看護師歴1年未満。転職を考える前にやっておいた方が良いこと

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#1636 2021/11/18UP
看護師歴1年未満。転職を考える前にやっておいた方が良いこと
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看護師になって1年も経たずに辞めてしまった。
知識もなければ、技術だってない。
そんな私を採用してくれる病院なんてあるのだろうかと悩む人も多い。
1年未満でも転職できる可能性はあります。
しかし、デメリットが大きい。
転職を考える前にやっておくべきポイントを解説します。

・看護師歴1年未満で採用はされるのか。そのメリットとデメリットは?

看護師歴1年未満であると、デメリットしかなように思えますが、実はメリットもあり、次のようなことが挙げられます。
・まだ病院に染まっていない。
・柔軟さがあり素直である
・教育がしやすい
・体力がある
などが挙げられます。

・まだ病院に染まっていない

全職場での経験がながいと、その職場のやり方が身に付いてきます。
決してそれが悪いことではありませんが、「前に職場はこうだった」「こうやっていた」などの意見が出てきます。
それを受け入れてくれる医療機関であれば、問題はありませんが、それを良く思わない人もいます。
それがきっかけで人間関係が悪くなるケースもたくさんあります。
しかし、1年未満であれば、そこまでの経験が、まだ培っていないため、「前の職場ではこうだった」などと口にすることはなく、むしろ「この病院ではこういうやり方なんだ」と受け入れることができます。

・柔軟さがあり素直である

1年未満の看護師はまだ知識、技術と未熟な部分はありますが、その分、柔軟さがあります。
変に植え付けられていなため、新しく覚える知識や技術をスムーズに対応することができ指導する側も教えやすいのです。
また、経験がながい人に比べ、素直なところもメリットです。
経験者は何かを言われれば「前はこうだったのに」と反論も出てきますが、経験が浅ければ、「はい。わかりました」と素直に受け入れることができます。
仕事をしていく上で「素直さ」はとても重要になってきます。

・教育がしやすい

経験がながい人に比べ、浅い人の方が変な癖がないため、教育がしやすくなります。
余は自分の病院のやり方を植え付けやすくなるのです。
経験がながい人は、スムーズに対応することができますが、「これどうだったかな」など頭の中で整理ができずに、迷ってしまうこともあります。
しかし、経験が浅い人はその病院での方法しかわからないため迷いがありません。
これは、指導する側からしても、指導はしやすくなります。

・体力面がある

看護師歴1年未満であれば、まだ20代前半の人も多いでしょう。
年齢は重ねるにつれ、体力は低下し身体も動かなくなってきます。
20代も体力が永遠というわけではありませんが、人一倍動くことができます。
この人一倍動くという行動は評価にもなります。
経験が浅いときは知識や技術がない分、体力で勝負している人も実は少なくありません。
以上が看護師歴1年未満のメリットのなります。

・看護師歴1年未満のデメリットは?

看護師歴1年未満でも転職できる可能性はありますが、選択肢は減ることも考えられるます。
デメリットとしてどのような理由が挙げられるか解説します。
・経歴としては入職した新人と同じ
・1年未満で辞めてきてたというレッテルを貼られる可能性がある
・クリニックにような転職が難しくなる
・高度医療が重要とされるような医療機関の転職が難しい
などが挙げられます。

・経歴としては入職した新人と同じ

いくら全職場で、数か月間どんなに経験をしたとしても、まだ1年未満では確立できず、学べることも少ない。
言わば、基礎の状態であるため、経験値は0として扱われてしまう可能性が高いです。
既卒看護師としてと言うよりも、新人看護師として教わっていかなくてはなりません。
これを本人がどう判断するかにもよりますが、決して「数ヶ月経験があるのに」「そんな基礎わかっている」といった気持ちは持たないことが大切になってきます。

