病院への就職を目指す方へ。面接までのポイントについて

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#1742 2022/03/02UP
病院への就職を目指す方へ。面接までのポイントについて
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看護師として病院での就職を考えている方、ブランク明けに再就職を目指している方へ。求人応募から面接までの道のりや注意点を病院での勤務経験を踏まえご紹介します。また、面接や履歴書に書く内容に悩んでいる方へ、考え方のポイントもお伝えします。

①事前の病院見学をしよう

【見学はしたほうが良い】
求人応募の際に事前に見学が可能か確認しましょう。見学可能な場合は、事前に見学をしておくことで印象が良くなることが多いです。実際、私が勤めていた病院では直接面接に来る人よりも事前に見学に来てから面接に来る人の方が採用率が高かったです。
見学の際になるべく気になることは質問しておくと良いです。面接時だけでなく見学時でも「質問はありませんか?」に対し「ないです」の返答ではあまり良い印象を与えないので注意しましょう。給料や有休取得などについて質問したい場合は、面接時よりも見学時にしておいた方が「条件を理解した上での就職希望」と捉えられるため、採用側の印象は良い傾向があります。
病院によってはそのまま面接になってしまう場合もありますが、別日に面接をする場合は面接の受け答えを考える際の参考にもなります。

【見学時の持ち物】
資料をもらう可能性もあるのでA4サイズが入る鞄は持っていくと良いです。また聞いたことなどメモをする用紙・ペンを持っていきましょう。
面接が別日の場合でも履歴書を求められる可能性もあるので、念のため用意しておくと良いです。

【見学時の服装】
スーツがある場合はスーツの方が印象が良いです。見学のアポイントメントを取る際に服装について聞くのも良いでしょう。私服でも良いと言われた場合やスーツがない場合は、できるだけ華美ではなく、カジュアル過ぎない服装にしましょう。印象を良くするためには清潔感が大切です。柄物の服やTシャツ・デニムのパンツなどはお勧めできません。また、女性は特にピンヒールなど病院内でカツカツ音が響く靴は避けましょう。大きい病院であれば見学範囲も広くなることが多いので、なるべく歩きやすい靴を選ぶようにしてください。
髪型も清潔感があるものにして行きましょう。
匂いにも注意しましょう。汗臭い・ニンニク臭いなども悪印象ですが、香水の匂いが強すぎるのも病院では良くありません。匂いは残りやすく、案内係以外の職員も気づいてしまうので強すぎる香水には特に気を付けてください。

②面接の受け答えを考えよう

【自己分析をしよう】
面接時に必ずと言って聞かれるのが「自己PRや長所・短所」です。
今までの人生経験から自己分析していきましょう。看護師には専門的な知識や技術だけでなく、「コミュニケーション力」「チームの一員として働ける力」も求められます。実際に働いてみると自分で考えることも大切ですが、更に先輩看護師やコメディカルの意見も聞きながら看護目標や日々のケアの計画を立てられることも大切になってきます。
学生時代の実習チーム内での自分の動き方や、部活動や前職・アルバイトなど今までの経験を振り返ってみて、チームとしてやり遂げたことを探してみましょう。リーダー役などをしたことがない人でも「自分の意見も言いつつ、他人の意見も尊重しながらまとめることができた」「チームメイトの動きを見ながら、自分で考え動くことで効率よく遂行できた」など様々な経験から、自分の長所と短所を探してみましょう。長所短所・自己PRは就職先と関係ない内容にならないように気を付けてください。

【病院の理念について】
次に多く聞かれるのが、「どうしてこの病院を選んだのか」という質問です。多くの病院でホームページ上に病院理念が掲載されています。「急性期医療に関わりたかった」「この分野の看護がしたかった」などだけではなく、病院理念に絡めて理由を伝えられるようにしましょう。

