就職を目指す看護師にとって欠かせない自己PRのコツ

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#1419 2021/04/17UP
就職を目指す看護師にとって欠かせない自己PRのコツ
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新卒の看護師が就職活動で成功するためには自己PRを重視する必要があります。
この記事では就職を目指す看護師が内定を勝ち取るためにどのような考え方で自己PRの内容を考えると良いかを、面接でどのようにして自己PRすると高い評価を受けられるかを紹介します。。

新卒の看護師が就職活動をするときには自己PRの仕方で悩みがちです。他の応募者と比べて自分の方が採用する魅力があると考えてもらえないと内定は受けられません。差別化を図る上で最もアピール力があるのが自己PRなので、どのような内容にしたら良いかで迷うのも当然でしょう。
この記事では就職活動をする上で重要な自己PRの準備方法を解説します。具体的な手順を理解し、さらに面接でどのようにアピールすると良いのかを確認しておきましょう。

・新卒の看護師の自己PRはどのようにして準備すべきか

新卒の看護師が自己PRの準備で苦労するのは、どのような考え方で内容を決めるとアピール力があるかを理解できていないのが主な理由です。看護師が転職をするときにはアピールすべきポイントは明らかでしょう。今までの業務経験をアピールすれば戦力として有力だと理解してもらえるからです。
業務経験がない新卒の人が、他の新卒の人と差別化を図るには自分の長所をアピールするのが大切です。ただ、むやみやたらに長所を伝えても、本当に採用したら活躍してくれる看護師なのかどうかを応募先の施設が判断するのは難しいでしょう。高い評価を得るためには以下のような手順で自己PRの内容を決めるのが効果的です。

1.応募先の施設での看護師の役割を調べよう

自己PRを通して採用したいと考えてもらうためには、働き始めたらきっと看護師として必要な役割を果たしてくれる人材だと思わせる必要があります。つまり、自己PRでは応募先の施設で求められている看護師の役割を的確に果たせることを示すのが最も重要なのです。
そのため、自己PRの準備をする最初のステップは、応募先の施設での看護師の役割を調べ出すことです。看護師の職務内容や施設の雰囲気、医療チームの体制などを調べてみましょう。オフィシャルサイトや医療関係者向けのパンフレット、医療情報サイトや求人票の記載内容などから看護師に求められている役割が見えてきます。教科書通りの看護師像ではなく、応募先の施設で求めている看護師像を見出すのが大切です。


2.自分の長所と短所をリストアップしよう

新卒の自己PRでは長所をアピールするのが基本なので、自己分析をして自分の長所をリストアップしましょう。自分が得意としていることや、人から褒められた経験のあることを書き出していくだけで長所が見えてきます。このときに自分の短所にも気付くことが多いので、長所と合わせてリストアップしておきましょう。
自分の長所がよくわからない場合には同じ学校の学生や先生、あるいは家族や友人に話を聞いてみましょう。就職活動をするときに自分の長所がわからずに悩むケースはよくあります。先生や両親であれば状況を察してくれて適切なアドバイスもくれるでしょう。友人なら率直な意見を言ってくれて、新しい発見があるかもしれません。信頼できる人を何人か選んで話を聞いてみると、自己分析だけで済ませるよりも客観性の高い分析ができます。

3.短所を長所に読み替えよう

長所と短所をリストアップしていくと、短所が意外なほどにたくさんあるのが悩みになる場合もあります。しかし、短所が多いのは決してマイナスではありません。短所は長所の裏返しなので、長所に読み替えておきましょう。
例えば、短気であまり我慢ができないというのは短所と考えられます。しかし、気が短くて我慢しようとするとイライラしてしまうなら、待っていないですぐに行動を起こそうとするでしょう。物事がスムーズに進まないと気が済まないので、工夫をして円滑に進行させられるようにするはずです。つまり、行動力が長けている、問題点を見つけて改善する力があるといった長所に読み替えることができます。
個々の短所を長所に読み替えていくと長所の数がかなり増えるでしょう。多数の長所があれば応募先の施設ごとに適切なものを選んでアピールできます。
面接では短所は何かと聞かれることもあるので、このような読み替えをした結果もリストアップをしておくと対策になります。短所を述べた上で読み替えた結果を説明すれば短所に関する質問の回答を通して自己PRをおこなえるからです。

