看護師の就職における履歴書・面接のコツ

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#1440 2021/05/08UP
看護師の就職における履歴書・面接のコツ
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看護師を目指す皆様は、どこの病院に就職したいか決まっていますか?出来るだけ安定した大きな病院に勤めたいと思うのは誰でも思うことではないでしょうか?人気のある病院に勤めるには履歴書や面接が非常に重要になってきます。そのポイントをわかりやすく表記したいと思います。

看護師として勤める以上、あこがれの救命センターやICU、専門領域の科に就職したいと思うのは誰もが考えることです。学生の時に実習を行ったと思いますが、その時に自分もどこどこの病棟で働きたいと希望や夢を持ったのではないでしょうか?また災害や自分自身・身内が病気で治療を受けたときに間接的直接的に看護を受けたときにこんな看護師さんになりたいと思ったこともあるでしょう。

きれいな職場、大きな組織、安定した収入、将来が考えられる病院と自分の希望をあげればきりがないくらい浮かんできますよね。私もそうでした。でも実際に就職活動を行ってみると大きな課題がみえてきます。それは履歴書です。看護学生さんは、きちんとした履歴を書く機会は就職時のみといっても過言ではないと考えます。実際に履歴書を記載してみると、意外と空白なスペースが多くみられ、「私、これで大丈夫だろうか?」と不安になることがあると思います。書ける資格と言えば、普通自動車運転免許のみとかよくある話です。

①履歴書で差をつけるポイント

履歴書には資格欄や職歴欄があります。
そこは自分を面接官にアピールするポイントになります。何もないでは、履歴書での審査の段階である程度ふるいにかけられていることもあります。「勉強をがんばった。」と言う人もいるでしょうが、学生が看護師として就職先を選ぶ際に提出する書類の中には、成績証明書というものがあります。
もし自分が勉強を頑張ったというのであれば、成績証明書はとても有効なものになりますが、成績は普通であれば、残念ながら書類上頑張ったとはなりえません。
そこで資格欄に少しでもアピールするものが必要という事になってくるのですが、「そんな簡単に資格なんでゲットできない!」と思いますよね。
その思い込みは違いますよ。
一日でとれる医療資格は探せばあるんですよ。医療者じゃなく学生でも取得できる資格としてアメリカ心臓協会BLSプロバイダー資格があります。これは一次救命処置の資格になります。
アメリカではBLSプロバイダー資格を保持していない人は病院で働くことが出来ないと決まりがあるように、医療者として当然持っておかなければならない資格になります。
この資格は一日で取得することが出来ますし、専門的な勉強はあまり必要ではなく、コースの中でわかりやすく説明してくれるので安心して受講することが出来ますよ。ただし、有効期間が2年間という縛りがあるので、その点は注意が必要です。
あと消防署などで行われる上級救命講習というのもあります。これは無料なのですが、一般人よりな講習となるので、今から医療現場で働く人にとっては、あまりお勧めはしません。
その他にも、災害ボランティア活動を行ったり、高齢者施設でのボランティア活動なども履歴書に書ける事柄になるので、勉強も大切ですが、自分自身をアピールする活動履歴を作っておくことも大切ですよ。
職歴欄:看護師として現在勤めている、もしくは看護師として勤めていたけど何かの事情で看護師を辞めたという人も沢山いると思います。職歴は自分をアピールするための宝箱みたいな部分です。
内科で勤めている経験が長い場合は、採血や心電図などの手技がアピールポイントになりますし、外科で勤めている経験が長い方は、外科的な処置の介助が出来たり、消毒の手順がしっかりしていたり、手術後の患者さんを観察することできるなどその科その科でポイントは必ずあります。自分の行った経験は財産です。し職歴を記載しながら、自分が過去に何を行ってきたのかをじっくりと振り返ってみましょう。

②履歴書は手書き?それともPC?

