転職時の志望動機、履歴書記入、面接について

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#1657 2021/12/09UP
転職時の志望動機、履歴書記入、面接について
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現在コロナ禍のなか離職する看護師や、転職・再就職をする看護師が増えているといわれています。実際コロナ禍で2年目看護師として転職したため、どのように転職したかについておしらせします。


私は新卒で看護師となりました。
新卒のためできるだけ大きな病院がいいと思い総合医療センターに入職しました。コロナが流行する前には配属された科の勉強をしながら、知識と技術を身に着けることができていました。しかしコロナが流行することで地域によれば大きな病院ではコロナ患者の受け入れ要請があるようになりました。最初のほうは患者数が少なかったため、ICUやHCUなどの陰圧室がある病棟で対応となりました。

・コロナ禍での離職、転職、再就職

コロナ患者が増えるにつれて病床数も増加しないといけないため、緩和病棟がコロナ病棟となりターミナルの患者が病棟に増えました。急性期の病院であったため急性期とターミナルを同時に見るの困難な面もありました。また同じ病棟で対応していると看護師から不満があり、退職し転職を検討する人も増えました。
そのため、一旦落ち着いた時点で緩和病棟から呼吸器病棟へシフトしました。一般病棟が一つつぶれてしまい、その病棟で対応していた患者が他の病棟にも振り分けられることとなりました。慣れない疾患を見ないといけなくなった看護師は夜勤時に不安も多く、転職を希望している看護師もいました。逆にコロナ病棟となった病棟の看護師は自宅に帰れないや、不安などのさまざま要因から退職した看護師もいました。
私も実際流行のはじめには、無症状の患者と濃厚接触になりPCRの検査もされずに2週間自宅待機を強いられました。その時にはまだ看護師として2年目の夏、まだまだ学ぶことが多く、経験も浅い状態でした。その中で2週間自宅待機をすると復帰後には採血やルート確保に不安がありました。
今後私が働いていた病棟にコロナ病棟が移動するなどの噂がありました。私は一人暮らしをしていましたが、実家にも定期的にかえっており、基礎疾患のある祖父がいました。

・転職について

その中で転職検討を始めました。もともと別件もあり、病棟での働きにくさを感じており、しかしまだそこの科で勉強したいと思いがありました。師長に相談した際には部署移動も検討するようにと言われましたが、まだ経験も浅く学んでいきたいとの思いから転職を決意し看護師として2年目で退職をしました。
退職を決めたのが年末で3月末での退職のため、転職も急いで情報を収集し対策を考えていかないといけませんでした。
実際に転職活動を始めると、総合医療センターで働いていましたが、場所は関係なく経験年数で履歴書を見られていました。なかなか気になる病院がみつからず転職には時間がかかりました。
新卒の看護師はいませんが、子育て世代などが多くいる急性期の病院が気になり転職活動を始めました。

・履歴書記入時について

私は看護ルーを使用し転職を進めていました。履歴書記入の際に退職がネガティブな印象にならないように記入が必要となりました。そのため少しでもプラスになるようにどんなことを学んできたのか、今後どのようなことを学びたいのかを記載しました。学びたい内容の中には転職を希望している病院の強みを加えながら病院にとって自身がプラスになるんだと言うことを伝えることが必要でした。
看護師は何年経験があるかで判断されることもありますが、実際経験年数があるからといってすごいのかというと一概には言えません。履歴書は事前に提出しますが、文面上でしか判断ができません。履歴書を提出し書類選考を通れば実際の面接時には自分の良いところの見せ所となっています。

・面接時の内容

看護師として培ってきたコミュニケーション能力を使用し、実際に履歴書でも記入していますが、自身がどのような現場でどのように学んできたか。それがどのように活かせるのか、今後どのようなことを学ぶためにこの病院を選んだのかを明確に伝えました。
その結果転職活動を行い、経験年数で面接までたどり着かなかった病院も数件ありますが、実際のところ私が気になった病院は3件のみでした。その中の一件を面接してもらい内定を頂きました。内定を頂いた理由としては「コミュニケーションがしっかりと取れており、患者さんの前に出ても病院側がはずかしくないから」「学びたい内容が明確であるため」「経験内容が当院で活躍できるから」とのことでした。
このような評価は転職サイトを経由し転職をしたため知ることができた内容かもしれません。実際転職にはさまざまなツールがあると思いまずが、その人に合ったサイト・対応者が見つかると転職にも困らないと思いました。

・転職してから思ったこと

現在転職してから半年がたちました。思っていた病院とは違うというところも多々あります。しかし転職してから同じ科であっても病院によって、医者によって治療方法が異なってくるため新たな学びも多々ありました。
総合医療センターから民間の150床程度の病院に転職すると、急性期病院といわれていますがそこまで忙しくないため看護師もピリピリとしておらず雰囲気も以前の病院よりいいと思います。患者への対応もゆとりをもって対応できるため、様々な情報を収集することができます。
現在コロナのため面会制限をしている病院が多いと思います。今までであれば患者さん家族から情報を確認できていたことが、ほとんどできず日々の観察から情報を収集していかないといけなくなっています。健常者であれば意見を聞くことができますが、高齢者であったり認知症があると実際なにが正しいのかわからないことが多々あります。
その中で患者との時間をとれるということは看護につなぐことができ助かっております。

・コロナ病棟で働いている実際の看護師からの話

コロナ病棟の求人もあり、コロナ病棟へ再就職を検討されるかたもいると思います。実際に知りあいがコロナ病棟で勤務をしており話しをききました。コロナ患者はテレビで言われているように無症状の患者さんから重症の患者さんのさまざまであるといわれていました。その中でも昨日まで酸素投与していなかった患者さんが急変し酸素投与が必要となっていることも少ないくないそうです。知り合いは総合医療センター時代の同期です。総合医療センターのため地域の患者さんを受け入れていました。
そこで働いている看護師の家族の搬送もあり、家族内感染して出勤停止になるひともいたそうです。しかし、家族が入院してコロナで亡くなってしまうこともありメンタル的にとてもストレスが多いと言っていました。

・最後に

さまざまな病院があるように、看護師もさまざま性格のひとがいると思います。その中で自分の得手不得手を考えながらの転職・就職活動が必要となってきます。転職・再就職を検討している、今後検討予定である看護師はまず自分の強み、弱みを自己分析し、自分が今後なにをしたいのかどのようになりたいのかを考えることが必要となってくると思います。また可能であれば自己分析だけではなく、他者にも評価してもらうことで新たな発見があるかと思います。私は彼氏が医者で実際に半年程度一緒に働いていたため、どのような職場が似合うかなど相談し、意見をもらうことができました。同僚など実際に一緒に働いている人からの評価は今後の転職活動に優位に使用していけると思います。
この内容を読んでいただいた方が、少しでも参考にしていただけよりよい病院に就職することができれば幸いです。

まとめ

履歴書は文章でしかありません。そこにどこで働いてきたかなども記入しますが実際にどのように働いてきたか。どのような人なのかはあってみないとわかりません。
文章で表現することも大切ではありますが、自分の強みをしっかりと理解し面接で活かせることが転職・就職には大切であると思いました。一度自分を振り返ってみてください。きっととてもいいところがあると思います。

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