看護師の就職の流れを徹底解説!

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#1643 2021/11/25UP
看護師の就職の流れを徹底解説!
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看護学生をしているあなたは、こんな疑問を感じたことはないでしょうか。
それは、「3年生はいったいいつ就活しているんだろう…?」と言う事…!!!
卒業を控えた3年生は忙しいです。
学校によっては12月まで実習あるし、そのあと2月は国試があるし
え?いつ就活するの…?という方のためにこの記事で看護師の就職について詳しくご紹介していきます。

就活の時期

就活のスタートは最高学年(卒業学年)になる前の6月頃から始めるのが理想です。大学生は3年生の6月、専門学校生は2年生の6月にあたります。
なぜ6月から始めなくてはいけないの?
それは多くの病院の採用試験は皆さんが最高学年に上がってすぐの、4月から6月に集中しているからだよ。
2018年頃までは看護師の就活スタート時期は一般的に12月と言われていました。しかし、買い手市場への変化と新型コロナウイルスの影響もあり、早めに活動することをおすすめしています。
募集要項や試験日程は12月~3月頃に公表され、4月中旬から各病院の1回目の採用試験が始まります。そこから逆算して考えると約1年前の6月からスタートするのがベストと言えます。

内定までのステップ4

病院の内定を勝ち取るまでに大きく4つのステップを踏んでいきます。
自己分析
病院研究
履歴書作成
採用面接
6月からこの4つのステップを順番に進めていき、最高学年に上がる前の春休みには面接対策まで終えているイメージが理想です。
コロナの影響で実習時間の減少、インターンや病院見学の中止で、志望病院を絞る決め手に困る看護学生も一部います。そうならないためにも計画が大事です。

自己分析

自己分析は自己PRにつながる長所や優れた点を洗い出す「特性的な分析」です。また、将来こんな看護がしたい!という価値観、看護師の場合は「看護観や目指す看護師像」を整理する作業が自己分析にあたります。履歴書の作成や面接で絶対聞かれる項目のため、しっかり準備しましょう。

病院研究

病院ロビー
全国に約8,000病院あるなかから自分に合った医療機関を探すのが病院研究です。ひとくくりに病院と言っても、急性期・回復期・慢性期など機能による違いがあります。また、設置母体による違いもあります。国や市町村が開設者の国公立病院をはじめ、大学病院、民間病院など開設者も様々です。まずは実習病院や自宅の近所の病院から調べ始めるのがおすすめです。

履歴書作成

履歴書
履歴書は面接において、面接官が応募者への質問を投げかける材料となります。そのなかで重要なのが「自己PR」と「志望動機」です。
自己PR欄では自分の長所や人柄、アピールポイントなどを書き、志望動機欄では実習やインターンシップでの体験を通じて、自分が実践したい看護や看護観を語ります。大切なのはその看護観が志望する病院の特長や理念とマッチしているかです。

採用面接

コロナで面接方法も対面式のほか、WEB面接を取り入れる病院も少し増えています。WEB面接と言っても基本的に対面での準備とさほど変わりません。面接は自分を売り込む場でもありますが、面接官とのコミュニケーションの場であることも忘れないでください。大切なのは面接官の質問に対して、論理的にわかりやすく答えることです。

面接では応募者のどこを見ているの?

採用担当者は
『応募者の社会人としての基本的なマナー』
『看護職として働く熱意と意欲』
『チームで協力して仕事が進められるコミュニケーション能力』
といった項目を評価します。

就活スケジュール

内定までの4つのステップについてお話しましたが、時期ごとの具体的なアクションをみていきます。

6月:病院への資料請求

就職情報サイトに登録して興味のある病院の資料を取り寄せます。先輩ナースに学生時代に利用した就活サイトを聞くと、病院の掲載が多いマイナビやナースナビといったサイトを活用した人が多いようです。

