あなたにとっての”いい病院”とは?よくあるテーマごとの見極め方をお伝えします

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#1463 2021/05/31UP
あなたにとっての”いい病院”とは?よくあるテーマごとの見極め方をお伝えします
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転職する際は、今より”いい病院”に転職したいですよね。”いい病院”とはどういう病院なのか、看護師さんの生活環境や価値観等によって変わっていきます。今回は、よくあるテーマごとに、転職先の病院を見極めるポイントをお伝えします。

はじめに

人によって”いい病院”の基準は異なる

看護師のみなさんは、”いい病院”と聞いてどのような病院を想像しますか?
今現在働いている職場は、どういった理由で選んだのでしょうか。また、これから転職する際は、どのような病院で働きたいでしょうか。
看護師さんそれぞれのの生活環境や価値観、新卒か転職か等のタイミングによって、”いい病院”であることの判断基準はそれぞれ変わってくることが考えられます。
転職を検討する際は、今現在働いている職場を辞めざるを得ない理由が存在することがほとんどです。看護師としてキャリアアップするため、家庭環境の変化、職場に何かしらの不満があるなど、人によって転職先に求める条件は様々です。
今回は転職活動をするにあたって考えられる、”いい病院”として上がって来やすい項目と、その項目の見極め方をいくつかご紹介します。

"いい病院"である基準例と見極め方

・残業の量が少ない所がいい

現在の職場での残業量に耐えられなくなり転職を決意した看護師さん、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。残業に関する情報は転職先のホームページ等では入手できないことが多く、インターンシップ等で実際に現場で勤務している看護師さんに話を聞くことが有効です。お昼休憩中や、インターンシップの終了間際に、日々の残業量を担当の看護師さんにこっそり確認しておくといいでしょう。また、朝の出勤時間を聞いて、始業時間前の前残業の情報も入手しておくことをオススメします。なお、インターンシップにや見学会については、年に数回開催している病院が多いです。転職を検討している病院の採用情報はこまめに確認しておきましょう。

・夜勤回数が少ない所がいい

現在の職場での夜勤回数が多く、転職を検討する方も多くいらっしゃると思います。夜勤が辛くなって転職する方の多くは、クリニックや外来などの夜勤業務がない所を選ぶことがほとんどかと思います。それでも病棟等への転職を検討している方は、なるべく夜勤の回数が少ない転職先を選びたいものです。おおよその夜勤回数については募集要項に記載されていることが多いですが、経験上、勤務する病棟によってかなり差が出ている印象があります。インターンシップ等で現場の看護師さんに聞くほか、他の病棟では月にどれくらいの回数夜勤業務があるのか、現場の看護師さんが分かる範囲でリサーチしてみることをオススメします。

・お給料が高いところがいい

自分の頑張りがお給料に反映されず、不満を抱いている看護師さんも多いことでしょう。基本的に、基本給や夜勤手当の金額は募集要項にて確認することができます。しかし、募集要項には載っていない情報もあるため、現場の看護師さんから情報提供してもらえると、転職後のお給料がより一層イメージできるかと思います。
特に、転職する看護師さんに確認してもらいたいことは、経験者として入社した際の基本給の相場です。ある程度経験があるにもかかわらず新卒の看護師さんと同じお給料だと、やる気が損なわれる恐れがあります。こちらは、看護師採用に関与している担当者に確認してみるといいでしょう。その他、残業代の申請方法(退勤打刻をした時間まで残業時間と見なされるのか、事前にその日の残業見込み時間を申請するのか、固定残業時間が設けられているのかなど…)も現場の看護師さん等に確認しておくことをオススメします。さらに、年末年始や祝日は特別手当としてお給料が増額するなど、病院独自で設けている手当もあるため、なるべく詳細に確認できるとなおいいでしょう。

