1年未満でも活躍出来る場所はたくさんある！

看護師になったけど､今の職場が合わず転職を考えている…｡でも経験1年未満で働けるところはあるのかな？と不安になることもありますよね｡私や､身の回りの人の体験談も踏まえて､この記事を読んで､前向きな気持ちになれるお手伝いが出来たらと思います｡根拠を見つけることが重要であり、それこそがアセスメントへつながります。

私は今看護師2年目です｡何度も転職を考えて､2度実際に行動もしましたが､最終的には納得して同じ病院で勤めています｡無茶苦茶な気持ちになって､色々なところを調べて受けました｡でも､なんだかんだ安定していて､休みも多い現職に結局惹かれてしまったためです｡スパッと辞められなかったのも､本当は現職に未練があって､もう少し頑張ったらなにか咲くのかなと期待していた心の表れかなと思っています｡
でも､学生時代の同期や職場の同期で､入職後すぐに辞めて違う道に進んだ人も数多くいます｡辞めてよかったと言って､次の進路で生き生きと働いています｡その人によって適性はあると思います｡その経験を今回紹介して行けたらと思います｡

①転職において経験1年未満でも可能なのか

結論から言って､可能です｡私は2度の転職活動の時に､3つの紹介会社を利用しましたが､どこでも臨床経験1年未満で転職をする方はたくさんいると聞きました｡ほとんどの方は転職をやり遂げて､そちらで楽しく働けているようです｡
実際に活動してみて､幅広いジャンルで内定まで頂くことが出来ました｡看護師の資格を持っていると､年数､経験は関係なく引く手あまたなんだということに気づきました｡
内定を頂けないことも､書類審査に通らないことも少なからずありますが､ほとんどはこちらが職場を選ぶ側です｡

②転職活動を行う際にやった方がいいこと

◎自分が向かう方向性を決める

自分が､何を重要視して仕事を変えたいのかまず考えてみましょう｡
やりがい､休み､給料､スキルアップ､肩書き､自分のプライベートの時間､教育制度､人間関係の良さなど､自分が優先順位をつけるとしたらどうなるか､並べてみてください｡
・やりがいやスキルアップ､教育制度が上位に来る場合は､自分が挑戦してみたい科あることや､挑戦してみたい資格制度などがしっかりとしている職場を選ぶ｡
・自分のプライベートの時間､休みを重要視している場合は､年間休日が多いところ､有給取得率が高いところ､残業時間が少ないところを選ぶ｡
・人間関係を重要視するなら､在職年数や､職場の人の実際の話を聞く(紹介会社さんから教えてもらえることが多いです)｡
このように重要視する項目によって､条件が変わってきます｡自分が今の職場に足りないと思っているものは何で､どうすれば叶えることが出来るのかを考えてみるのが大切です｡

◎自己分析をする

履歴書の項目に自己PRを書くことはほとんど必須です｡面接でも､自分がこれまでどのような活動をしてきたのか聞かれることもあります｡
学生時代の経験でもいいです｡なにか強みにしていること､新人の時に経験したことをまとめてみてください｡経験が浅くても､自分が強みにしていることはたくさんあります｡自分の強みを知ることで､自分の自信にも繋がります｡

◎新しい職場を徹底的に調べる

慣れてないことだらけで､調べるのもとても大変だと思います｡でも､紹介会社などを頼っても､色々なことを視野にいれてできるだけたくさんの職場を調べてください｡こんなところもあったのか､と発見出来るはずです｡労力が要りますが､納得のいく転職活動をするために､念入りに調べてください｡

③1年未満で転職するメリット

◎自分に合った職場で生き生きと働ける

楽しくない､辛い､やりがいを感じないと思いながら仕事を続けていくのは過酷です｡過酷な日々を続けるのは､自分にとってメリットはありません｡その気持ちで無理して仕事を続けて､体を壊してしまったら本末転倒だからです｡辛かった実習､国家試験を乗り越えてやっと手に入れた看護師という資格なのに､仕事が原因で看護師なんてもう嫌だ！と思ってしまったらとてももったいない話です｡
せっかく苦労して手に入れた看護師という資格､楽しく生かせた方がいいと思います｡その方が､患者さんのためにもなります｡
本当に辛くて辞めたくて､いずれ転職をするなら､早い方がいいです｡若いうちに吸収できることはたくさんあります｡若くても挑戦できないことはありません｡
例えば､私は訪問看護は､色々な病棟を経験しないとできないと聞いていました｡でも､今は新卒で訪問看護に携わる人もいるし､1つ訪問看護ステーションの内定を2年目にして頂きました｡可能性はいくらでもあるのです｡

◎新卒の時より､視野が広い

学生時代にインターンに行ったり､実習に行ってその病院に就職した方は多いと思います｡特に社会人経験がないと､病院理念､教育制度､やりたいことに合っているかといった面だけで決めることも多いと思います｡私はそうでした｡でも､実際に働いてみて､福利厚生はどうなのか､年間休日はどれくらいか､月の残業時間､実際に働いている人のクチコミなど細かいところまで､現職と比較して調べました｡働いたからこそ､視野が広がって自分に合ったところ探しやすいなと思いました｡数ヶ月の勤務でも､実際に働くとその職場について､先輩の様子を見たりして分かると思います｡すると､次の職場を決める時に､とても比較しやすいです｡
紹介会社の方から聞きましたが､最初の就職先は､とりあえずで決める方が多いようです｡私も右も左も分からない頃だったので､勧められるがままに入職しました｡でも､次の職場はきっと自分が長く楽しく働くために､詳細まで調べ尽くして､いいところを見つけられるはずです｡
また､新卒では入職しにくい美容関係や介護福祉系にも進みやすいです｡新卒は病院が鉄則と言うことはありません｡若手の看護師が活躍する場所はたくさんあります｡

④経験1年未満で転職活動をする時のデメリット

◎私が体験した圧迫面接

前向きな気持ちで始めた転職活動が､思ったのとは違っていた…とはならないために､知っておいて欲しいことをまとめます｡
私は5施設ほど面接に行きましたが､引きが悪かったのか､相当な圧迫面接がありました｡卒後早く転職する､という痛いところを突かれてしまい､｢そんなんじゃ看護師なんてやっていけないよ｡｣と､一生懸命書いた履歴書も見ずに言われたのです｡
ほとんどの場所は温かく迎えてくださいます｡でもそういうところも､中にはあることを知りました｡私はそれまで､そのような経験はなかったので､とてもびっくりして落ち込んで帰ってきました｡でも､落ち込まなくていいんです｡気にしなくていいです｡この時代に合ってない､そんな冷たいところなんてこちらから願い下げ！くらいの気持ちで振り切ってきてください｡暖かい心で迎え入れてくれるところがたくさんあります｡もしそのようなことがあっても､たったそのひとことで後ろ向きにならずに､悲しみはその日だけ考えて､翌日から前向きに自分を信じて頑張ってください｡怯えずに､こんなところもあるんだなくらいに心の片隅に置いておいてください。自分に合った職場に転職するんだ！と思った気持ちを忘れないでください｡

◎内定を貰えない､書類審査に通らないこともある

前述したように引く手あまたとは言っても､書類審査に落ちてしまうことも､面接まで行ったのに内定を貰えなかったこともありました｡でも､そこにはご縁がなかったということ､他に自分を選んでくれるところはあると前向きに考えてください｡落ち込むことはありません｡誰でも通る道だと思います｡

仕事をするのは､あなた本人です｡色々な意見をもらうのはいいことなのですが､自分が1番いいと思った方向に進めるように､自分の心に素直になって､是非素敵な看護師人生を送ってください｡

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