4.応募先での看護師の役割と長所を結び付けよう

就職のときに自己PRで伝える長所は多くても2つ、できれば1つに絞り込むのが大切です。採用担当者は大勢の就活生を見ているので、この人はこういう取り柄がある人だとはっきりとした位置付けができる方が記憶に残ります。たくさん長所があっても結局どういう人なのかがわからないと思われると採用候補から外されてしまうかもしれません。
どの長所を取り上げるべきかは応募先での看護師の役割と結び付けてみることではっきりとします。応募先の施設で理想とする看護師像をイメージして、どの長所をアピールされたら魅力的かを採用担当者の視点で考えましょう。
この対応付けが適切にできていれば自己PRで成功できます。看護師の役割の調査がきちんとおこなえていたことが前提になるので、この時点でもう一度、志望先の施設でどんな看護師が求められているのかを調べてみるのも良い方法です。

5.その長所を説明するエピソードを考えよう

どの長所を取り上げるかと決めたら、その長所が自分に備わっていることを自己PRで伝える必要があります。何も根拠がないと信用してもらえないので、長所の根拠を過去のエピソードを通して伝えましょう。
どのようなエピソードを使って説明しても問題はありませんが、学業や病院実習などのエピソードであれば説得力があります。最近のエピソードなので間違いなくその長所が備わっていると理解してもらえるでしょう。看護師の業務とのつながりも見て取れるため、看護学校に通っている間のエピソードから探すのが基本です。
しかし、学業のエピソードから長所を説明するのは難しい場合もあります。サークル活動やアルバイト、高校時代の部活動などでのエピソードでも、長所を伝えるのにわかりやすいものがあるなら候補にしてみましょう。家庭生活などの日常のエピソードでも大丈夫です。ただ、古い内容や日常の中の話題の場合には作り話と疑われるリスクもあります。使用するエピソードが決まったら家族や友人に話してみて、信ぴょう性があるかどうかを評価してもらうのが大切です。

・面接で高い評価を受ける自己PRの仕方

自己PRの準備では内容と決めるだけでなく、面接で高い評価を受けられるように伝える練習をしておくのも重要です。自己PRの流れは結論から始めるのが最も重要です。自分の長所を明確にして、就職したらその長所を生かしてどんな看護師として活躍したいと考えているのかを伝えましょう。その上でその長所が自分に備わっている理由をエピソード通じて説明します。そして、その長所がなぜ現場での活躍につながるのかを添えましょう。
最後にもう一度自分の長所を言い換えてまとめる程度で自己PRは十分です。長すぎると印象が悪くなるので1分~2分くらいを目安にして話せるようにしておくのが良い方法です。
面接の際には1分で自己PRをしてくださいというように、時間を指定されることもあります。1分でまとめた端的なストーリーと、2分弱の詳しいストーリーを両方考えておいて臨機応変に使い分けられるようにしておくと完璧です。面接官の様子も見ながら短くまとめるべきか、長く詳しく話すべきかを見極められるとより高い評価につながるでしょう。何度も練習して滞りなく話せるようにしておくのも重要です。

まとめ

面接での自己PRは新卒の看護師の就職活動におけるキーポイントです。準備の段階でどうしたら良いか悩んでしまったときには、ここで説明した流れで内容を検討しましょう。内容をきちんと吟味し、的確に伝えられる準備をしておけばきっと高い評価を受けて面接を乗り越えられます。の施設で働きたいかを明確にすることで自分にとってプラスになります。

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