その病院大丈夫?看護師が転職する時いい病院を見極めるポイントとは?

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#1472 2021/06/09UP
その病院大丈夫?看護師が転職する時いい病院を見極めるポイントとは?
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転職を考えたとき、誰もが現在よりいい勤務条件で働けることを目指して、転職活動するものですよね。
もちろん、看護師も例外ではありません。
どうせ転職するなら、少しでも良い環境の整った病院で働きたいと思うものです。
では看護師が転職をする際、いい病院を探すにはどうすればいいのでしょうか。
少しでもいい病院を見極める方法を、これからみていきましょう。

看護師という職業は、勤務時間が昼夜を問わない点や、人の命に携わる責務を負っている点からも、精神的にも肉体的にも大変な職業です。
「激務」といっても過言ではなく、強い信念を持って職務についている人がほとんどですが、そんな中でも転職を考える人も少なくありません。
「勤務体系が私生活と合わなくなってきた」「人間関係がうまくいかなくなってきた」「もう少しスキルアップをはかりたい」など、転職を希望する理由も人それぞれです。
せっかく転職をするのであれば、少しでもいい環境の病院で勤務したいと思うものですよね。
では、看護師が転職先として選ぶべき「良い病院」を見極めるには、どんなポイントがあるでしょうか。

<複数の雇用形態がある病院>

看護師は、24時間昼夜を問わず業務に追われる仕事ですが、裏を返せば自分のライフスタイルに合わせ、働く時間を選択することができるということでもあります。
フルタイムでの勤務、土日のみの勤務、夜勤がない日勤専従など、雇用形態の選択肢が多い病院ほど、働きやすい環境ということです。
そのほか、時短勤務として働くなど様々な雇用形態がありますが、働くスタイルに合わせて給与にも影響が出てくることは言うまでもありません。
雇用形態によっては、つかない手当が出てきたりすることもあります。
あくまでも雇用形態を重視するのか、もしくは所得面を重視するのか、どちらにしても自分の目的に合った選択をすることが重要です。
そしてこれらのバランスを取りやすい病院ほど、いい病院といえるでしょう。

<在職している看護師の経歴>

看護師にとって「中堅」と呼ばれるのは、5年目から10年目の経歴をもつ人たちです。
この経歴を持った看護師の在職数が少なければ、その病院ではなく、よりよい環境の整った他の病院を選択している可能性が高くなります。
経験の浅い新人看護師が多い病院や、ベテラン看護師が多い病院のように、勤務している看護師の経歴年数に偏りがあるのは、あまり好ましくありません。
できるだけ中堅看護師が多く、在職している看護師の経歴年数のバランスが取れている病院がベストです。
バランスが取れているということは、いろいろな経験を積んだ看護師がそろっているということになり、お互いに学ぶ点も多くメリットにもなります。

<教育体制が万全>

医療の現場は日々変化し、目覚ましいスピードで進化を遂げています。
そのため、看護師として学ぶことはとても多く、毎日が学びの連続と言っても過言ではありません。
新人の教育はもちろんのこと、ある程度経験を経た看護師に対しても万全の教育体制を敷いている病院こそ、働きやすい病院の象徴です。
研修を実施したり、キャリアやスキルアップのための教育システムを整えている病院ほど、看護師のことを優先的に考えている病院だといえます。
病院の教育体制がどの程度構築されているか、下記のような項目をチェックしてみることをお勧めします。

①報・連・相の徹底

医療の現場に限らず、報連相の徹底はどんな職場でも重要視されるものです。
報連相の徹底は、働く人にとっていわば当たり前ともいえるコミュニケーションの1つですが、大事なことはそれが実施しやすい環境にあるかどうかということになります。
些細な事でもしっかり報告、連絡しやすい環境にあるか、相談しやすい人間関係にあるかどうかがポイントです。
とはいえ、入職前にこれを見極めることは難しいので、事前に現場を訪れてみて、雰囲気を確かめてみるのも1つの方法としてお勧めします。

