看護師の転職の際に良い・悪い病院の見分け方

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#1464 2021/06/01UP
看護師の転職の際に良い・悪い病院の見分け方
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看護師を続けていると、転職という物は何度か訪れると思われます。その転職する上では、やはり気になるのは「次に行く病院は果たして今より良い病院なのか?」という所が一番気になる所と思いますのでそういう所を伝えたいと思います。

看護師の転職について、正直にいうと給料より、その労働環境だったり、人間関係などが病院勤務には大きく関わってくると思います。 「良い病院」と言っても一概にはどのように良いとは言えませんが、評価をするポイントはあるので、再就職活動の際には「将来性がある病院」を見極める為のポイントを紹介します。

・経営陣の人を見る

その病院にとっての経営している人や、事務部門の幹部の人などの人柄という所は、凄く重要なポイントです。もしも経営陣の人たちが看護師や、スタッフに対して、思いやりに欠けていたり、看護師を下に見て経営する上で駒のように扱う経営陣だと、その職場環境は良くないと思われます。 特に経営陣の良くある所が、医師や、看護師や、スタッフなどは出来るだけコストを抑えて雇い病院経営に尽力するという姿勢の病院が凄く多いので、注意が必要です。患者さんの事を一番に考え、医師や、看護師とも意思疎通の取れた連携により、良質な医療を提供したいというスタンスが必要です。その様子は面接の時でも良いので、自分の気が済むまでこちらから聞いてみる方が良いでしょう。

・経営陣のビジョンが定まっている

診療報酬の改定もあり、病院経営にとっては凄く難しい時代にはなっていますが、その中でも、その病院はどのような経営方針があり、どのような戦略があるのか?その病院のビジョンが明確に示す事が出来ているのか?という点も凄く大切なポイントとなってきます。 病院の経営が上手くいっていてこその、設備投資や、医師や、看護師に対しての優遇なども厚くなってくると思います。それに加えて最も重要な患者さんへの医療もより良い物を提供できるので、その辺も加えてどのように経営陣やトップの人の考えを持っているのかは非常に重要となります。

・現場スタッフの意見が通る

実際に、現場で患者さんと接する事で、その現場の問題点や、その改善策という点は最も発見できるという物ですが、その問題提起や、改善策という物は、中々経営陣には通りにくい物で、その改善策に費やすコストを考える余りに、その現場スタッフの声は活かされない場合も多くあります。そして、そのような行動は、経営方針の判断にも大きく遅れをとる事となり、どれだけ現場の医師や、看護師などのスタッフの声を聞いてくれるのか、風通しの良い病院なのかという所も大きなポイントです。 このような所は経営陣より、現場の看護師などに直接聞いてみるのが最適だと言えます。聞いてみて経営陣に対して不満や、不安がある場合などは良く考えた方が良い可能性もあります。

・ブラック病院に気を付けるポイント

次のポイントはブラック病院を見分けるためのポイントです。実際に病院に見学に行ったときや、面接の時には気を付けてチェックしてみましょう。

・あらゆる転職サイトに求人が出ている

転職を考えると一番近道と言えば、求人情報サイトなどを見ると思いますが、そのような看護師転職サイトなどの、どのサイトを見てもその病院が掲載されているというポイントです。これは、その病院が慢性的な看護師やスタッフ不足に陥っている可能性があり、スタッフの定着率が悪い病院はやはりブラック病院の可能性も大いにあります。

・転職サイトでは注意する

現在の看護師転職サイトには、専任の担当の人が紹介してくれるサイトも多く、その病院の事を質問すると。「この病院は合う人にはあうと思います」などと、その病院に対して明確に返答してくれない場合は必ず何かあると思ってよいでしょう。 例えば看護師長がブラックな人や、精神論を押し付けてくるなどは典型的です。その他には、その担当がやたらと、その病院を押してくるなどは、その病院自体が慢性的に人手不足と思われます。こちらの理想を伝えても何かと口実を付けてやたらと押してくると注意が必要です。

