育児と仕事の両立にむけての対策・解決案5選

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#1755 2022/03/15UP
育児と仕事の両立にむけての対策・解決案5選
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はじめまして。私は現在2歳と3歳の2児のママをしているママ看護師です。病棟勤務・シフト制・時短勤務(8:00~16:00)で働いています。
今回は、育児休暇明けの看護師や、実際に子育てをしながら仕事を続けている看護師の方へ向けて、仕事をする上で意識しておくといいことや方法を、実際の経験や他の先輩ママ看護師のアドバイスを元に伝えていきたいと思います。

①忙しい時間(朝仕事へ行く前、仕事終了後~寝る前など)のルーティン作成、前日夜に準備しておく事や休みの日のTODOリストを書き出す。

子どもが小さいと、朝ぐずって朝食を食べない、食べ散らかし、出発前のおもらしなど、思わずため息をついたりイライラしたりする場面も多々あります。朝の時間はとても貴重で、少しでも時間が遅れると交通事情で遅刻なんて事も・・・。
よって、分刻みのスケジュールを作成する事を強くオススメします。

私の場合、朝の大まかな流れとしては、

6:00 ママ起床。自分の準備や支度をしながら朝ご飯の支度。
6:30 子どもを起こす。朝食を自分で食べさせる。その間前日出来なかった家事や、お便り帳の記載をする。
7:00 朝食を食べ終えたら大体汚れているので着替えやテーブルや床の片付け、おむつ交換や着替えをする。
7:15頃 保育園へ出発。
子どもの年齢や性格によっても、大分準備に要する時間差はあると思います。私も作成当初は試行錯誤しながら実践、修正をしていました。ちなみに朝ご飯は好きなものは食べるスピードが早いですが、好き嫌いが出てきてからは野菜を床に捨てたり、ダラダラ食べたりし、朝からガミガミと余裕がありませんでした。
そこで割り切った私は、朝はスムーズに食べられて栄養があるもの、腹持ちがいいものをと、現在はふりかけご飯や納豆、卵の味噌汁などで済ませています。焼き魚も時々混ぜご飯にしてあげています。この方法を実践すると起床後すぐに食卓へ座り、自ら朝食を食べてくれるようになりました。これだけで大分助かりました。自分達で食べてくれる間にまた自分も化粧や歯磨き、朝食の続きや家事なども出来るようになりました。
朝ご飯も前日やまとめて作り置きしたりし、朝はほとんど温めるだけでいい状態にし、時間を確保するよう意識しています。

夜の大まかな流れとして、

16:30 保育園お迎え
16:45 帰宅。お風呂へ直行。ママも一緒にお風呂。
17:20 子ども番組を見せながら夕食作り。夕飯もそんなに頑張らない事をモットーにしています。前もってレシピサイトで簡単に作れそうな料理をリストアップしています。
18:00~18:30頃 夕食タイム。終了後歯磨きや着替え。片付け。
19:00~20:30 遊びタイム、子どもの勉強タイム。おもちゃの片付け。
20:30 消灯。大体21:30までには寝かせています。私も大体一緒に寝落ちしています。
もちろん、残業で時間が変動する事もあります。その場合は弁当や総菜でもいいと思っています。イライラ余裕なく家事に追われるママよりも、少しでも機嫌がよく、一緒に沢山遊んでくれるママの方が子どもにとって良いと思います。保育園でも栄養たっぷりのご飯も食べさせてもらっているし、仕事休みの日に好きな物や少し手間のかかるご飯を作ったらそれでいいと思います。

前日夜や休日にする事としては、

・翌日分の炊飯セット、またはご飯の冷凍
・1週間分ほどまとめて買い出し
・翌日の味噌汁の作成(大体卵の味噌汁、野菜なし)
・お便り帳の記載、保育園カバンの準備、水筒セット
・着替えやパンツの準備(子ども自らやってくれる事を願いつつ)
・水筒の消毒
などです。朝は最小限の事しかしないようにしています。

