護師として病院で勤務する場合、病棟で働くこともあります。その病棟では、多くの患者さんのケアを行うことになり、その時に最も重要なのはなんといっても信頼関係を築くことなのです。ここでは、患者さんに信頼される看護師になるこつとアセスメントについてお話します。
・身だしなみを整える
看護師として当たり前のことなのですが、案外とできていないこともあります。その一つとして、まず注意をすることとして身だしなみを整えることがあります。身だしなみを整えるという内容は社会人としては、当然のことですね。ところが、看護師の場合は色々な処置等をすることが多いので、自分が汚れていることについて鈍感になっていることがあります。
また時間に追われているので、それを確認する時間がないと思うこともあるでしょう。そのまま汚れている白衣で過ごしたり靴で過ごすこともあります。そのことについて、最初のうちは気をつけているのですがだんだんと気をつけなくなります。
それはとても危ないことなのです。患者さんは、お客さんではありませんが身だしなみがきちんとされていない看護師にケアをされると必ず不安になります。そのことを思って、きちんとした白衣、汚れていない靴でケアをすることを心がけるようにしましょう。特に気をつけたいのは、やっぱり靴ですね。寝ている患者さんは、看護師の靴に視線を落とすことが多いので、その時にどうしても見えてしまいます。汚れていないくつを履いている看護師だと、患者さんも安心することができます。その反対に汚れている靴を履いている看護師の場合だと、色々なことについて不安を持つようになります。そのことを思い、身だしなみは常に意識をして気をつけるようにしましょう。
・笑顔が大事
病院では、できるだけ生き生きとして働いていたいですね。患者さんに人気のある看護師というのは、笑顔で接してくれる人です。その生き生きした姿を見ると元気をもらうことが出来るので嬉しいという患者さんも多いです。
患者さんの中には、この元気な笑顔も素敵な看護師さんにケアをしてもらえるので嬉しいということを話す患者さんもいるほどです。入院生活の中で、患者さんは看護師と最も長い時間を過ごすことになります。その時間をともにする看護師の笑顔というのは,心が救われるようなとてもありがたい存在なのです。
看護師が働くのは色々な事が起きる病院なので、常に笑顔でいることはむつかしいと思いますがはつらつとした印象を与えて元気な看護師として患者さんに見てもらえるのはとても大切なことです。
・最初の印象をよくする
人とあった時に、第一印象でその人を判断することが多くなりますね。患者さんにとってもそのことがあるのです。まずあう看護師には、第一印象でこの人はいい人という印象を持つことがあります。笑顔が素敵だったりすると、その看護師に対してとても良い印象を持つことになるのです。その反対に、いつもブツブツ言って文句を言っている看護師に対しては印象としてよく持つ事はありません。
その後に、どんなにいい看護師になろうと思っても、最初の印象が強烈に残っている患者さんにとってはその印象を崩す事がむつかしくなります。その結果、時間を要してしまうのです。第一印象で良い印象を与えることにより、その後の患者さんとのコミュニケーションが取りやすくなり処置などもしやすくなります。最初の印象をよくすることは、その後が楽に動けると思っておきましょう。
・勤務前に受け持ち患者さんに挨拶する
日記に夜勤をする時に、その日の受け持ち患者さんについて把握をすることになります。リーダー看護師がその日の受け持ち患者さんを決める事が多いですね。早い場合は、前日に決めていることもあります。しかし当日に入院があったりする場合は、当日に受け持ち患者さんを決めることにより、決めやすくなります。
その受け持ち患者さんがわかった時点で、当日には本日に受け持ちことになった看護師である事を患者さんに伝えることはとても重要です。患者さんは、そのことを知っている事が多いです。今日は、どの看護師さんが自分のことを見てくれるのだろうと思っているのです。その時、看護師の方から挨拶をしてくれると、その時点でかなり不安が楽になります。この看護師さんが見てくれるのだと、安心することが出来るのです。
挨拶をすることにより、自分のケアをアセスメントし再確認することと、患者さんを安心させることができるのでとてもいいですね。
・患者さんは不安を抱えていることを再度認識する
患者さんをケアする時に、ちょっとイラっとすることがありますね。看護師である前に、人間として感情があるので患者さんに強く指摘をされたり、理不尽なことを言われたりすると、怒りの感情が起きることがあります。その時、人として対等に話をしたいと思う事だってあるのです。
しかしその時に、自分の感情を患者さんにぶつけてしまうのはよくありません。どんなことがあっても、我慢をする事が大切ということはありません。理不尽すぎる患者さんには、それ相応の対応をしてもいいときもあるのです。
しかしほとんどの患者さんは、不安を抱えているので正常な精神状態でないことを理解して行動するようにします。不安を抱えている人は、それを口にすることができないので態度で表してしまうこともあります。どうしてこんなことをしてしまったのだろうと、その患者さんを攻めたくなることがありますね。その時、一度立ち止まってその言動をしてしまった患者さんのことについて看護師としてアセスメントをすることが大切なのです。立ち止まり、一旦ナースステーションに持ち帰りそのことについてアセスメントするようにしましょう。
・家族を含めてコミュニケーションを取る
入院している患者さんにとって、看護師が一番身近にいる存在ですが家庭では家族が一番身近にいる存在となります。そこで、入院してくる患者さんと家族と含めて、ケアをすることも看護師の仕事です。
患者さんが入院をすることにより、家族の形も変わることになりそのことについてかなりのストレスを受けることになります。患者さんと家族は、どうしたらいいのだろうとしばらく戸惑うことになるのです。
そんな時、身近にいる看護師に相談をすることが多くなります。相談を受けたら、できるだけ速やかにその相談を解決できる形を考えてあげましょう。入院費などについては、ソーシャルワーカーなどと話をしてもらうことができるのでそのような窓口を紹介してあげるといいですね。
・苦手な患者さんの場合は上手く対処している看護師に対処を聞く
看護師として仕事をしていると、どうしても自分とこの患者さんは合わないと思うことがあります。ほかの看護師とは上手くコミュニケーションが取れているのに、どうしてなのかと迷うこともありますね。そしてそれは、どの看護師も経験をすることになります。全ての患者さんと誰ともコミュニケーションを取れる看護師というのは、そんなにいないのです。それは当然のことなのです。
そこで、色々な看護師と話をして、どうしていいのかコツを聞くことも一つです。どうしても対処できない場合は、コツを掴んでいる看護師に対応してもらうこともありです。
・何度でも信頼回復はできる
一度信頼を失うと、その後に患者さんと気まずいことになりますね。その後は、ドッと落ち込みます。その患者さんの受け持ちになると、憂鬱と思ったりします。
しかしその患者さんとプロの看護師として対応するためには、無理をしてでも対応をすることもあります。そしてその中で、ふとした時に信頼を回復できることもあるのです。決して諦めることはありません。
・敬語を基本として話す
患者さんと話をする時には、患者さんのことを敬い敬語で話をすることを基本としておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?看護師として、患者さんと良いコミュニケーションを取ることは、一番の仕事といっていいでしょう。そこからケアをすることができるし、仕事をスムーズに進めることができます。コミュニケーションが苦手と思う人でも、仕事を通じてそのことができるようになるので、心配いりません。しんぼう強く立ち向かって行きましょう。
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