ママさんのまま看護師を続けるための職場選びと働き方を見つける方法

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#1660 2021/12/12UP
ママさんのまま看護師を続けるための職場選びと働き方を見つける方法
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ライフステージが変わるにつれて働き方も変わってきますよね。特に出産・子育てはライフステージが大きく変わる瞬間でもあります。そこでママさんでも看護師を続ける方法について実際のママさん看護師の事例も踏まえながらお伝えしていきます。

ママさんのままで看護師を続けようと思うと仕事と育児の両立のできる職場選びが大切になってきます。実際にどんな職場を選んだらいいのかとても悩むと思います。今回は『ママさん看護師が継続しやすい職場選びのポイント4つ』をご紹介します。
①スタッフの人数の多い職場
②ママさん世代の多い職場
③日勤帯で働ける職場
④オンコールのない職場

【①・②について】

ママさん看護師は子どもが熱を出して突然休暇が必要になったりする場合がよくあります。特にお子さんが小さい場合はよく発熱や体調が悪くなるケースが多いです。そのような場合に遭遇したときに、スタッフの少ない職場であると休みづらい傾向にあります。そのためスタッフ数ができるだけ多い職場を選ぶようにするとよいです。クリニックなどは人数配置が元々少くない場合もあるので入職前に事前にスタッフ数などを確認するとよいでしょう。
またママさん看護師が多い職場を選ぶことで子どもの急病時による休暇や運動会などの行事による休暇などの理解を得られやすいので気になる職場があればスタッフの年齢層やママさん看護師の割合も聞きながらお仕事選びをするとよいと思います。ママさん看護師は子どものお迎えなどの都合もあり「時間内に帰りたい」と思いながら働いている方がとても多いです。そういった職場は一体感があり業務も早く終わる傾向にあるのでその点もおすすめです。
しかしデメリットもあるので注意が必要です。ママさん看護師が多いと行事の時期が被る可能性もあるのでその点だけ注意が必要かと思います。一緒に相談しながら決められるような関係の職場であれば心配ないと思います。

【③・④について】

・日勤帯で働ける職場を選ぶ理由としては、子どもと一緒にいる時間を作れること家事・育児の両立をしやすいという点です。夜勤が多い職場を選んでしまうと、どうしても子どもと過ごす時間が減ってしまいます。
私の知人のママさん看護師は自分が夜勤の時は祖父母に子どもを預けて仕事に行っているそうですが、娘から「お母さんがいつも夜お仕事で寂しい。一緒に過ごせないなんて辛い。」と毎回泣いているそうです。知人のママさん看護師は「娘の言葉を聞くともっと大事な時期を一緒に過ごしてあげたいけれど、夜勤がある病院では難しいのかな。転職しようか悩むなあ。」と話していました。
その後、知人は夜勤のある病院から転職し、現在は日勤中心の病院につとめています。「夜勤がない方が、子どものメンタルも安定しているし、私も一緒に過ごせて嬉しい。」と話していました。
夜勤をすることを否定するわけではありませんが、子どもとの時間を優先したい、家事も両立したい方は日勤中心の働き方をするのがおすすめです。もちろん家族の協力を得ることが可能であれば夜勤の選択もありだと思います。
夜勤ではありませんが、オンコールのある職場もあまりおすすめしません。訪問看護やオペ室などは夜に呼び出されることが結構あります。
ママさん看護師で特に旦那さんの仕事の帰りが遅い・旦那さんが単身赴任でワンオペ育児・近くに頼れる人がいないという場合は、オンコールがあると子どもから離れることができません。預ける人や頼れる人が身近にいればいいですが、頼れる人がいない場合はちいさな子どもを一人置いて職場にいかなければならない状況が発生してしまう可能性もあります。そのため子どもが小さい場合はなるべくオンコールのない職場を選ぶことをおすすめします。
子どもも一緒に職場に連れていけるような環境であればいいですが、なかなかそういった職場はないため難しいと思います。オンコールのある職場でも免除してもらえるなど配慮して頂ける場合は入職するのもありだと思います。
また必須ではないですが、上記のポイント4つ以外に『可能であれば外した方がいい職場』の特徴もお伝えすると、委員会がない職場・残業が少ない職場を選ぶことです。特に大きな病院であれば委員会などが存在します。場合によっては時間外で行う委員会がある職場もあるのでそれらも免除してもらえたり、できればない職場だといいです。またせっかく日勤業務のある職場に就職しても残業が多いと子どものお迎えに遅れて延長料金を払う…なんてこともありえます。就職前には委員会や残業がどのくらいあるかなども確認できるとよいでしょう。

