社会福祉施設や医療施設での就職・転職のポイント

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#1606 2021/10/19UP
社会福祉施設や医療施設での就職・転職のポイント
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社会福祉施設や医療施設で働きたいと思っている皆さんの就職・転職が少しでも成功できるよう、この記事ではコツやポイントをご紹介しています。
介護職・ヘルパー職の転職はよくあることで、むしろ転職経験のない介護職員は非常に少ないです。
なので初めて転職・再就職をする方も不安にならず、自分らしさを出して就職・転職に臨める"対策"を事前に知っておきましょう。思ってもらえるような志望動機を例文を参考にしながら考えてみましょう。

【1.高齢者や障害者のための社会福祉施設や医療施設での勤務ってどんなことをするの?】

高齢者や障害者のための社会福祉施設や医療施設にはケアワーカーやケアスタッフ、介護職員などが主に在籍をしていて、看護師は数名程と非常に少ない施設です。
主な仕事内容については入浴・排泄・着衣交換・食事配膳になります。
利用者・入所者によっては全介助が必要なこともあるので、一人一人に合った対応をしていきます。
看護師とは違い介護職・ヘルパー職は無資格でも雇ってくれる施設は結構ありますが、入浴介助や排泄介助、食事介助などのように利用者・入所者の身体に触れることが多い仕事なので事前に資格の取得をしておくと就職・転職がスムーズになりやすいです。
ちなみに就職・転職をする際に持っておいた方が良い介護資格は"介護初任者研修(旧ヘルパー2級)です。
この資格は介護の基本知識やスキルがあるということを証明できる入門資格のため持っておくと就職・転職の幅も広がります。
最短1ヶ月程で資格の取得ができ、この資格を持っているだけで正社員やアルバイトに関係なく給与面で優遇されます。
他の資格は就職・転職をしてからでも遅くはないので、社会福祉施設や医療施設に興味がある方は介護初任者研修(旧ヘルパー2級)の資格取得を目指しましょう。

【2.社会福祉施設や医療施設に就職・転職をした直後に起こりやすい失敗とは?】

社会福祉施設や医療施設に就職・転職をした直後に起こりやすい失敗は大きく分けると2つあります。
現在の勤務先に不満を抱えている方や過去に介護職・ヘルパー職であったにも関わらず新たな施設に転職をした方の多くがこれからご紹介する失敗をしているケースがほとんどです。
では、就職・転職をした直後に起こりやすい失敗を1つずつ解説していきますね。
1つ目は"勢いで決めてしまう"です。
「今の仕事を辞めたい」「早く働きたい」「自宅から近い職場だからここに決めたい」という焦りや先走りの気持ちで就職先・転職先を決めてしまうと非常に失敗しやすいです。
例えば子育てが落ち着いて「早く働きたい」という気持ちで自宅から近い職場に再就職をしたとします。
自宅から近い職場ということで通勤時間が短く一見子育て・家事・仕事を両立するには良さそうな条件にも思えますが、残業手当が出ないのに残業が多めであったり、職場から自宅が近いということで緊急で呼び出されたりなど「こんなはずじゃなかった…」という結果を招きやすいです。
勢いで就職先・転職先を決めるのではなく、働き始めた後のことをしっかり考えたり、求人票に記載されていることを全て信じるのではなく口コミを検索したり施設のホームページなどを見るなどして細かい部分まで知ってから決めると非常に失敗しにくいです。
2つ目は"こだわりすぎる条件"です。
「自宅から近い勤務先というのは絶対に譲れない」「他の施設よりも給与が良いのは絶対に譲れない」「拘束時間が短いのは絶対に譲れない」など、1つの条件にこだわりすぎていると失敗しやすいです。
1つの条件ばかりにこだわりすぎていると自然と視野が狭くなり、他の条件に対しての検討が疎かになってしまいます。
例えば給与の良さばかり気にして実際に給与の良い施設に務めてみたら想像以上の激務で休日が少なく稼いだお金を使う時がほとんどなかったり、給与が良いだけで施設内の環境や人間関係が良くなくて精神的・肉体的に辛いなんてこともあります。
こだわり条件があるのは悪いことではなくむしろ自分に合った就職先・転職先を見つけられますが、"こだわりすぎる条件"は自分に合っている施設の範囲を狭めてしまい就職・転職活動に大きな壁が立ち塞がるということを覚えておきましょう。
こうした2つの失敗を避けるためにはしっかりと情報収集を行い、様々な社会福祉施設や医療施設の比較検討をすることが大切です。

