看護師の転職を失敗しないために!良い職場を見つけるためのポイント

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#1545 2021/08/20UP
看護師の転職を失敗しないために!良い職場を見つけるためのポイント
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コロナウイルスの影響もあり、看護師は人手不足の状況が続いていると言われています。ですが、看護師の多くにおいて、「転職の成功率は、実はそれほど高くない」というデータがあります。せっかく入職したにもかかわらず、「こんなはずではなかった」と感じて、結果的に転職をくり返してしまう事例が多くある職業でもあるのです。
今回は転職に失敗してしまうのはなぜか?そして、転職の成功率を高めるコツについてお伝えします。

<看護師の転職は、なぜ成功よりも失敗が多いのか?>

人々の健康を守り、病気や怪我で苦しむ人たちを笑顔にできる看護師に憧れを抱く人は多くいます。しかし、看護師の離職率は高く、せっかく頑張って看護師を目指したのに、結果的にやめてしまう人がたくさんいます。
実際に転職を考えたとき、「同じことの繰り返しになるのでは?」「十分な経験を積む前に転職すると今後のキャリアに?がらないのでは?」などと、不安を感じる人が多いかと思います。
そのうえ、初めて転職する場合は転職活動の進め方自体が分からず、漠然と不安を感じる人もいます。そして看護師は資格さえ持っていれば、様々な病院・医療機関で働く選択肢があります。看護師の転職先は選択肢がとても広いのです。
しかし、転職した全ての看護師が転職を成功させているわけではありません。
私の経験上、転職をして失敗をした方も多く見てきました。
失敗した主な原因としては「労働環境」、「人間関係」、が挙げられます。
スキルUPや結婚などの前向きな理由よりも、人間関係や環境に関するストレスや不満などのマイナスな原因で退職する方が圧倒的に多いのです。私自身も、転職後に小規模なクリニックで、看護師として働いていました。
一方で、人手不足の職場環境であった為、雑務が非常に多く、残業の連続でした。しかも、常勤の看護師は私一人でしたので、仕事が多い上に、すべての責任がのしかかってくるような状況でした。
他の看護師仲間に相談したりすることもなかなか出来ず、精神的にかなりきつかったです。実際、他の職場へ転職した友人看護師の方々も、「想像していた以上の忙しさで体力的に非常にきつかった」、「人間関係が悪く、前の職場の方がまだ良かったかもしれない」といった声も多く聞きました。
しかしながら、私や友人看護師にも共通していることなのですが、「もう医療現場から離れたい」「看護師の仕事はやりたくない」と思い到ったことが今までにないのです。看護師という仕事、医療現場に携わることへのやりがいを、強く感じている顕れなのでしょうか。
だからこそ、看護師の転職においては、転職時のミスマッチをできるだけ防ぎ、入職後のギャップをなるべく減らしていくことが重要だと考えます。この記事を読んでいただいている方に私のような失敗をして欲しくないのです。

<看護師として新たに転職する際に、必ず確認しておきたいポイント>

ここからは、転職する際に、必ず確認しておきたいポイントについて説明したいと思います。

まずはなぜ転職したいのか、どんな環境で働きたいのかを具体的にまとめ、その後に条件の優先順位をハッキリさせましょう。
「年収」なのか「仕事内容」なのか「働きやすさ」なのか。自分が転職でもっとも優先することは何なのか。
しっかり考えておくと後々後悔しないと思います。

私自身、「看護師数が多く、上司に相談出来るような環境へ転職したい」という条件がまず第一優先でした。
もし、子育て中で夜勤ができないといった場合には、病棟のない日勤のみのクリニックを選んだり、キャリアチェンジして訪問看護を行なうといったことも検討してみるといいでしょう。

これから方向性を決めたいという方は総合病院への転職がオススメです。

なぜなら、総合病院は内科・外科・産婦人科・小児科など複数の診療科が集まっているからです。
入院施設も整っていて、いろいろな診療科で経験を積むことができます。
どのような方向性でキャリアアップしたいのかをこれから決める人は、総合病院への転職も視野に入れてみてください。

