就職の面接の一般的な流れと例外を理解して対策を立てよう

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#1617 2021/10/30UP
就職の面接の一般的な流れと例外を理解して対策を立てよう
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看護師が就職活動をするときには面接を乗り越えるのが重要になります。
新卒の人が面接を受ける際には必死に対策をしてから臨むことになるでしょう。
面接では想定外のことがよく起こるので注意が必要です。
本番で動じないために一般的な流れと例外について紹介します。

・就職の面接の一般的な流れを知ろう

まずは看護師に限らず、一般的な就職の面接がどのような流れで進められていくのかを確認しておきましょう。
看護師も他の職種もフォーマルな面接であれば流れに大きな違いはありません。
面接は受け答えをしているときだけが重要というわけではなく、現地に到着したときから見られているという意識が必要です。
施設に到着してから面接が終わるまでを5つに分けて、それぞれの段階で何を押さえておく必要があるかを見ていきましょう。

1.受付をして控え室へ

面接の日時は事前に調整があります。
指定の時刻よりも5分から10分くらい前に施設に到着して受付を済ませましょう。
多くの面接会場では入り口に案内があるのでどこで受付をすれば良いかがわかります。
施設によっては入り口の正面にある案内所で受付をしていることもあるので注意しましょう。
受付をすると控え室に案内されるので、椅子に座って待機します。
他の看護学生も同じ控え室にいる場合がありますが、話をせずに静かに待っていましょう。

2.入室して着席

自分の面接の順番が回ってきたら名前を呼ばれます。
返事をして案内に従い、面接室の扉の前まで進みましょう。
ドアをノックして内側から入室を促されたら「失礼します」と言ってドアを開けます。
面接官に後姿を見せないようにしつつ、後ろ手にもしないように体を少しドアの方に向けて静かにドアを閉めます。
そして、椅子の横まで歩いて行って、名前と所属を伝えましょう。
すると着席を促されるので静かに座ります。

3.質問への回答

着席したら面接官から次々に質問があるので回答していきましょう。
面接の受け答えでは内容だけが注目されているわけではありません。
声の大きさや聞き取りやすさ、話すときの視線の向け方や姿勢も重要な評価項目です。
看護師には相手に不快感を与えない自然な姿が求められる傾向があります。
声が大きければ良い、相手の目をじっと見て話せば良いというわけではありません。
部屋の広さや面接官との距離を考えて声の大きさを変えましょう。
過度な抑揚をつけるのは避けて自然な発声を心がけるのも大切です。
相手の目と胸元の辺りでときどき視線を移しながら話をしましょう。
姿勢は伸ばし、背もたれを使わずに座るのも基本です。

4.逆質問

質問に一通り回答すると、最後に逆質問の機会が与えられる場合が多くなっています。
「最後に何か聞いておきたいことはありますか。」
「何か質問や疑問点はありますか。」
などといった形で、自由に質問できる機会が与えられます。
質問する力は看護師にとって重要なので、何を質問するかを考えておくと良いでしょう。
質問への回答の場合とマナーには違いはありません。
給料に関することに触れても問題ありませんが、人間関係などの込み入った内容には立ち入らないようにしましょう。
相手に対して失礼がない質問を考えておくのが大切です。

5.お礼と退室

逆質問を終えると面接は終わりだという話になります。
最後にお礼を言ってから席を立ちましょう。
お礼は席を立つ前と、ドアを開ける前の二回というのがマナーです。
ドアを開ける際にも退室する際にも自分の後姿を見せないように気を払うと完璧です。
控え室に戻ると案内係がいて、今後の選考の進め方について説明を受ける場合もあります。
退室したらそのまま帰宅して良い場合もあるので、受付のときに聞いておくと良いでしょう。