【3.介護職・ヘルパー職の就職や転職で成功するポイントは?】

就職・転職で失敗したくない方は"キャリアの棚卸"と"自己分析"を知る・探ることが重要になります。
まずキャリアの棚卸では、自分の価値や強み・弱みを知って面接や履歴書のアピールポイントにします。
正社員に限らずこれまでのアルバイトやパートの経験を詳しく思い出して自分の強み・弱みを知ろうとすると書き忘れのない職務経歴書が作成できるだけではなく沢山のアピールポイントが出てきます。
自己分析についてはキャリアの棚卸で知れた自分の強みや弱みの傾向に合わせて仕事に対する価値観を明確にすることができます。
例えば常にキャリアアップを目指しながら仕事をしたい方の場合は資格支援を推している施設にしたり、人と接することが好きな方の場合は利用者が少ないアットホームな空間で一人一人にガッツリと関わることができるグループホームにしたり、車の運転が好きな方の場合は送迎のあるデイサービスにするなどキャリアの棚卸と自己分析をしっかり行うことで自分に合った就職先・転職先を明確にすることができます。
この2つを怠らずに行うと介護職・ヘルパー職の就職や転職で成功しやすいです。

【4.社会福祉施設や医療施設での面接は何を質問されるの?】

社会福祉施設や医療施設で求めているのは基本的に"人柄"です。
人対人の仕事になるため明るくハキハキと話すことができる人が採用されやすい傾向にあります。
そのため学歴を気にしている施設は非常に少ないですし、無資格でも人柄が良ければ採用してもらえます。
では、社会福祉施設や医療施設での面接でよく質問される5つをご紹介していきますね。

①「退職理由は何ですか?」※転職活動中の場合に限る

この質問をしてくる理由:「入社してすぐに辞めないか?」という遠回しの質問
退職理由を正直に話すことは問題ないのですが、前職の不満や愚痴といったネガティブな発言には気を付けましょう。
「キャリアアップを目指しながら働きたいので、それが実現できる職場への転職が退職理由です」などという前向きな発言は好印象です。

②前職でのエピソードは何かありますか?※転職活動中の場合に限る。

稀に学生時代のアルバイト経験などについてのエピソードを聞かれることもある
この質問をしてくる理由:「その経験がどう活かされるのか?」「仕事への取り組み方を知りたい」という意図
失敗談を話すだけでは「そうだったんですね…」などと少し暗い雰囲気になってしまいますが、失敗談を話した後にその失敗から学べたことを伝えると「この子は伸びしろがあるな」などろ面接官に良い印象を与えることができます。
成功談を話す場合は成功体験を通じて得た達成感などを詳しく話すといいです。

③仕事をする上で大切にしていることはありますか?

この質問をしてくる理由:「社風や企業理念に合うか?」「一緒に働きたいか」などの判断材料
これまでにあった自分の経験談を交えながら自分の価値観を伝えるのが判断材料としては十分です。
ですが待遇面を重視しているような自分本位な主張は面接官に良くは見られないので気を付けましょう。
「誰かがやってくれるだろうと思わず、主体的に行動することが大切だと思っています。なぜなら…」という回答の仕方が望ましいです。

④高齢者や障害者との関わりはありますか?

この質問をしてくる理由:高齢者や障害者との関わりに抵抗がないのかを知りたい。
高齢者や障害者との関わりがある方はエピソードを話すといいです。
また、ほとんど関わりがない方の場合は関わりがないざっくりとした理由と、高齢者や障害者のいる施設で働きたいと思ったきっかけを話すといいですよ。
ですが、「おばあちゃんっ子なので高齢者のいる施設が自分に向いていると思いました」というような薄っぺらい内容の回答は不採用になるケースがほとんどなので言わない方が良いです。

⑤何か質問はありますか?

質問をしてくる理由:社会福祉施設や医療施設で働く際のあなたの熱意やコミュニケーション能力を知るため
この質問はあなたが仕事に対するやる気や能力、長所などをアピールできる良い機会なので、ガツガツしすぎない程度に自分の気持ちを発言するのが望ましいです。
なにも質問をしなかったり、「お給料は本当に〇円も貰えるんですか?」という質問は印象を悪くするので気を付けましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
社会福祉施設や医療施設で働くのは良い意味でそれほど難しいことではないということを分かっていただけたかと思います。
介護職・ヘルパー職は精神的・肉体的に大変に感じることのある仕事ではありますが、自分に合った就職先・転職先を見つけることができればやりがいを感じながら楽しく仕事をすることができますよ。

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