6月~8月:合同説明会に参加

全国の主要都市で地元の病院が集まった合同説明会が開催されます。一度でたくさんの病院と出会え、効率よく病院研究ができます。ブースでは教育制度や募集についての情報を得ることができ、若手の先輩ナースもいますので、皆さんと同じ目線で疑問や不安に直接答えてくれます。病院を知ることで自分の看護観も徐々に見えてくるので、合説に行くことは自己分析にもつながります。

7月~9月:インターンシップに参加

合同説明会で興味をもった病院のインターンシップに参加して、実際に自分の目で確かめてみます。この時期は1個か2個のインターンシップに参加できればOKです。なお新型コロナウイルスの影響でインターンシップの代わりにオンラインで病院説明会を開催しているところもあります。

9月~12月:実習

就活はちょっとひと休みで実習に集中!採用試験の書類選考では成績も重視しています。特に実習の成績が悪いと選考から落ちる場合もありますので、勉強はしっかりやっておきましょう。

1月~2月:合同説明会に参加

春に開催される合同説明会のほうが大規模で出展病院数も多くなります。ここでもう一度自分がどんな病院で働きたいかを確認します。

2月~3月:再度インターンシップへ参加

再び合同説明会で気になった病院のインターンや見学に参加します。この段階では受験する病院を絞り込めるくらい深く病院研究をします。※インターンは夏と合わせ4個くらいに参加するのが理想

3月:履歴書作成/面接準備

志望病院が決まったら履歴書と面接の準備に入ります。採用試験は書類選考と面接が主ですが、小論文や適性検査を課す病院もありますので、試験の内容をしっかり把握しておきましょう。

4月~6月:採用試験

合否は採用試験を受けてから約2週間で通知が届く病院がほとんどです採用試験が終わり、解放感にひたったのも束の間。内定通知が届くまではそわそわして落ち着かないものです。何も手につかないかもしれませんが、最終目標は国家試験。しっかりと気持ちを切り替えて、最後まで気を抜かないようにしましょう。そして、もしもの時のことも考えながら時間を有効に使うこと。これが成功へ導くカギです。

内定期間の心得

内定が出るまで
内定がでるまでの時間は病院によって異なりますが、通常は採用試験が終了してから2~4週間のようです。事前に内定通知の時期を把握して、スケジュールを組んでおくと時間を無駄にしないですみます。採用試験が終了したら、次のことを意識しながら国家試験対策をスタートさせましょう。
授業と実習での体験を1冊にまとめて自分だけの参考書(マイノート)をつくり、基礎学力を固めます。 すべての分野の問題集を解き、苦手な分野の克服に取り掛かりましょう。 国家試験の過去問題集に着手し、出題傾向をつかみましょう。 テレビや新聞で最新のニュースをチェックして、時代の流れを把握しておきましょう。

 内定が出たら

できるだけ早く決断し、速やかに意思表示をすることが大切です。
内定を受理するかどうかは、早めに返答します。返答期限が過ぎてしまうと内定が取り消されることがあるので注意を。 提出しなければならない書類がある場合は、不備がないかを確認して期限内に提出します。 複数の病院から内定をもらったら、辞退する病院へはその旨を速やかに伝えなくてはいけません。断るときは丁重に。
もしもの時も最後まであきらめずに
たとえ望んだような結果がでなくても落ち込む必要はありません。定員割れなどで追加募集したり、時期をずらして募集を行う病院もあります。また、たとえ内定をもらっても国家試験に合格しなくては意味がないので、心を落ち着けて試験勉強に集中することが大切です。国家試験対策に取り組みながら最後まであきらめずにがんばりましょう。
追加募集を行っている病院がないか、こまめにネットなどで調べましょう。 ひとりで悩まず、看護学校の先生など第三者に相談して。内定が出ないのはなぜか、就職活動ノートを見直しながら、これまでの就職活動や自分自身を客観的に振り返ってみましょう。

まとめ

いかがでしょうか。就職活動は大変ですが流れを掴めば成功率が上がりますので、まずはしっかりと流れを把握していきましょう!あなたの就職活動が成功することを心よりお祈りいたします。頑張ってください!私は皆さんをいつまでも応援していますので頑張ってください。

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