メディカルモールに就職したい看護師のクリニック選び

会員登録 ログイン
メニュー
#1646 2021/11/28UP
メディカルモールに就職したい看護師のクリニック選び
更新情報を受け取る mail このエントリーをはてなブックマークに追加
mail

メディカルモールがよく話題になる時代になって、就職先や転職先として興味を持っている人も多いでしょう。看護師にとってメディカルモールの選び方は実は簡単ではありません。ここでは看護師がメディカルモールを選ぶときに知っておきたいポイントを紹介します。でしょうか。

#メディカルモールの特徴

看護師が就職先や転職先を検討しているときにメディカルモールが気になることがあるでしょう。メディカルモールにはどのような特徴があるのでしょうか。まずは一般的なクリニックとメディカルモールのクリニックの違いを確認しておきましょう。q

・メディカルモールは複数の診療科が集まっている

メディカルモールは一つの施設の中に独立したクリニックが複数入居しているのが特徴です。総合病院のように一つの医療法人が経営しているのではなく、個々のクリニックは別の経営者がいます。一般内科と整形外科と皮膚科、泌尿器科と循環器内科と消化器内科などといった形で異なる診療科のクリニックが集まっていることがほとんどです。
メディカルモールの運営の仕組みはモールごとに異なっています。大抵は各クリニックの院長や代表者が集まって全体の運営会議を実施して方針を立てています。そのため、どのようなクリニックが集まっているかによってメディカルモールの運営方針にも大きな違いがあるので注意しましょう。

・クリニックの間で連携が取れて取れているケースが多い

メディカルモールでは同じ施設内に入居しているクリニック同士で連携を取って運営をしているのが一般的です。患者としては総合病院のようなイメージで利用することが多いのがメディカルモールの特徴で、体調が悪くて困ったときにはモールに行けばきっと治せると考えている傾向があります。そのため、メディカルモールでは協力して患者に適切な医療を提供する方針を立てているのです。
看護師はクリニックの間で連携を取るときの連絡を担当するケースが多くなっています。看護の仕方を他のクリニックの看護師と相談することもあるので、さまざまな知識や経験を持っている看護師とのコミュニケーションの機会が多いのが魅力です。

・クリニック同士で設備を共有していることもある

メディカルモールでは医療サービスの連携を取っているだけでなく、設備の共有をしていることが多くなっています。駐車場やトイレなどの施設全体の設備を共有しているのは一般的です。メディカルモールではあくまで独立したクリニックが集まっているスタンスですが、限られた建物の設備を有効活用するために工夫をしている事例も少なくありません。
例えば、患者のプライバシーが守られる範囲で待合室や受付を共有していることもあります。患者としては一つの窓口で全てのクリニックの受付をしてもらえるので便利です。メディカルモールの受付を共有しているときに、看護師が窓口を担当することもあります。すると自分が勤めているクリニックだけでなく、他のクリニックの患者についてもある程度の知識を持たなければなりません。仕事の負担はやや大きくなりますが、自分が専門としていた分野以外の知識も習得できる機会になります。
メディカルモールで看護師になるときには重要なポイントです。転職でメディカルモールを志望するときには動機として他の診療科への興味も添えると良いでしょう。

#メディカルモールを選ぶポイント

メディカルモールのクリニックへの就職を考えるときには、まずどのメディカルモールにするのかを決めるのが大切です。メディカルモールごとに運営方針にも入居しているクリニックにも違いがあります。どのようなポイントを見て選んだら良いのかをチェックしておきましょう。

・志望する診療科があること

メディカルモールのクリニックに転職するときには、まず志望する診療科があることを確認しましょう。総合病院とは違って、大半の診療科をカバーしているメディカルモールはあまりありません。3つから6つくらいのクリニックが集まっているメディカルモールが多いので、どのメディカルモールでも志望する診療科があるとは限りません。
また、求人はメディカルモール全体から出されているケースは少なく、個々のクリニックから出されています。ただ、メディカルモールの総合受付を担当する看護師を共有資金で雇っているケースではメディカルモール自体から求人が出されていることもあります。求人を探すときには志望するクリニックとメディカルモールの両方に目を向けて検索しましょう。