・1年未満で辞めてきてたというレッテルを貼られる可能性がある

1年未満で辞めてしまうと、周りからも「本人に何か問題があるのではないか」「1年も乗り越えらることができなかった」というイメージを持たれる可能性もあります。
決しそうでないとしても、周囲は様子を伺いながら、マークしてくるかもしれません。
すべての医療機関がそういったイメージを持っているわけではありませんが、今の40~50代の先輩看護師は厳しい状況下を乗り越えたきた人ばかりです。
「本人に問題がある」「精神的に弱い」などレッテルを貼られ転職にも影響が出てくる可能性があります。

・クリニックのような転職が難しくなってくる

クリニックのような機関では、看護師の人数も少ないため、すぐに即戦力になるような人材を求めています。
また、何かしら急変が起こった場合にはそのスキルも重要になってきます。
病院などの医療機関であれば、研修を設けたり、実際に経験をし知識や技術を磨くことができますが、1年未満になってしまうとその経験も少なく、場合によっては未経験といったこともあるかもしれません。
そうなるとクリニックにような場所での転職も難しくなってきます。
クリニックといった機関を希望するのであれば、急変対応などの経験を積んだ上で転職考えたほうが採用される可能性は高くなると言えます。

・高度医療が重要とされるような医療機関の転職が難しい

高度医療のような現場では、それこそ即戦力が求められます。
高度医療では、重症患者や急変患者が多く、それに対応できるスキルが必要になります。
そういった医療機関でも毎年新人が入職してくるわけですから、転職はできるのではないかと考えてしまうかもしれませんが、1年未満の中途採用となると難しくなるかもしれません。
高度医療を扱う医療機関になると、新人が入職したときから、たくさんの研修を一斉に行ないます。
そのため、ある程度その病院のやり方を知ることが出来ます。
しかし、1年未満の中途採用となると、その1人のために1から研修を行なうことはできません。
もし高度医療機関を希望するのであれば、新人看護師が入職するタイミングで入職することが良いでしょう。

以上が看護師歴1年未満のデメリットになります。

・やはり1年未満の転職は難しいのか

1年未満になると転職が難しくなる確率は高くはなります。
しかし、心身に無理をさせてまで残り、続けなくてはいけないのでしょうか。
決してそうではありません。
自分の身体を最優先の考え、逃げれる場所を探すことも大切になります。
では、逃げられる場所とはどんなことが挙げられるしょう。
・転職前に転科を考える
・まずは1年をやり遂げる
この2つをクリアすることができれば、転職時の採用は大きき変わってきます。

・転職の前に転科を考える。

病院の規模にもよりますが、まず転科をすることを視野に入れましょう。
科によって人や業務内容は変わってきます。
その科では無理かもしれないと思っていても、科を移動して続けられているというケースは何度も耳にしてきました。
まずは視野を広く考え、科を移動し環境を変え経験を積むことを考えましょう。
きっとどの科も同じと考えるのではなく、自分の眼で見て感じることで印象も大きく変わることがあります。
それでも駄目な場合は転職の道を考えることをオススメします。

・まずは1年をやり遂げる

転職を考えた際、1年未満か、1年以上かで印象も大きく変わります。
タイミングにもよりますが、1年未満だと、「何か問題があって辞めた」と思われてしまいますが、1年目以上だと「何か考えがあって辞めた」「1年は乗り越えた」と印象が変わってきます。
また、面接でも自分自信が「1年間やってみたが、合わなかった」「目指しているものと違った」と説明することもできます。
はっきりとした理由がなければ、1年以上は腰を据えた方が、その後の転職には優位になってくることは間違いありません

まとめ

看護歴1年未満の人が、転職する前にやっておいた方がいいことについて解説させて頂きました。
一度、転職を考えてしまうと、その気持ちは抑えることが難しくなってくるかもしれません。
決して1年未満だからといって採用されないわけではありませんが、冷静に考えたときに、1年未満の経験値ではやはり、採用される確率は低くなります。
それよりも、確実に採用される方法を考えた方が、自分の理想の職場へ転職できるかもしれません。

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