最近の看護学生や転職希望者の中には履歴書をPCで入力する人が増えているみたいです。時代の流れですね。
私の時代にも数名はPCで履歴書を記載している人を見かけましたが9割は手書きでした。
私の病院の面接担当者に話を聞くと、「PCで記載しているほうが読みやすい。」「字が小さくないから助かる。」などの意見も聞かれました。
その一方「手書きじゃないと、その人の気持ちが伝わらないよね。」「字は人を表すからね。」という意見もありました。どちらかというと、今現在でも履歴書は手書きの方が良いという印象を受けました。手書きのデメリットをうめるためにも、見やすく綺麗な字で記載することを心がけた方が良いでしょう。字を書くのが苦手っという方もいると思いますが、そこは丁寧にゆっくり書くことや、鉛筆で下書きをしてからボールペンで記載するやり方をとってみてはいかがでしょうか。

③特技/趣味

今考えると、こんな項目を聞いてどうするの?って思いますよね。でも多くの面接を行う立場になると、他者との差別化を図るうえで重要なポイントになるんです。就職試験は大変多くの学生が受験します。
人気の病院では数百人以上の人が受験します。それを一人ひとり面接しなくてはならないとなると、一定の条件をクリアできない人はボツっとなります。その一定の基準と言うのが成績であったり、活動内容であったり、悔しいですが大学卒業であったりします。
学歴についてお話しすると、関東関西は比較的大学のブランド志向がなく、専門学校でも大学病院に入ることが出来ます。しかし九州はいまだに大学ブランド志向が残っており、専門学校→短期大学→大学という評価になっています。中には書類で落とされるケースもあり、卒業した学校で選別が行われている現状があります。
そこで、もし、AさんとBさんが甲乙つけがたい状態になったときに趣味や特技で、医療現場での対応力がありそうだっと判断されたら特技や趣味があるほうが採用されるという流れになります。部活をやっていたなら、そのことを記載し「全国大会に出場しました」と書くと、熱心・根性があるという連想につながるかもしれません。適当に書くのではなく、自分が誇れる内容を記載するようにしましょう。

~面接でのポイント~

面接で聞かれることは、大体決まっています。
①「なぜうちの病院を選んだんですか?」
②「自分の長所と短所はなんですか?」
③「あなたの看護感を教えて下さい。」④「うちの病院で働いたらどんな看護師になりたいですか?」という内容です。


①当然選ぶ以上はどのような病院でどのようなことに取り組んでいるのかをしっかりと把握しておきましょう。事前に見学が出来るのであれば見ておくことが重要ですし、働いている職員に実際の現場の情報を聞くのも大切です。
②長所と短所はマイナスにならないようにしましょう。つまりプラマイゼロ、よく言ってプラスになるような文言を用意しましょう。例えば長所「何事にも興味を持ち、一生懸命努力することです。」短所「沢山の事に興味をもち専門性を深めようとすることから自分の時間を上手に使えないときがある。」などです。
③看護感とは看護師として働くうえで大切にしている気持ちなどですね。直感で答えるのではなく、あらかじめ自分はどのような看護師なのかな?と自己分析しておくと良いでしょう。
④病院で勤める以上、専門性も持ったプロフェッショナルになるか、後輩を指導して育成する立場になるか、患者さんがこの病院で良かったと思える看護師になるかなどです。
それぞれは漠然と答えるのではなく、専門・特定看護師になりたいとか、教育指導に興味があり実習指導者などを行い貢献したいとか、患者さんに安心感を与え看護力で患者さんを元気に出来るような存在になりたいなどです。
履歴書と面接は人生を左右するイベントの一つです。しっかりと用意・準備することで、対応できる幅も広がります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?履歴書の書き方と面接でのポイントをわかりやすく記載しました。履歴書は早い段階で実際に一度書いてみるのも良いかと思います。面接官になったつもりで自分の履歴書をみてみましょう。すると質問したい内容が見えてくると思いますし、履歴書で薄いなっと言う部分もわかると思います。そこがわかれば面接時の対応策が見えてくるのではないでしょうか?自分の理想の看護師になるためにも頑張ってください。

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