プライベートを充実させたいという方はクリニックがオススメです。

クリニックは多くが外来(無床)で、残業や夜勤はほとんどありません。派遣やパートとして働くこともできるので、ブランクのある人や、プライベートを充実させたい人に合っています。
しかし、病院によっては社会保険に加入できなかったり、退職金が出なかったりするので、転職を決める前に福利厚生が整っているか必ず確認しましょう。

また、自分の将来についてあまり真剣に考えておらず、「なんとなく」で生きている方ほど、転職活動に失敗しがちです。
真剣に、自分が将来どうなっていたいか。どんなところで働くことで、自分の将来像を現実のものにすることができるのか。それらをもっと真剣に理解することで、転職する看護師がその転職活動を成功させることができるはずです。
自分の中で求める環境が明確になったところで、帰宅後のスキマ時間や休日を利用して役立ちそうな情報を一つでも多く収集すると良いと思います。落ち着いて判断できる状況を整えたら、時間を掛けて集めた情報を判断材料にして転職先を決めましょう。

次に「求人情報」を確認すると良いでしょう。

勤務形態は?(2交代制or3交代制)、夜勤の頻度は?昇給の有無など、情報を見落とさないよう、求人から得られる情報は全て得ておくようにします。
しかし、求人や医院ホームページなどを見ても、職場の内情を完全にうかがい知ることは難しいのが現状です。なので、面接などで採用担当者と直接やりとりをする機会に求人情報では把握しきれなかった情報をできる限り質問し、疑問や不安を解消しておくと良いでしょう。
例えばですが、就業している看護師数や配置、入職後の研修体制、資格取得支援の仕組みなど聞いてみると良いかもしれません。その際、聞きやすい・話しやすい雰囲気かどうか、といった点も含めて話をして見ると良いでしょう。また、面接時間は限られていますが、その職場の実情を知るためのヒントはあちこちに隠されているので看護師や医師、さらには他の職種のスタッフの様子をしっかりと観察しておくと良いでしょう。

採用面接は雇用する側が応募者を見極める場であるのはもちろんですが、応募者側が「ここは自分が働く上で問題のない職場かどうか」を判断する場でもあります。
看護師の表情が暗く余裕がなさそうに見えるようであれば、疲れが取れないような過酷な労働条件で働いている可能性があります。
院内の整理整頓が行き届いているか、しっかり清掃されていて清潔感があるか、といった点も重要です。患者が使う場所が不衛生な状態になっていたりするようであれば、職場内のモラルが低い可能性も捨てきれません。問題がある職場は、最初に接触した時点で何かしらの違和感を覚えることがあります。初めて訪れる場所で、しかもごく短い時間で違和感があったということは、実際に毎日就業し始めたら違和感だらけだった、といったことになりかねません。
面接中は特に、こうした「見極め」の視点を持ち、職場の様子をしっかりと観察するようにしましょう。出来れば手帳などを持参し、気になる点があったら、メモしておくことをオススメします。
メモに記載した内容は忘れず、今後の転職先の良い判断材料となるからです。

また、患者向けの口コミサイトも参考になることがあります。

患者の立場になって対応できている医療機関であれば、患者からの評判も良いことが多いからです。一度参考にしてみはいかがでしょうか?
転職活動の時期についてもチェックすべきポイントです。特に、一番求人が多いのは新年度に向けた人材確保による案件が出始める2月、3月頃です。求人の絶対数が増えるわけですから、2月や3月の求人が多い時期に、より好条件の職場が見つかりやすくなります。また、看護師の転職や退職が増える季節、10月、11月も狙い目です。夏の休暇前後の6月、7月もベターでしょう。求人数が増えるタイミングを知り、それに合わせて転職活動をするのも成功ノウハウの1つといえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
看護師の転職は準備と確認が大切だと考えています。通常業務だけでも忙しいのに、さらに転職活動まで行うなんて無理だと思うかも知れません。しかし、たった1?2ヶ月の期間を準備と確認作業へあてることで、今よりも良い環境に身を置くことができるかもしれないのです。私も準備と確認を徹底し、転職を成功させました!この記事を読んでいる方もきっとうまくいくと信じています。事前リサーチと収集した情報の確認を徹底して、看護師としての転職を成功させましょう。

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