・ベッド数より多い求人数を募集

これは、その病院のベッド数はその病院のホームページで公開されていますので、それを確認しベッド数より遥かに多い看護師の募集をされている病院は、常にそれだけの看護師が足りていないという事になり、その労働環境を想像するとブラック病院の可能性もあります。

・募集が経験者限定になっている

これは、看護師などのスタッフの募集は、今後の人員の補充や、新たに教育して看護師を育てるという募集では無く、今すぐ使える人員の募集となり、何処の病院でも今すぐ使える看護師など「のどから手が出るほど欲しい」に決まっています。 それを、教育、管理出来ないとなると、その病院の方針には無理がありブラック病院の可能性や、これからそうなりうる可能性もあります。

・病院に掃除が行き届いていない

これは、どの職場や、工場などでもいえる事ですが、例えその病院や建物が古くても綺麗に古い分は良いのですが、清潔感の無いのは問題で清掃が行き届いていなく、カルテや書類の整理整頓が出来ていない病院は、看護師を含め、その他スタッフの人為不足であると言えます。 病院の備品や、壁や、床の汚れなどがある場合や、廊下や手すりなどに、ほこりなどがある場合は気を付ける必要があります。 特に忙しい時こそ、整理整頓が必要になるので、そのようないい加減な経営陣の怠慢が現場スタッフまでに伝わっているかも知れません。

・看護師の身だしなみ

看護師自体の白衣や、髪型や、そらに看護師の顔色が優れないなど、その病院の働くスタッフを見ても分かります。例えば白衣が薄汚いや、髪が綺麗にまとめていない、化粧直しが出来ていない、看護師に笑顔が無いとなれば、ブラック病院に限りなく近く感じます。 つまり、看護師自体がそのような身なりに気を使う余裕もない、そしてそのような現場で誰も身なりについてなど注意する人も居ないという事になり危険な状態です。

・ナースセンターの雰囲気が悪い

これは、病院全体の雰囲気にも関わる事ですが、やはり女性が多いナースセンターですが、その雰囲気は見学に行って時には良く分かると思いますが、看護師に全く笑顔が無い、皆疲れた顔をしている、看護師長の話しを余り聞かないなど、その人間関係が分かりえると思います。そのような雰囲気を少しでも感じられたら、その病院は避けた方が良いかも知れません。

・求人広告などで給与が異様に高い

例えば求人広告で「経験5年目 大卒:月収35万円」と書かれて募集されているとすると、問題点としては、これに諸手当が入っている場合です。住宅手当、皆勤手当て、児童手当など全て入っているという事になれば、病院側は求人広告で高給与である事で人員を多く集めたいという趣旨があり、面接では自分の納得の行くように質問を良くするようにしましょう。

・病院見学で人間関係を感じる

面接前の病院見学に行くと必ず、看護師長さんなどが、病院内を案内してくれますので、その時には、病院内の事についても色々と説明されると思いますが、その時に看護師にとっては一番信頼される看護師長さんの人柄を良くチェックしましょう。 話し方が冷たかったり、質問に誠意をもって答えてくれないなどあります。その他現場で働いている看護師に対しての接し方や、その看護師の表情など良くチェックしましょう。 逆に看護師長さんは優しく接してくれるが、その現場の看護師は表情が暗く、看護師長さんとも接し方に違和感がある場合などは見送った方が良いかも知れません。

・求人広告の内容と違う

求人広告にはその勤務体制については詳しく書かれていない物なので、例えば早出、遅出などの変則の勤務体系があるとすると、早出だけど、勤務を終える時間は何時もと変わらないなど、年間休暇数などが明記されていないなどあれば、必ず面接などでは確認しておいた方が良いでしょう。

まとめ

・転職を諦めないで自分にあう病院は必ずある! このようにブラック病院など書き記しましたが、全ての病院がブラックという訳ではありません。中には小さな病院だけど、古い病院だけど患者さんの為に尽力されている病院や、看護師と医師と経営陣が一丸となって取り組んでいる病院などもあります。今回の記事を参考に諦めないでじっくりと探してみましょう。

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