現役管理者が伝える 介護士の転職のすすめ

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#1439 2021/05/07UP
現役管理者が伝える 介護士の転職のすすめ
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介護業界は現在、人手不足の状況にあります。特に若者からの参入が少ないように感じていますので、これを機に介護のことを知っていただき、就職または転職に介護を選択してくだされば幸いです。

【はじめに】

介護の業界はどんなところなのだろう。世間では介護業界に関してよい面悪い面もいろいろと言われております。又、悲しいことに高齢者福祉説などにおいて介護職より虐待が起こったニュース等、数多くの報道を耳にすることがあります。このような事件化になるまで行っているところはほんの一部なのですが、それがほとんどの施設で行われているかのようなイメージさえ持たれてしまいます。この記事では、自身の体験談をもとに介護の魅力等を発信し、就職を考えている方・転職を考えている方など、介護の世界に足を踏み込んでもらえるようなきっかけになってくれれば幸いです。

【施設の形態を知ろう】

介護と一言で言っても、実は介護の仕事はどこも同じという訳ではありません。なぜなら求められている役割そのものが違うからです。介護施設は大きく2パターンに分類することが出来ます。一つは特別養護老人ホーム・グループホーム・有料老人ホーム等、いわゆる入所系の施設です。ここでは、終の棲家を施設とし、日常生活を一人で送るのが困難な方がほとんどです。もう一つは、デイサービスやリハビリデイサービス、訪問介護や訪問看護などの在宅系サービスです。こちらは自宅が拠点となり、日常生活の一部が困難な方の場合が利用するサービスです。このように役割が違う中で、自分がどの分野に向いているのかを見極めていく必要があります。例えば、自分は人前に出るのがすごい苦手なタイプという人がデイサービスに就職したらかなりやりにくくなると思います。デイサービスは入所系の方々に比べたら、介護度は低いことが多いです。つまり、元気な方が多いということになるので、デイサービスに求められるのは生活援助もそうなのですが、その場を盛り上げて楽しい気分にさせるのかも一つの重要なキーポイントになります。人前に出て司会をして場を仕切ることが多い職業でもあるので、人の前に出て話すことが苦手な場合、あまりお勧めはしません。もちろん施設により特色が違うことはありますので、しっかりと就職を決める前に見学などを通して見極めていく必要があります。ちなみに、入所系の施設でしたら大勢の人前で話す頻度はデイサービスに比べたら格段に低くなります。その分、個々の生活を支えていくことが重要になる役割ですので、排泄介助や食事介助などがメインになってきます。

【就職準備 施設を探そう】

大体自分がどのような分野で活躍できそうなのかを絞れたら次は就職に向けての準備に移ります。これも2パターンあり、自分で見つけ出す方法・サイトを利用する方法の2つです。私はそれぞれ試してみましたが、いくつかメリット・デメリットを紹介していきます。まず、自分で見つける方法ですが、新卒の方や介護未経験の方はあまりお勧めはしません。なぜなら、介護の施設形態は一つの地域だけでもかなり存在し、少しホームページを読んだだけでは正直施設の特色まではつかめにくいのが現状です。自分で見つけ出す人におすすめなのは、一度は介護の世界に飛び込んで何らかの理由で離れ、再度介護の世界に飛び込もうとする方にお勧めです。一度介護の世界に足を踏み入れていれば、大体どういう施設なのかというのは感覚的にわかります。又、後でも紹介しますが、サイトを利用する方法のデメリットとして、地域すべての施設の求人が集まるわけではありません。施設の中には広告費がかかるというコストの観点から自社のホームページのみで求人公開している施設も多数あります。自分にはこういう施設が向いているというある程度固まったりそうであるならば、地味な作業にはなりますが、一つ一つ検索をかけて探してしまうほうが後々のメリットは高いです。そこまで自信がない人に紹介するのが転職サイトに登録することです。転職サイトに登録すると、まずは担当者とお話しすることになります。希望条件などについて向こう側も把握したいので、自分の要望を正直に伝えていきましょう。転職サイトに登録するメリットとしては、自分が何もしなくても向こう側が求人案件をリストアップしてくれますので、こちらの手間が省けます。又、お金はかからない無料というところも魅力的なところです。一つアドバイスなのが、転職サイトは一つではなく複数登録するほうが可能性が拡がります。なぜなら、サイトによって求人情報を提案してくる施設が異なるからです。会社としてはいくつも求人サイトに依頼をかけるわけにもいきません。その分、会社が支払わなければならない金額も増えるからです。ですので、サイトを複数登録することで本当に自分に合った施設を探すことが出来ます。ちなみに私は3社ほど登録をしました。

【就職準備 面接対策】

施設との面談が決まれば、書類選考があり、そこを突破すると面接があります。施設によって異なりますが、大体二次面接まである場所が多いです。一次面接は主任クラスの人が対応し、二次面接は統括責任者や場合によっては経営者が出てくることもあります。面接において準備物としては履歴書や職務経歴書等が求められます。服装は言うまでもなく、きちんとした服装で対応するようにしましょう。ジーンズなどはNGです。最低限、きちんとした格好でのぞんでください。面接で聞かれる項目は人によって違います。私も採用担当ですので、私の観点が入ってしまう内容になりますが、こういうところを準備したほうが良いというポイントをお伝えします。採用担当として気になるのは志望動機です。先ほども記しましたが、介護施設というのは一つの地域を取っても数がかなり多いです。ホームページを見ても大体高齢者の尊厳や自立支援の援助、職員が働きやすい環境等、言っている言葉は大体似たような言葉が多いです。正直、他施設との差別性をあげたうえで面接を受ける会社の良いところを伝えるというのはかなり介護に対して知識がなければ至難の業です。ですので、ここは自分の熱量を相手にぶつけるのが良いと思います。自分はどういう介護がしたい等の熱量で勝負すると、少なくても相手の心は動いてくれると思っています。一緒に仕事をしていくうえで、どうせなら熱量がある人のほうが良いと採用側は考えます。そして次期幹部候補などをもとめてくる会社もたくさんなると思いますので、この会社の幹部になるくらいの気持ちをもって熱量をアピールするのが良いと思います。私は今の会社に就職するさい、経営者にかなり熱量持って勝負しました。「自分は今までこういう介護をしてきたが、いくつかの後悔が残っています。私が目指す介護は●●です。それを御社で実現をしていきたいと思います」などの発言を行い、一発で管理職に就くことが出来ました。もちろんこの方法が正絶対にしいわけではありません。あくまで参考例として受け取っていただけると幸いです。

【最後の試練 モヤモヤタイム】

面接が無事に終わって少し安心する心も生まれますが、少しするとモヤモヤタイムに突入します。合否の判定が出るまでには大体1週間くらい時間をかけてくるケースがあるからです。ちなみに私の場合は倍の2週間ありました。かなりモヤモヤした気持ちになります。ダメだったらどうしよう等の気持ちに押しつぶされそうになりますが、最後まで自分のやってきたことを信じて、その時を待ってください。採用ということであればその分喜びも跳ね上がります。

まとめ

介護や他の仕事でもそうですが、就職できたからといって終わりではありません。むしろ、ここからスタートなのです。介護職になったあなたの目の前にはたくさんの高齢者の方々がいます。認知症の方・精神疾患を持っている方・片麻痺の方など、様々な方々が日常生活を送ることが困難ケースであり、あなたの助けを待っています。あなたの力でその方の人生が変わります。それが介護の魅力の一つです。ぜひ、高齢者の方々の生活を支える一つの希望となってください。

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