・看護師の場合の例外に注意しよう

一般的な面接の流れに従って適切な対応を取れるようにしておくのは看護師の場合にも大切です。
ただ、このような面接のあり方がルールになっているわけではなく、施設ごとに独自のやり方をしています。
そのため、イメージしていたような流れで面接が進まずに戸惑ってしまうこともよくあります。
それが原因で就職に失敗してしまう人もいるので気を付けましょう。
重要なのは例外が必ずあると頭に入れておくことです。
看護師の就職活動のときによくある例外をここで確認しておきましょう。

#小さな施設では形式にとらわれないことが多い

まず前提として押さえておきたいのが、大きな施設ほどここで説明した就職の面接の形式を踏襲する傾向が強いことです。
一般的な流れに沿って進めるルールを作って、ルーチンで面接をおこなえるようにしているからです。
大きな施設では大勢の応募者がいるので個別に対応するのは簡単ではありません。
公平性を保つためにも一般的な流れに従っている傾向があります。
裏を返せば、小さな施設では形式にとらわれない面接をしていることが多いということになります。
個人経営のクリニックや介護施設では特にここで説明した流れから外れがちなので注意しましょう。
典型的な例外として知られているのは以下の5つです。

#受付がないケースがある

大勢の応募者がいないような施設では受付がないケースが多々あります。
面接会場の入り口の前に案内係がいてその場で受付をしてくれるのがよくあるパターンです。
とても小さな施設の場合にはその日に1人だけ面接を受けるということもあります。
すると案内係すらいなくて、提出書類なども面接官に直接渡すこともあるので注意しましょう。

#控え室がない場合がある

受付はあっても控え室がない場合もよくあります。
応募者が少ない場合には時間にゆとりを持たせてあって、受付をしたらすぐに面接室に通される仕組みがほとんどです。
この場合には面接官よりも先に面接室に入ることになるでしょう。
先に入室している場合には、面接官が入ってきたときに起立してお辞儀をするのが基本マナーです。

#ドアを開けてもらえるときがある

控え室から面接室に通されるときにドアを開けてもらえるケースもあります。
この際にはノックをする必要はなく、入室したらお辞儀をして椅子のところまで進めば問題ありません。
退室するときもドアを開けてもらえる場合があります。
この場合には面接官だけでなく開けてくれた案内係にもお礼を言ってから退室しましょう。

#入退室が面接官と一緒のことがある

入退室が面接官と一緒になる場合もあります。
案内係と思っていた人が面接官だったと入室してから気付くことが多いでしょう。
このような場合にも特に動じる必要はなく、入室したら椅子の横に立って名前と所属を伝えれば構いません。
退室が一緒になるときにはお礼を言って出る必要はありません。
そのタイミングでお礼を言っても不自然に感じられてしまうのは明らかでしょう。
自然な流れで別れるときにお礼を言うのが正しい対応です。

#質問と逆質問の流れが違うことがある

一般的な流れでは面接官によって様々な質問が投げかけられ、全て終わった後で逆質問の機会が与えられます。
しかし、逆質問が途中に盛り込まれたり、そもそも逆質問の機会がなかったりすることもあるので気を付けましょう。
最初から逆質問ということはありませんが、逆質問をした結果として別の質問をしたいと面接官が思うことはよくあります。
面接時間がきっちりと決まっていないケースでは、そのまま面接が延長されることもあります。
もう質問されることはないとホッとしてしまうと慌ててしまうので注意が必要です。
逆質問は面接時間の調整のためにおこなわれている場合もあるため、時間がないと省略される傾向があります。
質問したいことがあったら早めに切り出し、逆質問の機会がなかったとしても知りたいことはきちんと理解して面接を終えられるようにしましょう。

まとめ

面接の流れとそれぞれの段階で必要とされるマナーを理解できたでしょうか。
就職活動の面接では一般的な流れを前提にして準備をしておくのはとても大切です。
ただ、ここで説明したように例外はいくらでも起こる可能性があります。
想定していた通りの流れでなかったとしても動じないように頭を柔らかくして面接に臨みましょう。

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