自宅でしっかり回復するまで休みます。
休みをとるときには、とても辛いですね。その時、忙しいのにと思って自分が休みをとることでますます忙しくなると、気が引ける事でしょう。しかしそのことは、お互い様なので仕方がないと思い休んで回復させましょう。
・栄養をしっかりとる
自己管理をする中には、栄養をしっかりとることがあります。自分ではしっかりとっているつもりでも、必要なビタミンやミネラル、タンパク質等が足りていないこともあります。
それは看護師であると理解している事なのですが、ママさん看護師の場合は特に意識をしてとることをオススメします。
・よく眠る
ママさん看護師の場合は、ゆっくりすることができません。休日もとても忙しくしています。その時、疲れたと思う場合は、よく眠ることが一番です。睡眠を取れないと思う場合は、横になるだけでも安静にすることができます。
体の疲れは、体を横にするだけでもかなり取れることを認識して休むことをオススメします。
・精神的に疲れた時
ママさん看護師の場合は、心身ともに疲れることが多いです。特に精神的な疲れに関しては、気を遣うことで疲れてしまいます。気を使うのは、なんといっても自分がママさん看護師である事から、ほかの看護師に迷惑をかけていると思ってしまうのです。
確かに独身の看護師からすると、その気持ちになることもあるかもしれません。休日をとることが多くなり、病気をすることも多いです。そのことについて、不公平と思う看護師もいるかもしれません。
しかし殆どの看護師は、ママさん看護師の存在をとてもいいと思っています。私が独身で勤務していたときには、特にママさん看護師について嫌と思うことは全くありませんでした。
それよりもむしろ、暖かい感じの人が多くそのことに自分自身が助けられたと思っています。人を包み込む魅力があり、それはママさんである事からそのような魅力に繋がっていると思っています。
ママさん看護師は、病棟に必要な存在です。頑張りすぎないように、周りの看護師は応援していることを思い、立ち直って欲しいと願っています。
まとめ
いかがでしたか?ママさん看護師は、心身ともに疲れることが多いです。その結果、いろいろな病気になるリスクも高くなります。就職したり転職したりする場合は、自分の健康管理を意識して行うことにより、病気をしなくなりしても回復しやすくなります。病棟に必要な存在であることも意識して、一緒に働いて欲しいと願っています。
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