②前もって役割分担を家族間で話し合う

・子どもの体調不良時の対応。小さいうちはよく体調を崩します。毎回ママが休むのか、旦那や実家にお願いできる日もあるのかをシフトを元に毎月相談。もちろん旦那が休みの日は旦那に対応してもらいますが、年休の取得状況、仕事の状況、休む回数が多い際には両親へお願いする事も時々あります。
・送迎は誰がするのか、残業の際誰にお迎えを依頼するのか。
・家事や朝の支度の際の役割分担方法など。
私達夫婦は共働き、両親も仕事をしているため、その都度話し合いをしています。片方に負担が寄らないよう時々不満も伝えながら修正しています。
私達は現在、主に朝の子ども達の支度はママ担当ですが、ゴミ出しや洗濯物たたみはパパがしてくれます。手が空いたらお互いに手伝います。夜は私が家事をしている間はパパが子ども達を遊んでくれたりします。時々入れ替わる事もありますが、大体の役割は決まっています。

③仕事はなるはやで、なるべく後回しにしない、すぐに動く

保育園から体調不良の件でいつ連絡が来るかわかりません。「処置は午後でいいや~」と後回しせずに、処置や看護記録など出来る事はタイムリーにこなす様意識しています。また、自分でこなせないような内容を抱えている場合には、周囲で手の空いていそうな看護師を見つけてヘルプを求めたりもします。それが結果的に定時に上がれる看護師に繋がり、万が一早退した場合も引き継ぐ仕事量が少なく済みます。また、早く出勤出来るときに、受け持ち看護師しての看護評価をしたり、予定入院の書類の準備をし、スムーズに業務が出来るように調整しています。前残業はあまりしたくないですが、お迎えが遅くなって夜のルーティンの時間がズレるよりは、出来るときには前残業も必要かなと考えています。

④子どもは体調を崩して当たり前、しかし周囲への感謝や配慮を忘れずに

復帰してすぐや連日休みを取得すると、看護師業務が忙しい事がわかるためすごく申し訳ない気持ちになります。子どもは体調が悪くママへ甘えたい状況なのに仕事の事ばかり考えている自分にも嫌気が差します。
そんなときに先輩ママさんから「子どもはみんなこんなもんだよ~うちもそうだったよ。そのうち落ち着くから、その時にまた頑張ればいいんだよ。女の人は順番で同じ経験するから、みんな一緒。誰も責めないし大丈夫。私が時短の時や休んだ時もフォローありがとうね。」と声をかけられ、思わず泣きそうになりました。
私が休んだ分、他の看護師の仕事量が増え残業したりする事もありますが、仕事に行ける日は感謝の言葉を伝え、より一層仕事に励むようにしています。また、私も将来、後輩看護師へ同じ言葉をかけたいと思います。

⑤自分の健康管理も大切。無理はしない事。

仕事をしながら家事・育児をするのは体力勝負な部分もあります。なるべく時短を意識した行動をしたり、自分時間を作るようにする事が大切です。
時短のために食洗器や乾燥機も使用しています。作り置きや時短料理の検索、掃除がしやすいように断捨離をするなど。
また、平日の休みはカフェへ行ったり、読書など好きな事をするようにしてストレス発散するようにしています。友達と電話してお互いに近況報告をしたりなど。時々看護の勉強もしますが、あまり気張りすぎると心身のバランスを崩しかねません。しっかり睡眠や休暇をとりつつ、わからない事はすぐに携帯や本で調べあまり時間を割かないようにしています。
また、体力作りとしては、食事はしっかり食べて、子どもと遊びながらストレッチや筋トレをするようにしています。歯磨きしながらスクワットやかかとの上げ下げ、なるべく階段を使うなど、ほんの少しの意識で変わります。ストレッチは肩こりや疲労回復にも大変オススメです。独身時代の私は、頭痛が多く、痛み止めはお守りレベルでも持ち歩いていました。しかし子どもが出来てから一緒に寝落ちし睡眠時間がしっかり確保できている事や適度な運動を意識した生活を送っている事が影響してからか、頭痛がほとんどなくなりました。仕事の効率も上がったと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?少しでも他のママさん看護師の参考や気持ちが楽になる方がいれば嬉しいです。
看護師はとても大変な仕事です。患者さんの命に寄り添う仕事です。ママ業をしながら大変な部分もたくさんありますが、まずは周りの先輩ママさん看護師に相談すると何か参考になる意見が貰えるかもしれません。
子どもの手のかかる時期は一瞬、あっという間に大きくなります。甘えてくれるのも今だけです。そんな貴重な時間を大切にしながら仕事も続けていけたら最高ですね。試行錯誤しながら、無理せず家族を大切にしながらこれからも仕事を続けていきたいですね。最後まで読んでくださってありがとうございました。

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