・興味を持っている診療科があること

メディカルモールに看護師が就職するメリットとして、他のクリニックの看護師とコミュニケーションを取る機会を手に入れられることが挙げられます。自分が専門とする診療科以外に興味を持っている診療科があるなら、メディカルモール内に入っているかをチェックしましょう。
休憩室が共有されているメディカルモールでは特にざっくばらんとした話もできる魅力があります。どのような設備が共有されているかも確認して、積極的に他のクリニックの看護師とコミュニケーションを取れるかどうかも知ってから応募しましょう。

・連携をしているかどうか

メディカルモールではクリニックの間で連携をしていることが多いですが、完全に独立して経営しているケースもあります。連携のあり方が密になっているほど、他の診療科との連絡を取る看護師は業務の負担が大きくなりがちです。どのような連携体制になっているかはメディカルモールに転職する際には必ず確認しておきましょう。
もし他の診療科に興味がないなら、連携をあまり取っていないメディカルモールの方が働きやすい可能性もあります。メディカルモールだからといって必ずしも連携が密になっているクリニックを志望しなければならないわけではないので、自分に合うメディカルモールを選びましょう。

・通いやすい環境が整っているか

メディカルモールは一般的に住宅街の中にあるので、看護師にとっても通いやすい環境が整っているのが魅力です。ただ、どのような立地にあり、どんな通勤方法が認められているかはメディカルモールごとに異なるので注意しましょう。
ちょっと遠いけれど車通勤ならアクセスしやすいというメディカルモールもあります。しかし、駐車場が充実していなくて患者用の駐車場はあっても職員用の駐車場はないということもあるので気を付けましょう。自転車通勤についても同様で、スペースの都合で自転車では通勤するのが難しい場合があります。
公共交通機関や徒歩での通勤では問題になることはまずありません。ただ、駅から通うのが簡単だと思っていたら、意外に遠くて大変だったというケースもあります。一度はメディカルモールに行って、通勤しやすいかどうかをチェックしましょう。

・経験を生かしやすい運営体制があるか

メディカルモールを志望するときには強みをアピールできることが重要です。今まで、メディカルモールでの勤務経験がない場合には、他の経験を生かせることをアピールできるのが大切でしょう。
経験を生かしやすいような運営の仕方をしているメディカルモールを選ぶと転職しやすくなります。例えば、精神科と心療内科の両方で働いた経験がある看護師もいるでしょう。その場合には精神科と心療内科が入居していて、連携をしっかりと取っているメディカルモールを選ぶと橋渡し役として活躍できるとアピールできます。
メディカルモールのクリニックを志望するときには学ぶ意欲についても重要になります。連携を取っているメディカルモールでは他のクリニックの事情を学び、円滑に連携できるようにサポートする役割を求められます。過去に学ぶ意欲が評価された経験があるなら、連携を重視しているメディカルモールを選びましょう。

まとめ

就職先や転職先としてメディカルモールを選ぶときのポイントがわかったでしょうか。メディカルモールは看護師にとって他の診療科との連携を通して学べる機会が豊富なのが魅力です。自分に合う運営体制のメディカルモールを選んで、希望する働き方を実現できるようにしましょう。

こんな記事/動画も見られています

 

こちらの本が読まれています

意見をメールする 更新情報を受け取る

バックナンバー

 

【看護師お役立ちコラム】への応募・問合わせ

名前【必須】
電話番号
Eメール【必須】
Eメール(確認)【必須】
問合わせ・応募内容
【必須】

 

Facebook Twitter email
看護師の転職・求人。病院を動画で確認!ミスマッチを防ぎます Pagetop