転職活動は在職中から!離職期間なしですぐに働きたい人向けの転職活動方法 

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#1455 2021/05/23UP
転職活動は在職中から!離職期間なしですぐに働きたい人向けの転職活動方法 
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看護師の転職活動は他の一般職と比べると比較的簡単といわれています。しかしいくら簡単と言われてもそれなりに準備をしたり労力はかかるもの。特に初めての転職活動ともなるとその苦労はひとしおですよね。中にはお金の関係やブランクを作りたくないという理由から普段の激務と並行して転職活動を行う方もいます。そこで今回は在職中からできる転職活動のポイントをご紹介していきたいと思います。

転職活動の流れは①上司への報告②使用媒体を決める③希望条件を考える④応募・面接⑤採用、と進んでいきます。
それでは一つひとつ解説していきますね。

①上司への報告

ずばり「私はこの職場をやめようと思っています。」と師長さんなどの上司へ報告することです。退職理由を穏便に伝えられるかな、怒られたらどうしようなど、転職活動のポイントの中でも一際皆さんが敬遠しがちなこの退職希望の報告ですが、これを一番目に持ってきたのには2つの理由があります。
一つ目の理由はシンプルに退職希望が通りやすいからです。自分の中で大体の退職時期(年度末やボーナスの後など)が決まっている方は出来るだけ早く報告をしましょう。
退職をするとなると被雇用者はもちろん雇用側にも各種保険の手続きや人事異動など様々な準備が必要となります。場合によっては新しい人材を確保しなければならないかもしれません。そのため、あまりにも直前の報告になると雇用側も運営が回らなくなるので退職時期が遅れたり引き止められたりと交渉が上手くいかなくなることになる可能性があります。早いに越したことはありませんが退職の3~6か月前には伝えられるようにするとベターです。
二つ目は精神的・身体的に楽になるからです。精神的な面は個人差がありますが「辞めることが決まった=終わりがみえてくる」ということから心の負担がすっと軽くなる方が多いです。また1年以上前などある程度前もって退職希望をだすことで委員会や病棟での役割を回避できることもあります。単純に辞めていく人に新しい仕事は振らないので業務量が増えづらいということです。

②使用媒体を決める

いざ転職活動を始めよう!となったときにどのように就職先を探すかを決めます。スタンダードなのは看護師専用の転職エージェントやハローワーク(職業安定所)、自分で探すです。それぞれの特徴は以下です。

・看護師専門の転職エージェント

担当のコンシェルジュと面談(電話やオンラインでできる会社もあります)をし、それをもとに何件か候補の病院やクリニック等を提示してくれます。エントリーや面接日時の設定などもすべて行ってくれます。また履歴書の書き方指導から面接対策(模擬面接やどのように答えたらいいのかなどを一緒に考えてくれます)を行ってくれるので転職初心者の方にオススメです。一人の顧客に対し1~2人のコンシェルジュが対応し、進捗状況を随時連絡してくれるので不安も少なく転職活動に打ち込むことができます。

・ハローワーク(職業安定所)

転職エージェントとは違いハローワークには無料で求人を載せることができるため非常に多くの企業の求人を見ることができます。またどこのハローワークからでも日本全国の求人を閲覧できるので思い切って遠方へ就職したい方にもオススメです。もちろん履歴書添削や面接対策も行ってくれます。転職エージェントと違い個別で担当者がつくことはないですが、裏を返せば二人三脚でする必要がないので自分のペースでゆっくりと転職活動をしたいという方に向いています。

・自分で探す

気になる職場が既にある場合や、自宅から徒歩〇分圏内がいいという強いこだわりがあれば自分で探してみるのも一つの手です。ホームページや求人雑誌で募集していないか確認してみましょう。一見募集をしていないようにみえても電話をすると面接を受けられたりするので、とりあえずやってみる精神が大切です。