②研修や勉強会が実施される時間

研修や勉強会はとても重要ですが、これらがいつどんな時に実施されるのかも大事です。
せっかくの教育制度も、自分の休日を削って実施されてしまうと、プライベートな時間が完全になくなってしまいますよね。
休日に実施するのではなく、できるだけ勤務時間帯に実施されている病院を選ぶと、看護師としてのスキルアップとプライベートの充実とどちらも両立させることができます。

③プリセプター制度やクリニカルラダー制度

新人看護師さんを教育するプリセプター制度や、看護師の能力段階を表示するクリニカルラダー制度が整っている病院は、看護師の教育に重きを置いている病院だといえます。
これらの制度は、看護師のとしてのスキルアップを重点的に考えているからこそ構築されたシステムだからです。
このような制度を積極的に導入している病院かどうか、いい病院の重要な見極めポイントとなります。

<有給休暇を取得しやすい>

看護師の仕事はハードワークだからこそ、休日がどれくらいあるのかはとても大事です。
特に有給休暇を取りやすい環境であるかどうかが、大きな意味を持ちます。
人手不足にあえいでいる病院なら有給休暇は取得しづらい傾向にあり、入職してからもなかなか取得できないということになりかねません。
求人に有給休暇の取得率を記載している病院もあるため、事前に確認することが大事です。
また、年末年始の休暇や夏、冬休みなどといった有給休暇以外の長期休暇が、取得可能かどうかも確認できるとなおいいでしょう。

<求人が滅多に出ない>

求人募集を滅多に見かけない病院ほど、いい病院といえる可能性は高くなります。
それだけ離職率が低いということだからです。
離職率が低いとは、即ち働きやすい環境が整っているということになり、そのような病院の求人を見かけたら、ラッキーといえるでしょう。
女性には、結婚や妊娠、出産とライフステージが大きく変わる節目がたくさんあります。
このような節目を迎えても、働き続けられる環境や、復帰しやすい環境であるかどうかはとても重要です。
産休や育休を終えて復帰している人がどれくらいいるかという点も、いい病院を見分けるときのポイントとなってきます。
反対に、いつも求人募集を見かける病院は、長期間勤続できる人が少なく、離職する人が多いということです。

<設備の充実>

看護師は、勤務時間が昼夜を問わないため、通勤に時間がかかることはマイナスポイントとなってしまいます。
だからこそ、通勤に時間がかからない看護師寮の存在は、とても重要です。
看護師寮や子育て世代のための保育施設などといった設備が充実している病院ほど、看護師のことを考えてくれている病院だと断言できます。
自宅が遠い人や新人看護師のために、看護師寮が準備されている病院。
また、小さな子供を持つ人が、子供を安全に預けられる場所を設けている病院ほど、看護師にとって働きやすい病院です。
保育施設においては、同じ病院の施設内にあるとなお、安心して働くことができます。

<人間関係>

どんな職場においても、人間関係は働きやすさを左右するものです。
それは当然ながら看護師においても例外ではなく、働きやすさを考えるうえで決して避けては通れない問題でもあるでしょう。
看護師の仕事は、1つのチームとして業務を行うことが多いため、人間関係の良し悪しが、チームワークとしての評価に直結してしまいます。
困ったことや悩みを気軽に相談しやすい人間関係が構築されているかどうか、連絡が密にとりやすい関係か、とても大きな意味を持つものです。
しかし、人間関係の良し悪しは、傍から見て判断できるものではありません。
事前に職場見学をさせてもらえることができれば、職場の雰囲気を知ることもできますし、人間関係の良し悪しを示す雰囲気を感じ取ることも可能です。

まとめ

看護師の仕事は、言わずと知れた「ハードワーク」です。
だからこそ、看護師が少しでも働きやすい環境の整った病院で働くことができれば、その先にいる患者さんにも利益をもたらすことになります。
残念ながらすべてがいい病院とは言えないからこそ、自分のこれまでの経験とその確かな目で、いい病院を見極めることが必要です。
どんな病院が自分にとって働きやすい「いい病院」になるのか、まずは自分自身の気持ちや、看護師としての信念を今一度確認してみましょう。
そうすることで、少しでもいい病院と出会うチャンスを、自分の手でつかむことができるはずです。

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