【働き方を探す方法】

看護師=病院・クリニックと考える人が多いですが、看護師の働ける場所はこれらだけではありません。病院・クリニック・検診センター・企業看護師・訪問看護師・デイサービス・有料老人ホームの看護師・訪問入浴などが多様にあります。働く方法はたくさんあるのでママさん看護師でも仕事を続けることは可能です。
しかし初めての職場や初めての分野で働くことには少し抵抗がありますよね。どんな職場かどんな働き方か知ってから職場選びを始めても遅くはないと思います。
そこでまず働き方でおすすめするのが『派遣看護師』という働き方です。
派遣看護師は長期で契約するパターンの派遣やその日1日のみ勤務する単発派遣という働き方が存在します。現在は私は単発派遣を行いながら自分に合った職場を探している最中です。
実際に検診業務・コロナの疫学調査やコールセンター・デイサービス・訪問看護などさまざまなお仕事を経験しています。1日だけでもお仕事に携わることができるので気になる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。特に現在はワクチン接種業務やコロナ関連のお仕事もあり、潜在看護師やママさん看護師が活躍しているので気軽にお仕事を始めることが可能です。
実際に同じように派遣看護師をしている仲間の中にはママさん看護師も多くいます。派遣仲間のママさん看護師は「時給もいいし、好きなときや空いている日を選んで働けるから楽しいし家事も育児も両立できるよ」と言っていました。また家族や旦那さんなど預ける人がいるときに単発派遣で時給のいい職場を選んで働いている方もいました。
しかし派遣看護師にもデメリットはあります。
・勤務日数が多くないと社会保険に加入できない
・産休・育休は長期で働いていないともらえない
・一度契約したお仕事はどうしてもの場合以外はお休みできない
これらのデメリットも踏まえた上で働くといいでしょう。派遣看護師は時給はいいお仕事もありますが、保険の加入や産休・育児休暇を取得したい方にはなかなか難しい働き方かもしれません。
ママさん看護師でも保険や給料などの条件は人によって異なります。何を重視したいかによって働き方は大きく変わると思います。
・保険や制度の利用は気にしていない
・看護師として色々とチャレンジしたい
・扶養内でのんびり働きたい
・人間関係にしばられたくない
・看護師のスキルは落としたくないので少しずつ働きたい
・親や家族に子どもを預けている間に時給の高いお仕事を数日だけ行いたい
・育児明けで久しぶりに働いてみたい
このような方は派遣看護師に向いているかもしれません。派遣看護師という働き方はまだ主流ではないと思いますが、自宅で副業をしながら派遣看護師も行いたい方や一時的にお仕事をしたい方にはとてもおすすめの働き方です。
「ママと看護師を両立できるのか心配」「産休・育休後でブランクがあるけれど看護師として働きたい」という方は私の周りにも多くいます。看護師という資格があれば働き方・職場はたくさんあるので諦めなくて大丈夫です。

まとめ

ママさん看護師が働ける職場や分野はたくさんあります。「看護師を続けながら育児や家事を両立するのは難しいかも」と考えている方も多いと思いますが、職場選びや働き方を工夫すれば両立することも可能です。自分自身にあった働き方を見つけるためにも「自分の譲れないポイント」を明確にして職場探しができるといいですね。

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