③希望条件を考える

お給料、年間休日数、実働数、夜勤の有無、福利厚生等、転職先に求める条件を考えてみましょう。自分の経歴に対してこんな条件を挙げたら厚かましくないかなと思うような条件でも構いません。まずは思いつくままに希望を挙げていきましょう。初めから全ての希望を満たすような職場を見つけるのは不可能に近いです。しかしいくつかの求人をみているうちに、おのずと自分の中で譲れない条件や優先度がわかってきます。このステップを踏むことで転職活動の方向性が定まってきます。

④応募・面接

応募をする前に書類を揃えましょう。看護師の転職活動では履歴書と看護師免許のコピーだけ提出する場合も少なくないです。しかし中には職務経歴書を提出するよう求められる場合もあるので、その応募先に合わせて書類を準備してください。添削をしてもらうのがベストですが、インターネットにも看護師の履歴書の書き方の例等が載っているので参考にしてみてください。
そして一番緊張するであろう面接です。面接は苦手な人も多いかと思います。そこでお勧めしたいのが、紙にされるであろう質問とその答えを書き出し、いつでもスッと返せるようにインプットしておくことです。
なぜならば一問一答形式の面接ならまだいいのですが、「今の職場で一番印象に残っているエピソードはありますか?またそこから何を学びましたか?」など一度に複数の質問を投げかけられることが多いです。多い時には一度に5つもの質問をされるなんてこともあり、最初にされた質問が最早覚えていない…パニックになっちゃった!なんて事態に陥る可能性もあります。しかし事前にこの質問がきたらこう答えようと準備しておくことでパニックを最小限に抑えることができます。頭も口も回転が早い!好きな四字熟語は臨機応変です!という人以外は、どれだけ面接対策がとれたかが非常に重要になります。インプットだけではなくアウトプットも同時に行いましょう。看護師は接遇面も重要視されるので、文章以外のところもしっかり見られています。なのでアウトプットをする際は目線や声の大きさ、姿勢、表情にも気をつけてみてください。

⑤採用

採用が決まってもまだToDoリストは残っています。それは書類関係です。
◆現在の職場へ返却するもの
・健康保険被保険者証
・カードキーや鍵類
・通勤定期券
有休消化をして退職する場合は最終出勤日と退職日が異なります。その際の健康保険証はもちろん退職日まで有効です。しかし退職日以降は効力を失い、職場へ返却しなければならないので、その返却方法をあらかじめ確認しておきましょう。
◆転職先へ提出するもの
・雇用保険被保険者証
・源泉徴収票
・給与所得者異動届出書(住民税を特別徴収にしたい場合)
上記のものは退職時もしくは退職後しばらくして今の職場からもらうことができます(他にも離職票など受け取る書類がありますが、すでに次の職場が決まっている方には不要なので挙げていません)。退職が正式に決定すると事務が発行してくれるので特にこちらから催促する必要はありませんが、書類がきちんとそろっているかは確認しておきましょう。特に源泉徴収票は退職後、最後のお給料の振込が終わってから発行されるのでもらい忘れがないように気を付けてください。もし退職日から数か月経っても源泉徴収票が送付されない場合は職場に電話をして源泉徴収票を発行してもらう必要があります。源泉徴収票は新しい職場で年末調整した際に還付を受けられる可能性があるのでしっかり保管しておきましょう。
また企業型確定拠出年金(企業型DC)に加入していた人は、転職先に企業型DCがあるかどうか確認し、資産の移管手続きを行う必要があります。職場の担当部署にあらかじめ確認しておくことをおすすめします。転職先に企業型DCがある場合は求人情報の福利厚生と一緒に記載されていることが多いです。

そして忘れてはならないのが引継ぎです。委員会や病棟での係、受け持ち患者の情報などを後任の人が困らないようにきちんと引継ぎしておきましょう。退職する側も残る側もお互いに気持ちよく働けるよう気配りすることが社会人としてのマナーといえます。

まとめ

以上が転職活動の流れです。実際に在職中から転職活動を行う方はたくさんいます。在職中に転職活動を行っても3~6ヶ月程で次の職場が決まる方が多いようです。この流れを把握しておくことで大まかなスケジュール調整を行ったり、できるだけ負担の少ない充実した転職活動ライフの手助けになれば幸いです。皆さんが新しい職場でも生き生きと働けることを祈っております!

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