【看護師としての成長について】
大きな病院ではスキルアップについての考えを聞かれることもあります。専門看護師や認定看護師を目指すことも視野にいれて答えを考えてみましょう。病院の特色に合わせた分野の専門・認定について話せると印象が良くなります。悩んだら看護師のスキルアップについて調べてみてください。もちろん専門・認定だけでなく、技術的なスキルアップなどでも良いです。就職したら終わりではなく、就職後どんな看護師になりたいかを考えてみましょう。
例えば「貴院で様々なケアを行い、経験を重ねて将来的にはケアマネージャーとして地域に貢献したい」など他職種へのスキルアップでも良いでしょう。

【質問について】
面接の最後の方に「何か聞きたいことはないですか」と質問される可能性が高いです。事前の見学やホームページでの情報収集を踏まえ1つでも良いので質問を考えていきましょう。事前に収集可能な情報についての質問は印象を悪くするので注意してください。

【内容量を調整しよう】
全般的に、質問に対する答えは短すぎず・長すぎないものにしましょう。一旦言いたいことを全て書いてから量を調整するとやりやすくなります。自己PRは一般的には1分以内、300文字程度と言われています。伝えたいことが多く、長くなる場合は「少し長くなりますが」と前置きするようにしましょう。

【面接日までの準備をしよう】
面接で一番大切なのは緊張しすぎないことです。事前に何度もいろんな人に面接官役になってもらい、面接の練習をしましょう。面接官役の人には定番の質問だけでなく、想定外の質問を考えてもらうと良いでしょう。そうすることで様々な質問に対する受け答えが可能となります。全く違う分野の人を相手にしてみるのも良い経験になります。沢山面接練習をして自信をつけてから実際の面接に臨むようにしましょう。
また、答える際には毎回同じ言い方をせずキーワードだけを覚えて、それをつなげていくことで伝えられるようにしておくと緊張した際に役立ちます。

③実際の面接に挑もう

【面接時の服装】
見学時同様、スーツなど清潔感のある服装が理想的です。スーツがない場合はジャケットや襟付きの服などを選択すると印象が良いです。
病院は明るい髪色を禁止している場合もあるので、染めている場合は髪の色も注意しましょう。
髪は表情が見えるようにまとめていくようにしましょう。髪をまとめるピンやゴムも華美なものは避け、なるべく目立たないものを使用してください。

【面接前の注意点】
集合時間には早すぎず遅すぎず到着するようにしましょう。5~10分前にはついていると良いです。
スマートフォンの電源を切る、またはサイレントモードにすることを忘れないようにしましょう。面接時に音やバイブレーションがならないよう注意してください。

【面接中の行動】
一般の面接と同様、ノックは3回する・入室時に挨拶をする・指示があるまで着座しない・退室時にはしっかりとお礼をするなどの面接マナーは守るようにしましょう。
緊張していても表情は硬くならないよう、笑顔を保つようにすると好印象です。余裕があれば話している内容に合わせて表情を変えるようにしましょう。笑顔も大切ですがあまりヘラヘラとしてはいけないので、注意しましょう。
話をするときは面接官の方を見る必要があります。目を合わせると緊張してしまう場合は、鼻や口元をみて話すようにしましょう。面接官が複数いる場合は質問をした相手を見ながら話し始め、時折他の方にも目線が行くようにしましょう。

【言葉遣い】
面接中はなるべく大きな声ではきはきと話すようにしましょう。聞き取りやすさはとても大切です。また、言葉遣いは特に気を付けましょう。無理やり敬語を使おうとして変な敬語になってしまうと特に印象が悪いです。実際に言葉遣いが原因で不採用になった方もいます。想定外の質問に答える際は特に注意するようにしてください。

【想定外の質問に対して】
準備していなかった質問が来てもなるべく答えるようにしましょう。なるべく一言で終わらないほうが良いですが、質問と関係のないことをしゃべりすぎるのも良くないので、無理に続けないようにしましょう。
また、とても専門的なことを聞かれるなど答えが分からない質問に対しては「自分の勉強不足です。」など付け加え答えられないことを伝えましょう。

まとめ

就職活動の参考になったでしょうか?あまり気負いすぎてもいけませんが、面接前の病院見学から既に審査は始まっていると思って行動するようにして下さい。緊張対策には自信が効果的です。特に面接はいろんな人の手を借りながらしっかりと準備をしていくようにしましょう。

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