・人間関係が良好なところがいい

人間関係は仕事をする上で切っても切れない重要項目です。どんなに他の条件がいい仕事であっても、そこで働くスタッフの関係性が悪いと仕事が長続きしない場合が多いです。人間関係を確認するには、インターンシップ等で実際に現場の看護師さんと行動を共にするといいでしょう。付かせてもらう看護師さんの上司や後輩との接し方、医師や患者さんとの関わり方など、いろいろなことがわかると思います。特に、お昼休憩時の休憩室内での雰囲気をよく味わってもらいたいです。仕事がひと段落してホッとしている時こそ、その人たちの人となりが現れることが多いです。すごく明るい雰囲気のこともあれば、誰も話さない静かな空気であることもあります。自分に合った雰囲気も、個人の性格や価値観によって異なるかと思います。特に、クリニックなどの少人数の規模の職場ほど、仕事で他の看護師さんと顔を合わせる機会が多くなります。そのため、人間関係の良し悪しが仕事の満足度に与える影響度は格段に増加します。自分が転職した際に、この雰囲気の現場で働けそうか、よく見極めてくださいね。

・日々の業務が忙しくないところがいい

現在の職場が忙しすぎるため、もっとゆっくり仕事をしたいと考えている看護師さんも多いと思います。現場の忙しさを判断する際は、まず看護師さん1人あたりの受け持ち患者さんの人数を確認しましょう。受け持ち患者さんの人数が多いと、行わなければいけない業務も多く、必然的に忙しくなっていきます。また、ナースコールが鳴る頻度や、業務時間中にナースステーションにいる看護師さんの人数を見てみることも有効です。ナースコールが多かったりナースステーションに滞在する時間が少ないことは、それだけ患者さんの対応に追われていることを反映しています。ただし、現場の忙しさは病棟によって全く異なるため、現場の看護師さんに比較的落ち着いている病棟を聞き込み調査してみてもいいと思います。
病院だけでなく、クリニックに転職を検討している方もいらっしゃるかと思います。その際は、1日の来院患者数や、看護師何名体制での勤務であるかを確認してみるといいでしょう。病院と違って、クリニックは経営者の考え方によって運営方法や業務体制が大きく異なってくる傾向が強いです。小さな規模のクリニックであると、インターンシップや見学会を開催している所は少なくなります。その際は、可能な範囲で患者として来院し、下見をしてみてもいいでしょう。

・子育てしやすいところがいい

お子さんを育てながら病院で勤務する方も多くいらっしゃるかと思います。子育てしやすい環境は、残業の少なさや夜勤回数なども関係してきますが、こちらでは子育てというテーマに特化してお伝えしたいと思います。子育てするために真っ先に思い浮かぶことは、院内託児所が充実しているかどうかです。現在は、子育て世代の就業継続を支援するため、病院内に託児所を設立している病院も増加しています。まずは託児所があるかの確認をしていただきたいですが、希望する職員全員のお子さんが入所できているかも確認することをオススメします。病院によっては定員オーバーになってしまい、入所できないお子さんもいるようです。また、病棟内に子育て中の看護師さんがどれくらいいるかも確認しておくといいでしょう。若手と年配に二極化している病棟では、独身看護師または子育てが落ち着いた看護師のみで構成されている可能性が高く、これは子育て中の看護師さんはこの病棟で勤務を続けることが難しいことを暗に表していることも考えられます。

・キャリアアップできるところがいい

決してマイナスな理由で転職を検討するのではなく、ご自身のキャリアアップで転職を検討される方も少なからずいるでしょう。このような理由で転職活動をされる方は、ご自身が転職先でどのようなスキルを身に付けたいか明確であることが多く、私がとやかく申し上げることは特にありません。大学院進学、認定看護師や専門看護師などの資格、海外の病院との交流等など、転職先の病院で習得できるであろうスキルは、採用側としても1つのアピールポイントとしていることが多いです。ホームページや募集要項等にて積極的に情報発信していることが多いため、定期的に確認してみるといいでしょう。

まとめ

以上、よくある”いい病院”のテーマと、その見極め方をお伝えしました。みなさんが思う”いい病院”の基準は登場しましたでしょうか。個人の価値観によって"いい病院"であることの基準は異なるため、今回紹介した以外にもテーマが存在すると思います。みなさんにとっての”いい病院”の基準が明確になることで、素敵な転職先と出会えることを願っております。

 

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